パラドックス13

著者 :
  • 毎日新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107394

感想・レビュー・書評

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  • 「世界が変われば善悪も変わる。
    人殺しが善になることもある。
    これはそういうお話です」東野圭吾

    運命の13秒。人々はどこへ消えたのか?
    13時13分、突如、想像を絶する過酷な世界が出現した。陥没する道路。炎を上げる車両。崩れ落ちるビルディング。破壊されていく東京に残されたのはわずか13人。なぜ彼らだけがここにいるのか。彼らを襲った“P-13 現象”とは何か。生き延びていくために、今、この世界の数学的矛盾(パラドックス)を読み解かなければならない!
    張りめぐらされた壮大なトリック。論理と倫理の狭間でくり広げられる、究極の人間ドラマ。“奇跡”のラストまで1秒も目が離せない、東野圭吾エンターテインメントの最高傑作!

  • かなり好きかも

  • ぶっとんだ設定ではあるが、読み進めていく気になる内容。

  • 図書館にあったので借りた作品

    非現実的な世界でもっとパニック映画みたいな感じだと思っていたので
    極限の状態に置かれた時に何を考えどんな行動を取るのかリアルに感じられて面白かった
    それは誠哉のおかげかな?
    彼が居なければこれほど深く考えさせられる話にはなってなかったと思います

    最後はこんな感じか~と納得出来たけどちょっと寂しかった

  • 運命の13秒。人々はどこへ消えたのか?
    13時13分、突如、想像を絶する過酷な世界が出現した。陥没する道路。炎を上げる車両。崩れ落ちるビルディング。破壊されていく東京に残されたのはわずか13人。なぜ彼らだけがここにいるのか。彼らを襲った“P-13 現象”とは何か。生き延びていくために、今、この世界の数学的矛盾(パラドックス)を読み解かなければならない!
    張りめぐらされた壮大なトリック。論理と倫理の狭間でくり広げられる、究極の人間ドラマ。“奇跡”のラストまで1秒も目が離せない、東野圭吾エンターテインメントの最高傑作!

  • 最初はどんな方向に進んでいくのか不安だったが、3/13 13:13:13から怒涛のサバイバル、人間模様、

    土地勘があるから、崩れて行く東京がリアルに浮かび、読みながらも自分だったらどうしようと妄想捗りまくり。

  • 東野圭吾のSFは初めて読みましたがとにかく結末が気になる!一気に読んでしまいました。世界が崩壊して生き残った人たちだけのサバイバルというストーリーは結構よくありますが、この本はそういう過酷な状況だからこそ露わになる泥臭い人間性が出ててはまりました。

  • 衝撃的だった!
    東京に住んでるからか、すごくリアルに想像できた!
    人生において、生きていくうえで
    今自分にとって必要なものは何か!?
    その自分なりの考えや答えが
    読み終えるとリアルに考えられる本!

    世の中不必要なもので溢れてる。
    そんな中で生きる、平凡な毎日に
    感謝できるようになったかも。

  • 13時13分からの13秒間、地球は“P-13現象”に襲われるという。何が起こるか、論理数学的に予測不可能。その瞬間ー目前に想像を絶する過酷な世界が出現した。なぜ我々だけがここにいるのか。生き延びるにはどうしたらいいのか。いまこの世界の数学的矛盾を読み解かなければならない。

  • ミステリーのイメージが強い作家さんだったけど、SFも書くのかとビックリした。
    次から次へとピンチ・問題が発生して、ハラハラドキドキで一気読みだった。高齢化・善悪・倫理など色々考えさせられることの連続だった。その分、最後が少し物足りなかったかな。。

  • 東野圭吾がSFっぽい小説を書くなんてびっくりしたけど、スリル満点ですぐに読み終わってしまいました!
    もし、本当にこんなことが起こった時、自分はすぐに死んじゃうだろうなと思う。
    一人一人の言葉に凄く重みがあり、
    感慨深い小説です。

  • 東野圭吾作品で私が初めて読んだのが、この作品。そのせいか、1番印象深い。近未来的で好きなジャンル

  • 最近の東野作品の中では、やや異色の切り口と言える作品で、かなり現実離れしている。

    途中随所で「人間」の醜さ・弱さ・残酷さを感じながら読み進めていったが、最後は、終わってみれば「なるほど」という終わり方だった。
    一番生きることに対して強い意志を持っていた人間が、救われないのか…というのはあるが。

  • 途中で読むのをやめれないくらいのめり込んだ!

  • どういう結末かすごく気になるストーリーだった。

  • ドラゴンヘッド的な世紀末感ある設定がおもしろい。テンポも良いし。最近の東野圭吾の中ではオススメです。
    パラレルワールドラブストーリーが好きな人は好きだと思います。

  • 止まれず ノンストップで読んだけど、
    漂流教室を思い出した。

    こういう話、嫌いじゃない。

  • ミステリーが好きなので、パラレルワールドのお話しはちょっぴり難しかったけれど。
    面白かったです。
    最近なぜか、パラレルワールドのお話をよく読むな~と思います。

  • まるでCGを駆使したパニック映画を見ている気分になりました。すごいスピード感。宇宙のブラックホールがナンダカンダ~の部分はよく分からなかったのですが、一気に読んでしまいました。
    映画化されると面白そうですね。というかむしろそれを狙って書かれたような感じも否めないです。このキャラにはどの配役がいいかなーと考えちゃいました。
    誰もいなくなった世界に取り残された人たちがどういう人間なのか分かっても、それでも全員元の世界に戻れたらよかったのになぁと思います。あれだけの地獄を助け合ってきたんだから努力賞をあげたい気分です。
    個人的には理想主義者が生き残って現実主義者が死んでいったのはちょっと不満でした。
    世界が変われば善悪も変わると何度か言われてますが、それは法律的な意味合いのものだけで、やっぱり倫理感は変わらないんだろうなと思いました。だから現実的なものの見方をしていた人たちは元の世界へ戻れなかったのかなぁと思います。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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