引っ越し大名三千里 (ハルキ文庫 と 6-2 時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758440011

感想・レビュー・書評

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  • 2019年星野源主演映画「引っ越し大名!」を
    最近観た。
    とーっても面白かった(^○^)
    原作も読んでみようと図書館で借りた

    徳川家康の血を引く譜代大名松平直矩
    生涯7度も( ; ; )国替えをさせられた
    その史実を元にした時代小説

    いやぁー原作も面白い
    映画を観た後だったのでサラッと一気に読めた
    キャスト全員ピッタリ役にハマっていた
    星野源、高畑充希や高橋一生、濱田岳
    及川光博、小澤征悦
    読みながら脳内で映像化(≧∀≦)

    他の方の感想にもあったが
    原作よりも
    映画で高橋一生演じる鷹村源右衛門が
    マジ面白かったo(≧▽≦)o





  • 土橋章宏の作品はどれをとっても面白い。
    当時の時代を時代小説として周囲の状況を描きながらもコメディに描き出している。

    書庫に引き篭もるかたつむりと呼ばれる主人公が国替えの為に奔走する話。
    国替えは当時絶対に大変な大仕事である。現在のように道も交通も便利でない時代に藩ごと移動は決死の覚悟がいるのだろう。その壮絶さをコミカルに描き出している著者の作品が好き。

    かつて自分のことが嫌いだった。しかし勇をふるい外に出て、人の役に立てたとき、ようやく己のことを好きになれたのだ。

  •  星野源主演で2019年に映画化された作品の原作本。
     タイトル通り、生涯に渡り国替を余儀なくされた主君・松平直矩とその引っ越しに奔走する部下たちの活躍をコミカルに描いた作品。
     度重なる国替で藩の財政は悪化し、いよいよ苦しくなってきたところへ、それまで差配していた人物が死去。そんな時に、誰もやりたがらない引っ越し差配に任命されたのは、姫路城の書庫に引きこもっていた片桐春之助。
     お国の引っ越しの舞台裏と、春之助の成長が面白く描かれている。300ページ弱だが、一気読み必至。

  • 松平直矩は実在の殿様で本文中の説明にあるように
    結城秀康の孫で生涯5回の国替えを命じられた
    石高は増えるが天風借金も増える地獄絵図を小説化
    ちなみに大名通信簿『土芥寇讎記』に少し美少年が
    好きとワザワザ書いてあるが普通のお殿様(´・ω・`)

  • 映画観た後だったのでスイスイと!!
    映画とはちょっと違う所も 
    端折られてしまっていた所も
    最後の最後まで面白かったなー.
    .
    で 改めて 映画もイメージ崩さず!
    なんなら鷹村は本より面白く!!

  • どハマりしました。

  • 図書館で。
    藩を挙げての引っ越しかぁ…まぁ、そうなるよな。確かに。史実として7回だか8回動かされた大名… 正直、家臣に同情するなぁ。

    という訳でお荷物と思われていた主人公が大抜擢を転機に奮闘する過程がテンポよく描かれていて面白い。実際にはもっと大変だったんだろうなぁとは思うのだけれども。いや、今の時代でも引っ越しは大変なんだから、会社が社員ともども全員違う地に引っ越すのと同じ…と考えるとすごい事だなと思います、うん。

  • 時代小説でありながら、人の描き方は今風。そこが軽く見えてしまう。

  • 世の中には運の悪い人もいるのね

  • ま た 綱 吉 か !
    今まで何冊か時代小説読んだけど、綱吉の時代って本当大変だ。
    とりあえず、物語を動かすにはもってこいの存在なのかもしれない(この何回にもわたる引っ越しは実話のようだけど)が、その時代の人にとっては迷惑で暮らしにくそう。

    それから、戦国時代に衆道があったことは知っていたが、江戸時代も割と普通だったんだなぁ。


    追記
    映画も観た。
    原作とヒロインの性格・属性がまるで違い別人で何だかなぁという感じ。
    映像として派手にするために原作の良いところを削ってしまっている。
    皿を投げるシーンで、せっかく厳選してきた逸品なのに笑いながら粗末に扱われてかわいそうで観ていて悲しかった。

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。2011年「超高速!参勤交代」で第37回城戸賞を受賞し、同名映画は第38回日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第57回ブルーリボン賞作品賞を受賞。さらに同名の小説で作家デビューを果たす。他の著書に『幕末まらそん侍』『超高速!参勤交代 リターンズ』『引っ越し大名三千里』『スマイリング』『チャップリン暗殺指令』など。

「2022年 『決戦!賤ヶ岳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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