花散らしの雨 みをつくし料理帖

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758434386

感想・レビュー・書評

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  • (2014年8月19日 再読)

    火事を乗り越え再出発したつる家。
    下足番のふきが加わり、大けがを負ったあさひ太夫と障子越しに再会し、太一とおりょうが麻疹にかかり、美緒に嫉妬され、小松原への恋にまっしぐら。
    昔を懐かしむかのように噛みしめて読んでいます。

    りうさんの言葉がいい。

    「食べる、というのは本来快いものなんですよ。快いから楽しい、だからこそ、食べて美味しいと思うし、身にも付くんです」

  • ふきの登場で最初はどうなることかと思ったが、
    ひとまずこの件で涙。
    時期的に、清右衛門がムロツヨシのイメージ。

    こぼれ梅はあいかわらず食べてみたくなり、
    太一の麻疹の件では、一瞬朱川湊人を感じつつ、
    当時麻疹が命にかかわる病なのか、
    つい先日祖母と話したばかりだったのでタイムリー。
    料理もさることながら、当時の医療やそれにまつわる
    周囲の反応も垣間見ることができて新鮮。

    新しい登場人物も増え、さらに物語が動いていきそうで飽きない。

  • 江戸人情っていいな。胸にじんわり広がる優しさが癖になりそう。
    あたたかい本を読むと、心もあたたかくなる。本を読むのもやっぱりやめられないなぁ、と思いました。

    でも、今回はそれだけじゃありません。切ない恋が動き出す予感。。
    源斉先生はまっすぐな人だな〜。告白かと思ったよ!
    私は小松原派なので、ハラハラドキドキしちゃいました。
    これからは澪の料理だけじゃなくて、恋路も楽しみに次巻を読みたいと思います。

  • みをつくし料理帖2巻めです。今回もまあ料理が美味しそうなこと。野江やおりょうに危機がおとずれてハラハラしっぱなしですが、そんな中でも仲間と支え合い、料理を作り、誇りを持って生きていく澪の姿にまた惚れました。ちょっと恋の展開もあって気になる!

  • 登場人物みんないいキャラしてんだよな。
    心が温まる。
    まだまだ続きがあるのが嬉しい。

  • ようやく届いたその日に一気読み。

    りうさん、とてもいい味を出してる。
    経験を重ねた人の安定感ってやっぱり魅力的。
    ずっとつる屋にいてほしかったなぁ。

  • 安定の面白さ。さりげない恋愛関係はアクセントになって爽やか。澪の人を思う優しさが料理に表れているところがとても良かった。大好き度❤️❤️

  • 澪のお料理はいつも私のやる気を引き出してくれる。
    やってみたい、作ってみたい、試したい。
    近くにつる屋があったら、女だって通いたい。
    澪の作るお料理を食べたいなぁ。
    ふきと健坊。おりょうと太一。
    澪も美緒もみんな幸せになってほしいな。。。

  • みをつくし料理帖 ②

    俎橋から ほろにが蕗ご飯
    ふきちゃん登場!!
    花散らしの雨 こぼれ梅
    こぼれ梅って味醂を作るときに出来る搾り粕のこと。
    一粒符 なめらか葛饅頭
    おりょうさんと太一ちゃんが、麻疹にかかる!?
    銀菊 忍び瓜
    澪が小松原さまへの想いに少しずつ気づくー(*´ω`*)

    澪ちゃんの作る料理がおいしそうで、
    私もつる家に行ってみたいって思えたよー笑
    「銀菊」での澪ちゃんが恋に対して相手に悟られない
    ようにしようとしてる思いが、なんだか
    切なかったー。

    「一粒符」での話は、おりょうさんが太一ちゃんへの
    思いを感じて、グッときたよー。
    母としての偉大さを感じたね!!

    そして、りうさんの言葉に気づかされます。
    「食べる、というのは本来は快いものなんですよ。
    快いから楽しい、だからこそ、食べて美味しいと思うし、
    身に付くんです。
    それを『食べなきゃだめだ』と言われて、ましてや
    口に食べ物を押しつけられて、それで快いと、
    楽しいと思えますか?」

  • 『八朔の雪』に続き読了。読んでいると、料理を作りたくなるし、丁寧な暮らしをしたくなり、とても癒やされます。
    「忍び瓜」「ほろにが蕗ご飯」など、各お話のタイトルにもなっている料理名が、その料理にまつわるエピソードをも含んでいて、なんとも素敵なセンスですね。

    次の『想い雲』もきっと間をあけずに読んでしまうんだろうなぁ。小松原と澪の関係も気になります!

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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