花散らしの雨 みをつくし料理帖

著者 :
  • 角川春樹事務所
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感想 : 709
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758434386

感想・レビュー・書評

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  • 前巻で出てきた酒粕汁、早速作ってみました。美味しかった^^
    酒粕にはまって、最近は甘酒をよく作っています。手軽に作れて、体も温まるからオススメ☆こぼれ梅もいつか食べてみたい〜
    忍び瓜も簡単に出来そうだから、作ってみよう!

    澪ちゃんの恋の行方気になる〜
    次巻も楽しみだ^^

  • 次が気になる。
    そして、心も温まる。
    いろんな本に手を出し、積読本もあり、だから、シリーズ2冊目。
    今年シリーズゴールできるかな。でも、ゴールしたくない気もある。

  • 元飯田町の新しい「つる屋」。現在で言えば、日本武道館のちょっと北、九段下駅あたりでしょうか。武家屋敷と町民街の中間とのこと。庶民の味、プラス江戸の味に挑戦。ってことですか。
    武士は胡瓜を食べないって、初めて知りました。でも、忍び瓜はOKなんですね。

    「同じ材料や手順で作っても、全く同じ味にはならない。料理は料理人の器量次第」と、澪は語る。だから、「料理を我が道と決めたからには、さらに身を尽くして精進しよう」に繋がる。そして、「泣かない、泣かない」

    「花散らしの雨」:吉原廓の障子の隙間から、澪のこぼれ梅を貰った大夫が「涙は来ん、来ん」と狐の手をふる。十数年、二人の歩んできた道と、そして今後がその場面に映し出されて、涙が止まらない。旭日昇天と、雲外蒼天なのに…。

  • 書館で借りたもの。
    元飯田町に新しく暖簾を掲げた「つる家」では、ふきという少女を下足番として雇い入れた。早くにふた親を亡くしたふきを、自らの境遇と重ね合わせ信頼を寄せていく澪。しかしある日、ふきの不審な行動を目撃してしまい―――。
    シリーズ2作目。

    澪の周りの人がいい!
    ご寮さんと源斎先生、つる家店主の種市はもちろん、辛口ながらも膳は空にして帰っていく常連客の戯作者・清右衛門や、長屋の隣に住む伊左三、おりょう、太一親子、つる家の助っ人に来たりうばあさんなど。
    始めは澪に裏切りを働いていたふきも馴染んできて。
    みんなのお互いを思う姿にぐっとくる。
    そして澪は、浪人・小松原への想いを自覚して…。
    源斎先生は澪のこと好きそうだし…ここの展開は気になる!

    旬のものがたくさん出てきて勉強になる。
    今日は暑かったから、タコと胡瓜の酢の物が食べたくなった。
    簡単だしおいしいよね!

  • 個人的には、野江と澪が一瞬でも会えた場面が、切ないながらもとても幸せでした。
    今は堂々と会うことはならない身、でもいつかまた二人で抱き合う日が来たら、、と待ち望まずにはいられません。

    あと、太一とおりょうの麻疹。源斉先生がついているから大丈夫と思いながらも、ヒヤヒヤハラハラが止まりませんでした。治ってよかった

  • 隣の人を思う気持ち、当たり前のようで当たり前でないこの気持ちにすごく温かい気持ちになる。
    それほど登場が多くないのに主人公同様に待ち望んでしまう小松原の登場。小松原との数少ないやり取りでこっちまで幸せになる。

    2021.2.7
    14

  • つる屋で腕を振るう澪。
    似た境遇のふきを、引き取ったあたりから、おかしな事がおき始める。競合店のスパイだった。
    なのに、澪はふきを引き取りともに働く。

    美味しい料理の描写とともに、江戸の街で流行っていた病気にまつわるエピソード、幼なじみの野江が遊郭にいるかもしれないこと、白味醂売り、おりょうと腕の経つ大工の旦那さん、などどれも人情味溢れる話ばかり。

    いろいろあるけど、いい時代なんだと思う。
    次も楽しみです!

    忍び瓜、美味しそう。
    叩ききゅうりを適当に切りさっと茹で、酢、醤油各大さじ2.5、だし50cc、ごま油、砂糖各小さじ1、鷹の爪を合わせた中に漬ける。冷えたら食べ頃。

  • 出てくる料理、出てくる料理が美味しそう。

    つる家の顔ぶれも、澪の心にも変化が出て、澪の日々ではあるけれども、次はどうなるのか、と料理と共にお話が楽しみです。

    澪をはじめ、芳さん、種市さん…誰も彼もその在り方がいいなあ。

  • 小さな神社に通う澪、その場が要となります。
    澪はそこで料理屋の旦那さんと出会い、料理屋の調理人として働きます。
    大坂の料理屋で仕込まれたため材料や食文化など江戸の気質や味などに違いを感じるも、歩み寄りながら試行錯誤します。
    まずは、ほろにが蕗ご飯が登場。
    あいかわらずいろいろな出来事があって澪のトレードマークの眉は上がったりさがったり。
    料理屋「つる屋」は新しい場所に移り、人手がいるようになりました。「りう」という手伝いの人がやってきます。
    ますます面白くなってきています。

  • いいよね、やっぱり。
    澪ちゃんはつつましやかで、でも強い芯が一本すっと通ってて素敵。
    出てくるお料理も、どれも手間暇を惜しまず丁寧に作られていて、とても美味しそう!
    中でも、澪ちゃんが太一くんに作ってあげた葛饅頭が優しくて美味しそうで、つるんとしてて、私も食べたくなっちゃった。太一くんもおりょうさんも麻疹から回復して良かった。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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