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- / ISBN・EAN: 9784592188506
感想・レビュー・書評
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タイトルから、勝手に幻想的なピュアラブストーリー(ちょっと病んでる)みたいなのを想像して読み始めたら、全然違った!(笑)
典型少女漫画ヒロイン系女子高生が、夏祭りの和太鼓の演舞を見て一目惚れしたお兄さんは、実は全聾で…?!
というストーリー。
体当たりの恋がさわやか。聴覚障害への考えが覆りました。作品中の表現が、現実に忠実なのかどうかはともかく、聴覚に障害がある人たちへの接し方について考え直させられました。 -
安定のときめき具合。耳の聞こえない彼とつっぱしる彼女の物語。一話で一年くらい進むので高校→大学と各学年でつまづくところを描いていく感じ。目新しさはないけど……やっぱときめく(笑)
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【NDC(9)】 726.1
【請求記号】 726.1/フ-9/1
【登録番号】 11338 -
難しいテーマなのに重くなくてとてもさわやかな一冊。
言葉がとても上手で、すんなり胸に響く感じがするお気に入りの作品です。
こんな風に人をすきになれたら、なんて焦がれる思いがします。 -
全2巻。
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これは本当におススメ!
耳の聞こえない青年と少女が和太鼓を通して関係を築くラブストーリー。
切なくも甘く、とてもじん、とくる作品です。
エロ要素とは無縁なので、純粋でかわいらしい恋愛ものを読みたい、と言う人には是非進めたい漫画。 -
金魚奏入れてなかった!!ふ……不覚!
耳が聞こえない和太鼓奏者の青年と、ごく普通の女子高生(〜女子大生)のピュアラブストーリー。
超キュンキュンします!!ララデラは良作が多い……!
あと、帯のセリフがエロい気がします(爆
このまんがを読んで、テイカーをやろうと思ったこともあります(時間割の関係でできませんでしたが……
飛鳥がまさみさんを追っかけてるようで、けど、その実飛鳥すんごく愛されてるなぁ……ホロリ。まさみさんみたいな恋人ほしい。たとえ無精でも!(爆
電話のシーンが泣ける…… -
誰がうまいこと言えと<br /><br />祭の和太鼓の演奏をしていた雅生に一目惚れした飛鳥。友人の兄だとわかり、紹介されるが雅生は聴覚障害者だった。それでもかまわず飛鳥は「好きです」と猛進するが・・・。<br /><br />こんな感じのあらすじ。<br />第一話は読切作品のように忙しく進行するが、人に聞いたらどうやら当初は読切だったものを好評につき連載したものらしい。道理で。<br /><br />ラブストーリーにおいて、男性側が聾唖というのは実は結構稀な気がしていて、自分の知る限りではドラマの「愛してると言ってくれ」ぐらいしか浮かばない。<br />この金魚奏はこの耳が聞こえない故のすれ違いをものすごく巧みに作劇に生かしている。<br />それがもっともあらわれているのが、二人の会話だ。<br />雅生は今でこそ耳が聞こえないが、後天的なもののため、話すことはできる。さらに読話ができるため、相手の口の動きを見れば相手の発言を理解することさえできる。それゆえ、通常時の飛鳥と会話している様子はまるで健常者同士の会話のように見え、読者にほとんど雅生が障害者であることを忘れさせる。<br />しかし、二人の重要な場面においてはその障害が不意に二人の間にあらわれ、読者をはっとさせるのだ。<br />例えば、飛鳥が雅生のそっけなさに不安を募らせるシーンでは、飛鳥はみんなの前で思いのたけを雅生に叫び散らしながら、そんな自分を雅生に見せたくないために、俯いて口を隠す。口が見えない雅生は読話が出来ないのだ。「誰に聞かれても良い、でもあなただけにはこんな泣き言聞かれたくない」という飛鳥の気持ちが紙面から溢れ出すように伝わってきて、私はこのページをしばらくめくることができなかった。<br /><br /><br />話自体は結構陳腐な王道展開だし、キャラクターもごく普通。月並といっていい。絵もあまり上手いとはいえないし、画面も全体に安い。つっこもうと思えばいくらでもつっこめる。だが、とにかく聴覚障害を生かす演出が冴え渡っているし、要所要所のセリフがいちいち響く。おかげで結果としてどこか新鮮ですごく面白いマンガに仕上がっている。<br /><br />最後の「すくわれたんだよ」のくだりは上手すぎて感動してしまった。<br />「誰うま」ってレベルじゃねえぞ。