群青のタンデム

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 333
感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412438

感想・レビュー・書評

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  • エピローグ含めて9つの連作短編集。
    警察学校同期の男女が手柄を競い合いながら出世していく。初々しい頃から退職後までその時々に起こる事件を交えながら描かれている。
    途中途中なんとなく違和感というかひっかかりを覚えながら読んでいたが、最後で納得。思わず読み返した。
    読み終えてしんみりしてしまった。。

  • 伏線ばかりでやや読み疲れる 警察の二人の長い話

  • 2015年の初読書は長岡弘樹の連作短編集にしてみた。『教場』に続き、長岡弘樹にとって警察小説は2作目。どちらかというと『教場』の方が好みである。この作品も異色の警察小説のジャンルになるのかもしれない。長岡弘樹が得意とする人間の情の部分を最大限にひき出し、読者をグッと作品の中に引き込むところが素晴らしい。戸柏耕史と陶山史香。この2人は切っても切れない縁なのだろうなと思う。結末はとても、考えさせられた。本当にこの人は上手い。

  • 曖昧な表現が多くてよく考えないと、ん?と読み返さないとわからない。そして時の流れるのが早かった。

  • 警察学校で同期だった男女が主人公の長編ミステリ。無駄に上昇志向の強い主人公達には感情移入できませんでした。いわゆる「事の真相」に関しても非現実的なような・・・

  • わかりにくい

  • 2014 12/23

  • 短編小説に定評のある作者の警察モノの連作短編集。今回も伏線を色々はって最後に回収をしていくのだが、その回収の仕方というのか、はっきりしたものがない表現が多くわかりづらかった。二人の同期の警察官の関係性も何だかわかりづらくラストでやっとはっきりしたような。

  • 著者得意の警察ミステリー。今回は同期男女の警官が手柄を競い合いつつも、事件に直面するたび、お互いの警官としての覚悟を認め合いながら成長するというコンセプトは著者の作品としては珍しいのでは。

  • 2014.12.6警察学校をトップで卒業した耕一と史香が互いに張り合いながら警察の組織の中で出世していく話…と思ったら最後に意外な事実が明らかになる。とてもわかりにくい話だった。短編それぞれのエピソードは面白いのだが、最後、何か奥歯に物がはさまったような…。読み終わり、隠されたことが明らかになった後も釈然としない感じ。

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著者プロフィール

1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車」で小説推理新人賞を受賞し、05年『陽だまりの偽り』でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年刊行の『教場』は「週刊文春ミステリーベスト10」の1位、「本屋大賞」6位などベストセラーとなった。他の著書に『線の波紋』『波形の声』『群青のタンデム』がある。

「2022年 『殺人者の白い檻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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