パラドックス13

著者 :
  • 毎日新聞社
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感想 : 778
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107394

感想・レビュー・書評

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  • お兄ちゃーん(T_T)

  • ミステリーというよりSFっぽい話だったけど、面白かった。
    なんか小難しい感じでリアルじゃないはずなのにリアルで、登場人物と一緒に歯を食いしばったり、泣きそうになったりしながら読んだ。
    久し振りに☆5つ付けられる作品!

  • 苦手なSF系ながら一気に読めた。時空を越えてからの東京を想像すると、恐ろしい。科学が解らなくても、ラストでちゃんとスッキリできる作品だったことが良かった。やっぱり映画とかドラマに向いている作家さんだなぁ。

  • むずかしかった
    8/13~8/15

  • いい意味でも悪い意味でも、私のイメージしている東野圭吾らしくない小説。

    パラドックス13現象自体はSFだけれど、
    震災後に読んだこともあり、
    けっしてファンタジーの世界ではなく、
    東京に起こり得る事態として、本の中にぐいぐい引き込まれた。

    ただ、でてくる人物がみんな比較的いい人だったりするところが物足りない気も。
    東野圭吾ファンとしては、もっと仕掛けやトリックがほしかったなと思う。

  • なんだか箱庭感満載だ。
    登場人物が少ないの話を展開させないためか…?
    「Pー13現象」により時空の歪みに入り込む描写はなかなか。

    関係ないけど、時空の歪みに入り込むっていう設定、台湾か香港かどこかアジア系の映画にもあったな。そちらでは時空の歪みはパラレルワールドではなく、こちらの世界の一部なんだけど。

    …って、本当に関係ないや。

    ちなみにその映画では空も飛べるよ。
    (しつこい)

  • 日本時間3月13日13時13分13秒から予想不可能なP-13現象が発生する。政府がとったのは、混乱を防ぐため、国民にP-13現象については隠しつつ重大な事件や事故の起こらないような準備だ。

    だが、しかし、突然、人間と動物が姿を消し、運転手を失い車は暴走、すべてが、予想できない状況に陥った。
    崩壊していく東京の中で、わずかに生き残った人々が集まる。

    地位も序列も失ない、善悪の概念も、価値観も揺らぎ、極限状態でどのように生きるか、もしくは死ぬか。

    しかし、彼らにはわかっていた、本当に死んでいるのは自分たちだということを。

    面白くていっきに読めた。

  • 自分に合わなかったようで、あまり入り込めなかった。

  • この本は、これはもう、文句なしに面白い。
    「何か面白い本ありませんか」と聞かれると「これをぜひ!」と薦める本です。
    『P-13現象』に襲われ、不思議な世界へ飛ばされてしまった人々が、その世界でどう生き抜いていくのか。

      帯の言葉を紹介します。
    世界が変われば善悪も変わる。人殺しが善になることもある。崩壊した東京で繰り広げられる究極の人間ドラマ。ラストまで1秒も目が離せない。

    登場人物が魅力的です。
    ぜひぜひ読んでみてください。

    『司書の日記』
    今日は5時間目と6時間目、図書室で授業が行われました。
    皆、自分たちで資料を探し、選び、テーブルに運び、真剣にレポートを書いていました。
    男子生徒が資料を見ながら、多色ボールペンを使い綺麗に絵を描いているのを見ると、最近の子どもは本当に絵が上手いなぁ、と感心します。

  • 2012.11.1読了。冒頭読んだことある気がした。
    P-13現象のパラドックス。ミステリーじゃないSF。生きるとゆうことを考えさせられる。天変地異、異常気象?
    冬樹、誠哉、明日香、太一、山西夫妻、菜々美、戸田、河瀬、勇人、栄美子、ミオはどうやって生きていくか。

  • 図書館で一気読み。
    ウォーキングデッドと時空のおっさんのおっさん出てこない版を足したような話。
    エンターテイメントってかんじ。
    映画化しやすそうな話だった。

  • シリーズは読みにくいけど、単発なら読めると思い、久々に買った東野圭吾。映画化を考えて書いてるのかなぁ?と感じた。てか、こういう話は海外の映画にも似たようなのがあった気がする。よくある話。よく夢とかで見そうな話。それが感想かな。

  • 面白かった!
    本当、面白かった!

  • 結局何もなかった…のエンディングは気に食わない。映像化してもおもしろそうかな。

  • あまり自分の中に入ってこなかったけど、さくさく読め気分転換になった。

  • まるでハリウッド映画のようなハラハラどきどき。一気に読めます♪

  • 恩田陸サンちっくなストーリー。
    どっちかといえば好きなタイプのストーリーなんだけど、なんせビビリなんで怖かった。
    異次元って何が起こるかワカラナイから、何も起こらなくても怖い。
    特に前半、主要人物がそろっていく段階が個人的にはイチバン怖かった。
    仲間が出来ると読みすすめるワタシも安心。
    やっぱりヒトはヒトリじゃ生きていけない。絶望的でも話す相手がいること、ヒトリじゃないってことはそれだけでありがたいです。

  • 極限サバイバル状態のストーリーに思わず前のめりで読破。
    こんな作品も作れてしまうところは、さすが「東野さん」の一言につきます。

    ラストに「冬樹」と「明日香」の接点を持たせたい気持ちはわかるけど、
    自分が原因で兄さんが亡くなったばかりでそれはないのでは?
    ラストだけ少し残念でしたが、それ以外は文句なしです!

  • 図書館でたまたま見つけて借りてきました。


    最初の方の展開が私にはとっつきにくく、なかなか進まなかったけど、中盤は割とすらすらと行けました。

    宇宙規模で13秒の時空移動みたいなものが起こり、全ての生物が消えて、その世界に取り残された人々がパラレルワールドのような荒廃した東京で生き残るためにがんばる話。

    が、ちょっとまぁ途中からは最後の展開が見えちゃったかなという感じがしました。

    しかし、こういう極限の状況で生き抜くと、まぁこういうことが起きるわな、といういろんなことは上手く表現されていました。

    どうしても震災のことを思い出してしまったけど、震災よりも前に書かれた作品でした。

  • 時空がゆがむ13秒間で人々が消え、残された13人で残された世界を生き抜いていく話し。
    壮絶な環境での生き抜く知恵と難しい判断が随所に描かれており、考えさせられる1冊に。

    スピーディーな展開で状況が刻々と変わり、最後がどこに向かっているのか一切予想できないところについ読み進めてしまう面白さがあった。

    著者の以下の発言にも納得。

    「世界が変われば善悪も変わる。
    人殺しが善になることもある。
    これはそういうお話です」東野圭吾

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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