行動科学を使ってできる人が育つ! 教える技術

著者 :
  • かんき出版
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感想 : 183
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784761267551

感想・レビュー・書評

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  • いろんなビジネス本を読んできていたので、スラスラ読むことができました。 頭の中に残ったことは価値観の違う人たちが働く中で、共通に理解できるものは数値化でしかないので、感情を抜きにして成長を続けて、区切りの時に感情を持って喜べる環境を作りたいなと思えた一冊でした。

  • 会社での指導用というよりは、子育てにおける子どもへの教育という視点で読みました。まず自分が尊敬に値する人物、教えるに値する人であること、怒るのではなくあくまで叱ること、強化したい行動については、しっかり褒めて認めること。基礎的なことでしょうが、習慣付いていないと、とっさにできない行動だと思います。

  • 「人に教える」というのは本当に難しい。どれだけ自分が理解していても、伝え方、受け取り方のボタンを1つ掛け間違えるだけで、誤って伝わる。
    「あの人には何を言ってもダメだ」ではなくて、「どう伝えたらより良い方向に向かうか」その課題は延々と持ち続けることになると思うけど、私はずっとその課題と向き合い続けたい。そして、「今よりもっと良くなるように」そのために自分の引き出しを増やしたい。そう思って読んだ本。
    状況によって響く言葉が違うと思うから、何度も読みたい、そう思えたオススメの一冊。

  • 2023/08/30 読破

    この本を読んだ感想としては、
    「自分が望む行動をどう相手に伝えるか」
    その手段や概念が散見される文章でした。

    言い換えると、
    「相手にどう主体的になってもらうのか」という
    ことかなと思いました。

    印象的だった一例

    90/20/8法則
    ・90分のプレゼンテーションを続けない
    ・20分ごとに研修内容の変更や、ペースを変える
    ・8分ごとに参加者を研修に参加させる(書く、読む、ワークショップを行う等)

    新人研修でも該当するのかな、と思いますので意識していこうと思いました。

  • 教えるときのポイントは、いかに「行動」に着目できるかだということがわかった。様々な技術の中でも、成果につながる行動を見極める技術は、考えたこともなかったが非常に重要なスキルだと感じた。「教える技術」というタイトルではあるが、教えられたことが成果につながっているか自省するときにも活用できる内容が多くあった。困ったときに、何度も開いて読むバイブルにしたいような本だった。

  • 教えること=相手から望ましい行動を引き出す行為

    結果につながる行動を数えて評価
    行動をほめることで行動を強化する

    知識は、聞かれたら答えられる
    スキルは、やろうとしたらできる
    →まずは把握して、何を教えるべきか明確に

    できることはいつでもできるにしたいから、100点取れそうなものを与えて褒めるも

  • 文字通り教える技術について体系的にまとめられている。
    目新しい点はなかったが、ABCモデルや悩みの聞き出し方など、きちんと実際すれば効果があるのだろう。
    部下だけでなく、同僚や取引先(現業の場合)にも使えそう。

  • 参考読。
    行動科学云々いう割には行動科学あんまり出てこなくないですか。

    帯のテレワーク動画は、連絡先の登録などの条件付き。これはちょっとずるくないですか。連絡先登録が嫌で動画視聴しませんでした。

  • #flier

  • 「教える」と言う行為を行動科学を持って説明している非常にわかりやすい著書。
    部下を持っている管理職だけではなく、例えばジムのインストラクターで生徒さんを見ている人でも、コーチングでクライアントを成果に導くコーチの場合でも、どんな立場であっても非常に参考になる内容がたくさんある。

    「教える」のベースにあるのは
    ・教える内容を細分化する技術
    ・それを伝え相手が理解したかを確認する技術
    ・その行動を確認しできていたら褒める技術
    ・できていなければ叱る(怒るではない)技術
    が必要である。

    仕事柄私は研修や勉強会など多くの人に話をする機会がある。そのような時にも行動科学の観点から人が集中できる時間、人が覚えられる行動と言うものがあり参考になった。
    私が実施する研修の中でも人気のある研修はその行動科学の内容を少し採用ができていた部分があった。参加者が集中できる時間帯や参加者が考え、れるよう工夫できていたからこその人気なのだと理解ができた。

    最後に行動科学として教える技術の中で自分ができていなかったことを以下抜粋で記載をする。


    ■flier要約抜粋
    【うまく教えるためには、まずは教える内容を「知識」と「技術」に振り分けることが大切
    たとえば、ボーリング初心者にボーリングを教える場合。「知識」にあたるのは、投球のマナーやゲームの基本ルール、ボールの選び方、ボールの回転と軌道の関係性、スコア表の記号の意味などだ。一方、教えるべき「技術」には、ボールの持ち方や助走の仕方、投球フォーム、ボールのコントロール法などが該当する。知識は聞かれたら答えられること、技術はやろうとすればできることと考えればいいだろう。】

    【指示するときは、「MORSの法則」を参考に、内容をできるだけ明確かつ具体的に表現するとよい。
    行動を言語化しようとするときには、「MORSの法則(具体性の法則)」が参考になる。MORSの法則は「Measured(計測できる)」「Observable(観察できる)」「Reliable(信頼できる)」「Specific(明確化されている)」の4つから成り立っている。

    たとえば「お客様と親密にコミュニケーションをとる」を、MORSの法則に照らして具体的な行動に落とし込むと、「すべての顧客に対し3カ月に一度電話をかけ、当社のサービスに対する感想を聞く」「2週間に一度、メールマガジンを送る」などといったものになるだろう。】

    ====
    石田淳 (いしだ じゅん)
    社団法人行動科学マネジメント研究所所長
    株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高経営責任者
    米国行動分析学会(ABAI)会員、日本行動分析学会会員、日本の行動科学(分析)マネジメントの第一人者

    ====
    flier要約
    https://www.flierinc.com/summary/2971

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著者プロフィール

社団法人行動科学マネジメント研究所所長。社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事。株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長。米国行動分析学会ABAI会員。日本行動分析学会会員。日本ペンクラブ会員。日経BP主催「課長塾」講師。
アメリカのビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジし、「行動科学マネジメント」として展開。精神論とは一切関係なく、行動に焦点をあてた科学的で実用的なマネジメント手法は、短期間で組織の8割の「できない人」を「できる人」に変えると企業経営者や現場のリーダー層から絶大な支持を集める。これまでに指導してきた企業は1,000社以上、ビジネスパーソンはのべ30,000人以上にのぼる。

「2022年 『行動科学のビジネス手帳2023 ネイビー・見開き1週間週間レフト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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