青空のむこう

  • 求龍堂
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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763002112

感想・レビュー・書評

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  • 「青空の向こう」はインターネットで見つけた本で、あらすじと表紙を読んでいたら読みたくなって読んだ本です。
    ある日突然トラックにひかれ、死んでしまった少年ハリーが死者の国から地上に舞い降り、心残りを解決しようとします。その心残りとは、お姉ちゃんとけんかして仲直りをしていなかったことでした。死者の国が実際に存在するのかは分かりませんが、もし本のようにあったとしたら、自分が明日死んでしまったら、死者の国に「現在地」の入り口から入るのか、それとも「彼方の青い世界」に行くのかと思うと、多分何かを思い残して現世をさまよう幽霊になる、「現在地」から入ると思います。けれど、そういったわだかまりが一切ない、自分が死んだ事を自覚でき、「彼方の青い世界」に真っ先にいけるよう、心残りがないように一日一日を大切に生きたいと思いました。
    「青空のむこう」は、読んでいると先がどんどん気になり、読むのに夢中になってしまう、面白い本なので、とてもオススメです!

  • ハリーの内面描写がとても面白い!
    自分もあのくらいの年齢の頃は次から次へといろいろ思ったとは思うが、あそこまで気持ちを持った行動はなかったですね~。楽しく読ませて頂きました。ありがとうございました。

  • 2014.12~ 展示

  • 『カラフル』があまりにひどかったので、『青空のむこう』は「死」をちゃんと扱っているという評価をきいて、大いに期待して読んだ。
    『カラフル』よりましだけどさ、やっぱり納得はできないな。この世に思いを残して死んだ人が、自分の思いを残された人に伝えることができるとは、思えない。
    他の部分は(主人公が死んだあとのクラスメイトの反応なんか)よく書けていたので、安易に主人公が家族と意思疎通できてしまうのはそらぞらしい感じ。
    今までどれだけ多くの人が伝えたい言葉を残して死んでいったかを考えたら、主人公が伝えたかったことって、そう大事なことではない。
    それに(どうでもいいことかもしれないが)猫が霊的なものを感じるとして、それが身内だったら、戦闘的になったり、怖がったりしないと思うよ。
    この作者は猫にあまり思い入れがないんだね。
    わざわざ読むほどの作品でもなかったな・・・。

  • さわやかなファンタジーだった。意外と、そうなってしまったらこの主人公のようにすんなり受け入れられるのかもね、と思った。
    死後の世界が本当にこんな風ならいいな。
    何て言うか、未知の世界だけど、望みがあっていいよね。
    シアラーさんの本二冊めだけど、他のも全部よみたい。

  • 買ったまま放置してたアレックスシアラー。

    思ってたよりも読みやすく
    少し悲しく
    それでも、あたたかい作品。

  • 小学校以来
    不意に読み返したくなり、
    本棚の奥から引っ張り出してきました。
    毎日を大切に生きよう、
    そう感じされる本です。
    日々の人生に飽きてしまった時、
    生きていることの意味が
    わからなくなってしまった時、
    何度も読み返したいです。

  • 小学生の時に出会ってから、この本は私の中でずっと特別。
    当たり前にある日常が急にできなくなったとき、
    当たり前に顔をあわせてる人達と急に会えなくなったとき、
    私ならどうするだろう。って考えざるを得ない。
    ”死”を題材にした作品なのに、子供の主人公目線で綴られた、あざとくない爽やかな感じ。ちょっと笑えるとこもあるのに読み終えたら涙が出てくる。
    アレックスシアラーさんは、他のどの作家よりも”子供の気持ちを忘れてない”大人だなあ、って思います。

  • さよならをしなければならないけどなかなかできないときに読むといい。強くなりないとき、けじめのときに必要なこと

  • 良かったんだけど物語に厚みがない気がした。もうちょっと話を膨らませて欲しかった。アーサーの話は直ぐ終わっちゃうし…そっちのほうももうちょっとストーリーをつくってほしかったなぁ。

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著者プロフィール

英国スコットランド北部のウィックに生まれ、現在はサマセット州に住んでいる。テレビやラジオ、映画、舞台のシナリオライターとして活躍したあと、数多くのヤングアダルト小説を執筆、ガーディアン賞にノミネートされた『スノードーム』(求龍堂)などを生みだした。映画やテレビシリーズになった作品もあり、日本では『チョコレート・アンダーグラウンド』(求龍堂)を原作としたコミックやアニメ映画が制作された。他に、『青空のむこう』、『13ヵ月と13週と13日と満月の夜』『This is the Life』(いずれも求龍堂)、『スキ・スキ・スキ!』(あかね書房)、『世界でたったひとりの子』『あの雲を追いかけて』『骨董通りの幽霊省』(いずれも竹書房)などがある。

「2017年 『ガラスの封筒と海と』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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