秘密: トップ・シ-クレット (1) (ジェッツコミックス)

著者 :
  • 白泉社
4.03
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本棚登録 : 1997
感想 : 240
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592132349

感想・レビュー・書評

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  • お薦めしたい漫画の上位に入ります!!!
    人間の本質を扱った作品だと思います。

  • いやぁ、清水玲子、すごいなぁ。彼女の作品からは「芸術」を感じる。舞台はSF的なんだけど、描く本質は、人間の業とか弱さとか倫理といった古典的なテーマ、つまり物語の原初のスタイルを踏襲していると思う。

    ただし、絵は昔に比べてちょっと雑?と思える箇所がいくつか。

  • 1〜2巻まで読了。
    清水玲子は月の子で馴染みはあったんだけど、輝夜姫は途中で挫折しちゃったんだよなあ…。

    〈1〜2巻のネタバレあり〉
    このシリーズは1巻最初に収録している話(読み切りだったのかな?)を雑誌掲載時に読んだきり、気になっていた作品。
    だから、読む前は、読み切りの舞台だったアメリカのまま、登場人物も一緒だと思ってた(笑)。日本に移っていたのかあ。

    予期せずグロいシーンが多くて、最初うわっと思ったけれど、相変わらずの美しい絵。ていうか、線だとか余白だとかが美しいんですよね。どちらかというとデザイン的な感覚。
    月の子で、虫が大量に出てきたり、魚が空中を泳いでいたりするシーンの美しさ&気味悪さが衝撃的で、今でも眼に焼き付いている。

    耽美寄りの作家って、大抵「解体されたヴィーナス」の影響を受けるんだなーと思った。最近読んだ、「一八八八 切り裂きジャック」でも出てきたし。それとはっきり言わなくても、似たようなモチーフがよく出てくる。
    イタリア旅行のときに、フィレンツェのラ・スペコラ博物館(「解体されたヴィーナス」他、解剖学蝋人形が収蔵されている博物館)に行って実物を見ておいてよかった。

    ストーリーもやっぱり面白いんだけど、端々に背徳の匂いがするので広く人には勧めにくいな…^^;
    2巻まで読んで、好きな話は新人捜査官天地さんが出てくる話かなー。
    作中での夢の解釈と、清水先生がビジュアル化した夢の世界が面白い。最近、映画「インセプション」を観て「夢」に興味があるせいもあるかもだけど。
    たしかに自分も、美しく、壮大で、現実離れした夢の世界を稀に見ることがあるけど、なるほどそういうことか、と思って。
    あと、読んでいる過程で結末を予期させる、夢の中での天地さんが悲しくて切ない。
    そして、ジャケットを掴んでいる手に、切なくなるのと同時にぞっとする。読者の感情を揺らす、そのさじ加減がつくづくうまい作家だな、と思う。
    ラストシーン、最後の夢も泣ける。うう…

    あと、同じく2巻収録の平井少年と飼い犬のエピソードにうるっとしてしまった。
    美少女の殺人鬼?そんなんどーでもいーわ!><
    と思ってしまったほど、このエピソードがよかった。

  • ずっと気になっていてうん年・・・越しで。
    薪さんめっちゃかっこいい・・・・
    ストーリーはぶっ飛んでるなぁと思ったとこもあったけど、切なくさせる人間関係と美しい絵でやられた・・・

  • やってることグロいけど絵があっさりしててきれいなので全然平気です。もし私が脳見られることになったら死ねるね。死んでるけど。

  • 女性漫画家の描くSF系ってどうも似たり寄ったりな世界観な気がしていますが、これもその一つかなぁ。

    でも結構面白い。
    グロ系はどうしても駄目な私ですが、すらすらと読めました。
    絵のグロさよりも内容の方がグロイかなー。

  • これを初めて見たのは読みきりで掲載されたとき。
    怖くて悲しくて泣いてしまった記憶があります。

    大統領殺人事件と秘密の恋の話です。命をかけて守ったものを、誰にも知られないために破り捨てた…。秘めておきたい気持ちさえも暴いてしまう、脳に溜められている記憶を再生する技術。

    近未来、そんな技術が犯罪捜査に革新を与える。

    …そのちょっと前、プライバシーや尊厳の問題からまだ大っぴらには技術を使えない科学警察研究所の「第九」に持ち込まれる稀な犯罪ケースがメインのストーリー。

    清水先生といえば美しい絵柄に定評のある漫画家さんですが、そんな美麗な絵柄で細かく描かれる脳や死体は、グロを通り越します。
    ガン見しましたよ。えぇ。すっげえっつってw

    とても濃いお話の連続で、どの巻も読み応えバツグン。
    正直、読みきりの完成度が高くて完全に完結していたので、まさか連載になってこんなに長く続くとは思ってもなかったけど、これは正解です。

    犯罪捜査のためとはいえ、死者の無念を晴らすためとはいえ。
    自分だったら、記憶を覗かれるのはいやだなぁ…
    でももし大事な人が謂れのない目にあって死んで、犯人がつかまらなかったら…「犯人を捕まえて」って言っちゃうかも。

    色々考えてしまう、そんな作品。大好きです!

  • 死んだやつの、見たものを観たことは。

  • ちょっとグロイ

  • 暗い話は嫌いではないのだが…
    読後の後味がすっきりしない…
    脳みそって堅いのか柔らかいのか気になってます。

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著者プロフィール

十文字学園女子大学名誉教授。桐朋学園大学(ピアノ専攻)卒業後、NHKラジオ幼児番組「ピッポピッポボンボン」、教育テレビ「ふえは歌う」などにピアノのお姉さんとしてレギュラー出演。現在は後進の指導をはじめ、朗読ミュージカルのピアノ演奏、雑誌等での音楽あそびやリズムダンスなどを発表し好評を得ている。

「2022年 『保育のうたあそび決定版-ワクワク☆春・夏のうた-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

清水玲子の作品

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