ガラスの仮面 1 (白泉社文庫)

  • 白泉社 (1994年3月17日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784592880011

感想・レビュー・書評

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  • 生きてるうちにちゃんと完結して欲しい。
    紅天女編が長い。
    それまでの方が面白かったかな…

  • 思い返せば10年以上前から気になっていた本作。
    ようやく読み始めました。自分でも知っている有名な作品が劇中に出てくるのもあって面白いですね。

  • 図書館に寄贈されたので読んでみた。さすが名作。猛烈に続きが読みたくなる(そしてなかなか続きが出ない)漫画。亜弓さんが作品一男前なおかげで、主人公とライバルの関係がとても爽やかなのが良い。
    どうでもいいけど、髪型のせいで桜小路くんがBBCのシャーロックに見えて仕方ない…。

  • 2015.4.19市立図書館
    中学生になった娘が演劇部に入るということで、それなら必読書でしょう、と借り始めてみる。
    わたしも久々の再読。
    観劇チケットのために出前150軒をこなしかつ風に飛ばされたチケットを拾うために冬の海に飛び込むというとりつかれたようなマヤの行動は漫画的といえば漫画的だけれど、ここで「芝居のためならなんでもあり」という合意ができているからこの先がある。40年前は横浜のシンボルがマリンタワーでまだみなとみらい地区はなく、おかあさんが着物姿で学校行事を見に来る時代だったんだなあ。なんてあたりをこどもはどう感じているかしらないけど、物語そのものは夢中になれるものに変わりなく。
    学校創立記念祭「国一番の花嫁」から劇団つきかげ旗揚げ公演「若草物語」のけいこまで。
    巻末解説は能面研究家中村保雄。

  • やっぱりすごい好き。たまらん。

  •  言わずと知れた、演劇大河ドラマの名作マンガ。

     主人公は一見平凡な少女・北島マヤ。だが、マヤには底知れぬ演劇の才能があります。一度観た芝居は台詞から動作から全て暗記できてしまい、芝居を目にすると我を忘れて没頭してしまう…そんなマヤに父はなく、母は中華料理店のしがない住み込み店員。出前もろくに届けられないマヤに「本当にこの子はチビでドジで何の取り柄もないんだから…」と、今なら精神的な虐待と言われかねない物言いを日常的に娘に浴びせます。

     一方、幻の名作「紅天女」を演じさせられる女優を育てようとしている往年の名女優・月影千草は、公園で子供相手に芝居を演じていたマヤを観て愕然とします。
    「あはは…
     ああ
     わかったよ
     ブタの親分
     かい」
     この芝居を観てマヤの才能を見抜いた月影先生、別の意味でもスゴすぎます。

     もう第一話から「何事が起こったんだ!?」という展開です。
     「椿姫」の舞台を観に行きたいから、と年越しそばの出前150件を取り憑かれたようにひとりでこなすマヤ。作者の美内先生が、大晦日の横浜港では年越しに合わせて一斉に汽笛を鳴らすという話を聞きつけ、それを描こうとした結果、マヤは風にあおられた「椿姫」のチケットを取りに冬の海にダイブ!
    (ちなみに、このときチケットを持っていた杉子さんがはじめは「岡持の娘に観劇なんてぜいたくなのよ」と言っていたのが「あなたには観劇なんてぜいたくなのよ」と修正された、という話を聞きましたが、本当でしょうか?)

     学校の文化祭で「国一番の花嫁」という劇をすることになり、ブスでパーのビビという役をすることになったマヤ。マヤの母は、マヤがブスでパーの役を演じて他人様に笑いものになるのがあまりに辛く、芝居を見に行きません。
     が、母に一世一代の見せ場を観てもらえない悲しみとビビの気持ちがリンクし、マヤは脚本無視の超感動ビビを熱演。観客から喝采を攫います。
     いやー、今読み直すと、この「国一番の花嫁」のビビでどう笑えばいいのかわかりません(笑)。「北島は家が裕福じゃないから、ボロギレを縫い合わせたドレスでいいぞ」という今なら大問題になるような学校の先生の配役決定にしても、時代を考慮したとしてもあんまりです。
     が、そんなツッコミを野暮に感じさせるくらい、この物語には力があります。「これでもか」というくらい不幸と試練のフルコースがマヤに襲いかかり、マヤはそれに耐えながら成長していく姿は、少女漫画版『巨人の星』とでも言うべき様相を呈してきます。

     マヤの母親と月影先生が揉め、月影先生がやかんの熱湯を浴びせられるエピソードもなかなかに壮絶で、何で劇団設立の発表会見の時にやかんでお湯を沸かしてたんだという問いを忘れさせます。
     大女優・姫川歌子の娘である天才・姫川亜由美とのパントマイム対決では、レコードを「はい」と渡すシーンが『あしたのジョー』のクロスカウンターが決まったシーンのように描かれており、「BSマンガ夜話」で呉智房さんが言っていたように「ド少女マンガ」だなぁとしみじみ思いました。

     少女漫画で主人公が女の子、ということで男は感情移入しにくく、どうしてもギャグっぽく受け取ってしまうのですが、気がついたら笑いながら物語にグイグイ引き込まれています。
     1976年に連載が始まってから今もまだ完結していないため、ハマると続きが気になって仕方が無いという重大な副作用を生じさせますが、これを読んでいないというのはやはり人生を損していると言わざるを得ません。それくらいの大名作です。

  • ずっと読もう!と思っていた作品の一つ。
    今の時代では、もうこんな表情は描けないのだろうなぁ…。
    マヤちゃんの成長をこれから見守っていきます!

  • ついに手を出してしまった、、、
    ある年代より上の女性には圧倒的人気があるらしいが、さてさてどんな展開になるのやら。
    1巻を読む限り、一昔前のマンガだなぁというのが第一印象。
    これからドロドロした部分が出てくるんだろうか?

  • 定番の名作。とにかく一度読んで欲しい作品。読み始めたらもう止まらない面白さ。最近また少しずつだが物語が動き出してくれたのでこのまま突き進んで欲しい。

  • これも、美内先生の講演をうかがう前に、文庫を一気にamazonで買って、そのときに初めて読みました。
    講演で、美内先生は「こどもが、『ごはんだよ』と言われて、『ハーイ』と、すぐに置かない漫画を目指しています」とおっしゃっていたけれど、まさにそれで、0時に読み始めた私は7時30分まで、12巻くらいまで読み明かしてしまいました。途中、まぶたが下がってきていまにも寝てしまいそうなのに、続きが気になって眠れなかった。
    あゆみさんが素晴らしく、作品のなかでも存在感を競い合っているよう。

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