花散らしの雨 みをつくし料理帖

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 709
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758434386

感想・レビュー・書評

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  • ふき、可愛い。そして、つる屋の神対応。
    りうさん、かっこいい!!

  • やっぱり間違いない。
    この路線行っても大丈夫かしらと思うほど、はまり切ってしまう感覚の作家さん。

    明日からはあきない世伝第3弾に切り替え…でもないか。結局おんなじ路線だし。

    ちょっと違う作家さん探そ。

  • 二作目。
    気づけば澪がお姉さんになっていて、恋愛要素が絡み始める。
    つる屋の人々は読んでいて心が痛くなるくらいに優しい。裏切り者に対する接し方は思いもよらなかった。
    通勤のお供におすすめ。いつも励まされる。

  • 秀作、美味しい料理を創ろうという志は、剣術を極めようとする武士に通じますね。例えが下手ですが、刀が包丁に代わった剣豪小説か?

  • 厄介ですとも。楽しい恋は女をうつけ者にし、重い恋は女に辛抱を教える。淡い恋は感性を育て、つたない恋は自分も周囲も傷つける。恋ほど厄介なものはありゃしませんよ。(221頁)

  • 想いを尽くせば、いつか届くと信じて。

    みをつくし料理帖第二弾。毎回読むのがもったいないほど、好きな小説。登場人物が温かい。澪の料理のように、素材はありふれているけれど心をこめて作られたから、人の心に染み入る。この巻ではふき、りう、清右衛門、美緒が登場。皆一癖も二癖もあるけれど、優しい人。

    「俎橋から――ほろにが蕗ご飯」下足番のふきを雇うことに。ふきの正体(?)はなんとなく察せた。采女は悪い人ではない。でも情のない人かもしれない。そこが澪と違うところ。

    「花散らしの雨――こぼれ梅」あさひ太夫こと野江との絆。こぼれ梅っておいしいのかな。関西だけどちょっとぴんとこない。白味醂はわかる気がする。薄口醤油もそうだけど、色がついてなくてもしっかり味がついている関西味はいいよね。

    「一粒符――なめらか葛饅頭」江戸で麻疹は怖いんだってね。おりょうさんと伊佐三さんと太一ちゃんの話。親子とは。芳の仕事に対する矜持が心地よい。芳やおりょうさん、種市と違ったスタンスで澪を導いてくれるりうの頼もしさ。太一がいじらしい。

    「銀菊――忍び瓜」お侍めんどくさい話。でも相手の事情を汲み取るのは大事なこと。そんなこと言ったっておいしいから食べてください、というのは相手を何も尊重できていない。そして、この忍び瓜、すごく食べたいです。うっかり胡瓜茹でたい。

  • みんな出てくる人が
    あったかくて
    安心して読める。。

  • 元飯田町に新しく暖簾を掲げた「つる屋」では、ふきという少女を下足番として雇い入れた。早くにふた親を亡くしたふきを、自らの境遇と重ね合わせ信頼を寄せていく澪。だが、丁度同じ頃、神田須田町の登龍楼で、澪の創作した料理と全く同じものが「つる屋」よりも先に供されているという。はじめは偶然とやり過ごすも、さらに考案した料理も先を越されてしまう。度重なる偶然に不安を感じた澪はある日、ふきの不審な行動を目撃してしまい・・・。書き下ろしで贈る、大好評「みをつくし料理帖」シリーズ、待望の第二弾!(背表紙より)

    前作を読んでからすいぶんたってしまいましたが、新たな気持ちで読み始めることが出来てこれはこれで。前作よりも深いかんじで面白かった!ぐいぐいきますね。澪、いい子で困る(笑)。お料理したくなります。

  • シリーズ2作目。
    「忍び瓜」これは作ってみたい。

  • 『 人情 』 に目がうるうるします!

    ほんの少し、前に進めた澪にお疲れ様と激励を。。。
    そして1巻同様!欲を言えば、つる家へ行って、料理を食べて「美味しかったよ、応援してるよ!」と言いたい!!

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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