- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758433921
感想・レビュー・書評
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長編ストーリーは、キャリアと現場の動き方の違いにイライラする安積係長や、予想外にベイエリア署のメンツが病気にかかったりと、これまでとは少し違う展開になった。そんな中、いつもはあまり発言のない桜井が安積に話した村雨の姿が、なんだか微笑ましくてホッコリした。
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ベイエリア分署シリーズのこれは長編。やはり長編の方がいい。お台場の人出の中ででアラブ系外国人が伝染病死。すわバイオテロか。最後に接触したと思われるホームレス男の行方を総出で追跡する。どんな病原体なのか、検体をアメリカに送って検査しなければわからずそれまでは最大限の防疫体制が敷かれる。今読むとタイムリーというか、例の国立感染研村山庁舎のBSL4施設がやっと稼働しはじめたニュースを思い出す。それはともかく、内閣情報調査室付の岸辺と安積班長の虚々実々のやりとりが面白い。頭の固い官僚より現場の刑事の読みが上回った、と見せかけて実は驚くべき真相がという技が見事に決まった結末。うまい。
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ハンチョウシリーズ
うじうじ人間関係に思いをめぐらす安積 -
実際にバイオテロなんてことになったら、怖いなあ。
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実際、バイオテロおきたら
おそろしい・・・・・。 -
悪くはないけれど、印象に残らない。特に盛り上がりもなく、どんでん返しもなく、予想通りの展開でした。
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私にとっての『安積班シリーズ』の9冊目は、2005年に刊行された『隠蔽捜査』の丁度1年前になる2004年に刊行された『半夏生(はんげしょう)』だ。『安積班シリーズ』は、作品を重ねる毎に面白さが増して来ている。
東京お台場のビルの狭間で、アラブ系と思われる外国人男性が倒れているのが発見された。事件性はないと考えられたが、男性は原因不明の高熱を発し、まもなく死亡したため、海外からウィルスを持ちこんだ自爆テロの犯人である可能性が疑われた。本庁の公安部外事三課からやって来た警視 岸辺の指示で地域や道路を封鎖することになり、ベイエリア分署の警察官たちは奔走するのであった。
安積警部補の周辺を固める登場人物達の清々しい生き様と信頼関係が心地よい。気の利いた会話と、登場人物達の心の呟きが電車の中で読んでいても思わず声を出して笑ってしまいそうなほど楽しい。この『半夏生』では、後半、須田からの報告を切欠に物語が大きく動く! -
面白かったけど、少しバタバタし過ぎかなぁ。先がすぐ見える話なので盛り上がりには欠けた。
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安積班シリーズ。
バイオテロの疑いに右往左往のベイエリア分署。
半分を過ぎても核心に到底たどり着けない感じがして、これいったいどうなっちゃうのかと!
後半ぐっと動いて結末へ。
ほんと、このシリーズは終わりのここぞのセリフがいい。