ふたりの花見弁当 食堂のおばちゃん(4) (ハルキ文庫 や 11-5)
- 角川春樹事務所 (2018年8月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758441964
感想・レビュー・書評
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山口恵以子さんのお人柄、そして彼女の世界観が大好きです。
今、デビュー作から順番に読んでいますが、このシリーズが特に私のお気に入り。
近くにこんな食堂が欲しい!
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シリーズの4冊目。読むとお腹が空いてきます。はじめ食堂の家族と従業員の万里君にランチと夜の常連さんと万里君の友達。アットホームですいすいと読めます。
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シリーズの4冊目。読むとお腹が空いてきます。はじめ食堂の家族と従業員の万里君にランチと夜の常連さんと万里君の友達。アットホームですいすいと読...シリーズの4冊目。読むとお腹が空いてきます。はじめ食堂の家族と従業員の万里君にランチと夜の常連さんと万里君の友達。アットホームですいすいと読めます。2022/01/18
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相変わらず美味しそうなごはんがいっぱいでお腹の空く一冊。クリーム煮と、資生堂風クロケットが特に美味しそう。
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安定の。
何冊か読んで、その年の世相がリアルに反映されていることに気づく。
そして不倫とか浮気は結構な頻度で起こる。
それだけ身近なトラブルなのか。
とか考えてしまうくらいのリアルなご近所感。 -
シリーズ4冊目も安定のほのぼの感。ああ、この登場人物の人たちに囲まれて生きることができたらどんなに幸せなことか……。
一子さんがこんなことを言ってた。「数学なら、一足す一は必ず二になるけど、人生はそうならないものね。優しくて正直で努力家で、非の打ち所のない善い人が、その人に相応しい幸せな人生を送れるかっていったら、必ずしもそうじゃない。むしろ、みんなから憎まれるイヤな奴の方が、大きな成功を手に入れたりする。店も同じよ。どんなに誠心誠意頑張っても、五年先、十年先なんて、誰にも分らないわ。一寸先は闇とは、よく言ったものよ」(p.224)って。
勧善懲悪のようなこのシリーズでもこういうことが語られるんだって思いつつ、著者の山口さんらしい(こないだエッセイ『おばちゃん街道』を読んだからね)。神さまはその人が耐えられる試練を与えるというし、善人こそ苦難がつきまとうと思うべきか。 -
ウエットな付き合いは苦手なので、実際こういうコミュニティに私が参加できることはないと思うので憧れる。一子さんのセリフはせつなかったけど、心しておかなければなと思う。「私はもう、十年前に出来たことが出来ません。そのうち、五年前に出来たこと、一年前に出来たことが出来なくなります。最後は、昨日出来たことも出来なくなるでしょう。年を取るというのはそういうことです」
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昔本当に食堂で勤めていて、なおかつ食べるのが大好き、だとしてもよくこんなにたくさんメニュー思いつくよね~。
どれも美味しそうだし。
派手さは無いけど、安心して読める作品。 -
誰でも人生で何かしらのトラブルや問題、悩み、後悔、不安を抱えているものだと思う。それでも他者に寄り添い、思いやることのできる人々がこの食堂にはたくさん集まる。
ここの常連になれたら、怖いものなくない?という気がする。 -
食堂のおばちゃんシリーズ4作目。これも現代のお話。安定の面白さ。
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だまされてしまうその心理がせつなくなりました。
お花見をとおしてのご近所交流にいいなとも思いました。