青空のむこう

  • 求龍堂
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感想 : 605
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763002112

感想・レビュー・書評

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  • 書店で平積みされてて青空の表紙に一目惚れしました。

  • 児童書になるのかもしれないが,とても心に響く物語.死後の世界は誰にもわからないが,アレックスの感じたこと,死んで思うこと,心残りはとても共感でき,次々ページをめくる手が止まらなかった.宗教書ではないが,突然訪れる死を,静かな気持ちで迎えられるような気になる,感動的な物語.

  • 妊娠中に読んだ。ハリーような周りを楽しくさせてくれるような子がいいなって思う反面、死んだ子供を持つ親の気持ちを重ねてしまってとても辛い。ハリーはとにかくいつでも前向きな子。すごく癒された。

  • "死"について、たまらない怖さを感じていた中学生時代に出会った本。わたしはこの本のおかげで、良い意味で死が怖くないと思うことができた。それと同時に、いつ死んでも後悔のないように、愛する人には感謝の気持ちを伝えながら生きようと考えるようになれた。

  • [内容]
    ぼくはまだ決めかねてた。アーサーはぼくに背中をむけて歩きだした。そのとたん、エギーやママやパパや友だち、ぼくが知ってる人たちの顔が次々に浮かんで、どうしてももう一度会いたくなった。みんながいなきゃ生きていけない。死んでることだってできない。すぐにぼくは決心した。アーサーの後を追いながら呼びかけた。「待って、アーサー。ぼくも行く」アーサーは立ち止まってぼくを待った。それからふたりで駆けだした。“生者の国”を目指して―。

    --

    すごくあたたかい話。
    生きる事とはどんなに尊い事か、考えさせられる。
    死んでいるからもうハリーとしては生きてはいけないけれど、それでも希望に満ちたハリーを見て、泣きそうになった。
    死という絶望的にも思える物事を、あくまでハリーの視点から軽やかなテンポで、でも確かに切なく愛おしく描いている。
    翻訳がたぶんうまいんだと思う。
    すらすら読めてしまったし、とても記憶によく残る。

  • シアラーの作品でおそらく一番有名なのだろうけれど、いまさらになってようやく読んだ。死後の世界と言うものがあるのならこんなところであればいいなと思う。個人的には他のシアラー作品のほうが好きだな。『チョコレート・アンダーグラウンド』とか。シアラー作品の多くを翻訳している金原瑞人さん、いまさらながらに金原ひとみの父親だと知った。

  • アクシデントで亡くなった子供のハリーが、少しの間だけ今の世界にもどり、自分がいなくなってもいつも通りのように見える世界にがっかりしたり、でも実は自分の家族や友人知人たちが自分を愛していることに気付き嬉しく思い、ハリー自身も素直に彼らに対しての気持ちを伝える、不思議な成長物語なのですが、今生きている大人な私たちでさえ、なかなか相手に対する感謝の気持ちや愛情を伝えることができず意地を張ってしまいがち。死んでしまったらどんなに伝えたくても伝えられないのだから、生きているうちに、なるべく感謝の気持ちや愛情を伝えていきたいなと思いました。普段当たり前と思ってしまっている大切なことを思い出させてくれる、子供も大人も楽しめる本だと思います。子供の読書感想文向けな本な気もします。

  • 初めて読んだアレックス・シアラーさんの作品。外国の本はあまり得意ではなかったけど、読みやすく面白かった。ちょっぴり悲しいけれど、とっても暖かい気持ちにさせてくれる作品。最後は涙でぐちゃぐちゃになりながら読んだ。

  • 泣いた

  • どうしてもあやまりたくて

    ずっと前に読んだのに、ラストシーンはまだ覚えている

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著者プロフィール

英国スコットランド北部のウィックに生まれ、現在はサマセット州に住んでいる。テレビやラジオ、映画、舞台のシナリオライターとして活躍したあと、数多くのヤングアダルト小説を執筆、ガーディアン賞にノミネートされた『スノードーム』(求龍堂)などを生みだした。映画やテレビシリーズになった作品もあり、日本では『チョコレート・アンダーグラウンド』(求龍堂)を原作としたコミックやアニメ映画が制作された。他に、『青空のむこう』、『13ヵ月と13週と13日と満月の夜』『This is the Life』(いずれも求龍堂)、『スキ・スキ・スキ!』(あかね書房)、『世界でたったひとりの子』『あの雲を追いかけて』『骨董通りの幽霊省』(いずれも竹書房)などがある。

「2017年 『ガラスの封筒と海と』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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