- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750514307
感想・レビュー・書評
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研究者のお宅の飼い猫・エクレアは、週に3日、猫の集会に出かけていきます。
実はエクレアは、近所の猫たちから「教授」と呼ばれ、集会では猫たちに科学の講義をしているのです。
かわいい表紙ですが、ストーリーと共に進む講義は、初心者にとってはなかなか歯応えがある、ちょっと難しい内容でした…が、それは私がウイルスや免疫学、細胞学などにまったく馴染みがないせいだと思います。
鳥インフルエンザ、風疹、iPS細胞に三毛猫のオスの話題まで。
初心者の読者に代わってエクレア教授に質問してくれる、お調子者のハチワレ猫・サスケくんと一緒に、うんうん頭を悩ませながら読了です。
一部、単位の計算に誤表記があって混乱しましたが、出版社Webサイトにて正しい情報が見られるので、ホッと一息。
猫たちが時に何でも見通していそうにも見えるのは、実は夜な夜なアカデミックな話題で盛り上がっているから…と考えると、ちょっと楽しくなります。
…と同時に、「猫に負けてられない!」と妙な対抗意識を抱いてしまいました。(…エクレア教授にはとてもとてもかないませんが)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
猫の集会で行われる、遺伝や免疫についての「講義」。
小説仕立てなので、理科系がとにかく苦手な私にもついていけた。
あと四、五回読んだら、きちんと理解出来るかな…。 -
猫の集会で繰り広げられる科学談義。ウイルスや免疫の話がなんとなくわかった。最後の遺伝(猫の毛色の混ざりかた)についてはあまり興味がなくて流してしまったけれど、もしかしてこの話題のために語り手を猫にしてたのかな…。
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猫が科学、特に生化学のトピックスを解説するという内容。平易な文章で、知識を振り返るには最適。最後の方では、先端のトピックスが駆け足になり、ちと残念。まぁ仕方ないが。
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猫好きに贈る一般向け科学読み物。
会話形式で進むため、小説感覚で読めます。
サブタイトルにあるように免疫や遺伝についての概説。
専門性はなく、本当に一般向け。
ただ中高生レベルの保健や生物について知っていた方が読みやすいし、理解はしやすいです。 -
生物を学んだ人にとってはおもしろいかもしれない。
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先生の家で飼われている猫のエクレアは、猫仲間から教授と呼ばれている。
猫の集会で遺伝学の知識を猫たちに解りやすく説明してくれる。
猫のイラストや、エクレアの解説をイラストでフォローしていたり、かわいい作りであまり構えずに読めます。