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- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784758444132
感想・レビュー・書評
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シリーズ4作目。
“家族”の関係を全肯定しないスタンスがよいです。
政治が家族助け合い・自助を求める絶望の国ですが、合わないものは合わないのです。
家族だから割り切れない想いはあるけれど、他人との人間関係と同じで離れることが一つの方法を否定しないのは救いだと思いました。
別シリーズの紙の話と同様で仕事に対するスタンスは、正直文化祭的というか内輪だけが盛り上がる個展のようというか……甘さを感じてしまいます。イマイチ自分は仕事が絡む物語に入り込めないことが多いです。
それが温かいと感じる読者も多いのかも?とは理解します。
でも守人の将来の仕事への描写は、どちらか1本の仕事では食べていけないというのがリアルでよかったです。
彼は川越専門のコンサル業のような仕事と文筆業を両立させていくのでしょうか。
彼の将来が川越で拓けて上手くいくといいなと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示