なみだ縮緬: 着物始末暦5 (ハルキ文庫 な 10-5 時代小説文庫)
- 角川春樹事務所 (2015年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758439329
感想・レビュー・書評
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着物始末歴五
神の衣
吉原桜
なみだ縮緬
未だ来らず
付録 主な着物柄詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ5巻も面白かったです。
余一がお糸を振ってしまって、お糸には新しい人物が現れたのですがこの若旦那、なんだか好きになれないです。この先どうなるんだろう。
お話は、吉原の、恋を弔いながら咲き誇る花魁の「吉原桜」と、千吉がんばれーの「未だ来らず」が好きでした。
そしておみつがやっぱり好きになれないです。この人が変わることはあるんだろうか…?
続きも楽しみです。 -
人は誰かと己を比べたがる。容姿だったり力量だったり芸だったり。それでも、それを妬む前に自分になにが出来るかを探すことで、己の理想に一歩近づける気がする。まぁそれでも嫉妬はしちまうのだが…。頑張ろう。
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<世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし>中島要 著「なみだ縮緬」、着物始末暦シリーズ№5、2015.8発行です。お糸の思いに対する余一の対応ぶり、少しずつ腹が立ってきましたw。「いいかげんいしろ」といいたくなります。そうでしょう~!
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お糸と余一…
うーん、お糸ちゃんは余一とじゃなく礼治郎と一緒になった方が幸せになりそうなのになぁ。
きっとなんだかんだありながらも余一とくっついちゃうんだろうなぁ(笑)
2018.1.16 読了 -
「吉原桜」
吉原にある桜は桜の時期になるといつでも満開であるよう、咲く直前の木を植え替えていっている。
吉原の女は恋をすることは許されない。
余一はそんな吉原の女のために、恋心を弔うための打掛を作った。
無愛想だけど、着物の仕立てを通じて、人の気持ちの根っこに触れられる余一はすごい。 -
2017.07.22読了
捻くれ者の余一くん。他人のことは冷静に対処できるのに、自分のこととなるとからっきし。恋敵も現れてどうなるか。 -
着物始末暦五巻。
余一の周りで、人生やり直す、仕切り直す出来事が起こる。
余一自身もお糸と新たな人生に踏み出せるのか。お糸の気持ちが切ないなぁ。 -
休みに入ったら読もうと思って、やっと読み始めることができました。
やっぱりいいですね。
それぞれの人の思い。
今回は、花魁の生き様がぐっときました。 -
着物始末歴シリーズ5作目
「なみだ縮緬」
着物の始末やである余一さんが、控えめながらも主人公であることに
変わりはないものの、今回は呉服問屋「大隈屋」の若旦那・綾太郎とその新妻
お玉の方が、主に主役の主導権を握っていたかなという形の展開でした。
特に綾太郎さんは、どこら辺からなのか余一さんと主役の座が
すっかり入れ替わってしまったのかも?というくらいキャラ立ちがよく
それだけに余一さんの控えめで地味すぎにも感じてしまう存在が
だんだんとじれったく感じられなくもなくて、余一さんに対する
いい男度は残念ながら少々下降気味....。
きっと何か深い訳があるのでしょうね。なんとな~くながらに感じている
想像を膨らませながら次を楽しみたいと思います。