ぼくはくまのままでいたかったのに

  • ほるぷ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593500802

感想・レビュー・書評

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  • すこし常識の世界から連れ出してくれる絵本。クマも人も?、人からどう見られるかにすごく影響されてるんだろうな、、

  • 人の(熊だけど)価値は他人が勝手に決めるのか、それとも自分が決めるのか。冬眠から目覚めると世界は変わっていて自分が何者かわからなくなる熊。けれど結局人間の世界にはどこにも居場所はなくて又冬が巡り本能のままに冬眠する。哲学的な絵本だなと思った。

  • 熊の表情が可愛かった、何が言いたい?熊は熊でありたかっただけ、自分を忘れずに

  • ネットで紹介されているのを、見て、タイトルと表紙から興味をそそられ、アマゾンで中古本を入手。買って良かったです。
    全編に渡って風刺が効いているのですが、動物園・サーカスの熊たちの描写が特に面白かったです。飼い慣らされると、ついに「檻の外にいるならば熊ではない。」と思うようになる。

  • 冬眠している間に山が開発されて人間として働く羽目になってしまったくま。。

  • 熊が人間に勘違いされて、怠け者扱いされて、働かないとならなくて。
    人間の身勝手さと、熊が諦めて人として生きる悲しさとが滑稽で切なくてシュール。

  • 人間は悪い、動物は良い、全てそれに尽きる・・・

  • 俺は何だっけ。

  • なんで表紙画像がないんだろう。私がよみたいと思ったきっかけが鏡に向かってヒゲを剃る悲しげなクマの絵だったのに。ヒゲの濃いクマみたいな男ではなく、本当のクマ。なのにクマだと認めてもらえないんだ。
    冬眠の間に森を工場に変えてしまった身勝手な人間が、押し付ける概念に流されて、働かされる。そして再び冬が近づくとクマの本能が…

    自分探しとかいうけれど、自分が自分を忘れてしまったら、見つかるわけがない。けれどまた冬眠してしまうクマのように、どんなに流されても、逆らえない本質があるんだね。何か大事なこと思い出したいと思う大人絵本。

  • 美しい森に住んでいた一匹のくま。ふゆのあいだに、人間たちは森を破壊し工場をつくってしまいます。
    目覚めたときくまは・・・

    自然のままでいたかった
    「なにか だいじなことを わすれてしまったらしいいな、と くまはおもった。 はて なんだろう?」

    この言葉は、人間自身が問いかけるべき問です。

    1978年の初版 もうずいぶんとおなじことを悩んでいる私たちです。目のまえのできること、大事にいきましょう。いきます。

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