青空のむこう

著者 : アレックス・シアラー 金原瑞人

• 求龍堂 (2002年5月1日発売)

感想・レビュー・書評

[司書KODOMOブックリスト（注：「司書になるため勉強中」のアカウントです）さんの感想 · 2023年6月10日]

交通事故で亡くなった１０歳の男の子の話。この世にまだ、やり残したことがある！

「ぼくはまだ決めかねてた。アーサーはぼくに背中をむけて歩きだした。そのとたん、エギーやママやパパや友だち、ぼくが知ってる人たちの顔が次々に浮かんで、どうしてももう一度会いたくなった。みんながいなきゃ生きていけない。死んでることだってできない。すぐにぼくは決心した。アーサーの後を追いながら呼びかけた。「待って、アーサー。ぼくも行く」アーサーは立ち止まってぼくを待った。それからふたりで駆けだした。"生者の国"を目指して-。」

[とぅいてぃさんの感想 · 2022年2月8日]

とても良かった

[はなはなさんの感想 · 2021年12月7日]

あらすじがあまりにも面白そうだったのでわくわくしながら読んだけれど、期待したほどではなかったかも。
でも、死後の物語ってそう多くはない気がするので、物語的には好きな感じ。
もし自分が死んだら、あるいは自分が大切な人を亡くしたら、どう対処すればいいのかってことが間接的に描かれている気がする。
自分がいなくても流れていく他人の日常。
自分の目線からは見ることが出来なかった他人の目線。
そして、いつまでも悲しみの淵にいる自分の家族…。
死んでしまった者は果て無い悲しみと後悔を噛みしめながらも、多くの者はそこにとどまることをよしとせず、後悔を晴らすことが出来たら、意外にも晴れやかな気持ちで次へのステップへと進んでいくのかもしれない。
一番心の整理が必要なのは、残された人間の方なのかもしれない。

[YUZUさんの感想 · 2021年11月25日]

初めて読書を読むきっかけになった本です。
今を一生懸命生きようと思える小説でした！

[shilvioさんの感想 · 2021年8月21日]

突然の事故で亡くなった少年がやり残したことに対処し、旅立っていく物語。
前半はそんなにおもしろいと思わずたんたんと読んでいったが最後に泣いた。命は永遠に続いていくことも伝えてくれる。疲れていて少々頭が痛いが、一服の清涼剤となった。
それから、大ベストセラーの「十二番目の天使」（オグ・マンディーノ著）同様、求龍堂出版の訂装もきれいで素晴らしい。（HPの日記より）
※2002.8.24読書のすすめから到着
　2002.9.8読書開始
　2002.9.15読了
　売却済み

[ainonさんの感想 · 2021年5月10日]

子ども向け、というには長すぎる
大人向け、というにはちょっと内容が薄い…
ファンタジーのような死後の世界のお話

[tokimさんの感想 · 2021年3月13日]

ブクログのオススメにあって読んだけど、期待していたよりも感動はしなかった。もっと子供の頃に読んだのなら良かったのかなぁ。世の中の現実的な部分に触れすぎて感動できなかったのかも。

[ひびぬさんの感想 · 2021年3月7日]

死んだら列に並ぶのかな、と思った

[スゥさんの感想 · 2021年1月8日]

本が大好きになった。

中学生の時、初めて読んでそれからはずっと私の宝物になってる。

優しい物語。

伝えたいこと、とくに感謝の気持ちは
隠さずに伝えていきたい

[ももきちさんの感想 · 2021年1月1日]

読書感想文として読んでみたらとても素敵な話だった

著者プロフィール

英国スコットランド北部のウィックに生まれ、現在はサマセット州に住んでいる。テレビやラジオ、映画、舞台のシナリオライターとして活躍したあと、数多くのヤングアダルト小説を執筆、ガーディアン賞にノミネートされた『スノードーム』（求龍堂）などを生みだした。映画やテレビシリーズになった作品もあり、日本では『チョコレート・アンダーグラウンド』（求龍堂）を原作としたコミックやアニメ映画が制作された。他に、『青空のむこう』、『13ヵ月と13週と13日と満月の夜』『This is the Life』（いずれも求龍堂）、『スキ・スキ・スキ！』（あかね書房）、『世界でたったひとりの子』『あの雲を追いかけて』『骨董通りの幽霊省』（いずれも竹書房）などがある。

「2017年 『ガラスの封筒と海と』 で使われていた紹介文から引用しています。」