One World

著者 :
  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763134172

作品紹介・あらすじ

中高生からも人気の高い学習塾「聡明舎」での授業や、日本各地で連続講座「親学塾」を開催するなど、執筆活動だけにとどまらず活躍の幅を広げている喜多川泰さん。
待望の最新作は、短編小説のような9つのストーリーが人の「縁」によってつながっていく不思議な長編小説です。

少年野球、サービスマン、卒業式、バレンタイン、超能力、就活、日本、出稼ぎ、恋愛……。
異なるテーマの9つのストーリーに登場するのは、生きていれば誰もが直面するような悩みや悲しみ、迷いや不安といった、さまざまな思いを抱いている主人公たち。
彼らは、人との出会いを通して生きるヒントを学び、新たな自分へと成長を遂げていきます。各ストーリーに登場する人物が少しずつ重なり合いながら循環していく物語は、まさに私たちがいま生きているこの世界そのもの。生きる力が湧いてくる作品です!

感想・レビュー・書評

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  • 世界も人もどこかで繋がっている。
    人生の主役は自分だが、誰かの脇役になった時、
    わたしは誰かの糧になれているだろうか。
    一瞬の出会いでも誰かの心に残るような生き方ができる人でありたい。

    物語も繋がっている。

    ユニフォーム
    言葉を選ぶ。褒める視点で。褒める言葉はパワーを与えられる。
    この物語ですてきな有馬監督は次の物語で新人バイト。

    ルームサービス
    働くとは。『どうせやるなら』
    自分にできることで、誰かを幸せにする行為が、働くということ。自分にできることを増やしたり、深めたりすることで、誰かを幸せにする深みが変わってくる。
    この物語の素敵な紳士、安達はチェックアウトした時には、来た時と同じように部屋を綺麗にして出る。来た時よりも美しく。
    安達さんは次の物語の父親。

    卒業アルバム
    息子の卒業式。初めて息子に関わって参加。
    アルバムには若い担任教員江川真由先生からのメッセージが。
    来た時よりも美しく。父親は感銘を受け生き方を変えようと思えた。
    人は、素晴らしい出会いによって、何度でも生まれ変わることができる。
    次の物語で江川先生が主役。

    ホワイトバレンタイン
    雪のホワイトバレンタインデー。彼と別れる。
    バスで涙してしまう。車内で出会う女性と年配の男性から心を頂く。また年配の男性からは花束と言葉を。
    苦悩に出会うたびに、これがあったから今の幸せがあるって断言できる未来にしなければって思った。泣いてもいいから笑っていなされ。
    この真由さんがバスの運転手にとった行動がかっこ良すぎる。
    先程の年配の男性は次の物語の脇役。

    超能力彼氏
    同じものを見ていても、人が見えない世界をたくさん見える人間になりたい。本を読んでいる人はかっこいい。と敦史は言う。
    予定どおりに行かないことってたくさんあると思う。それを楽しむのが人生だと思っている。何が起こるかわからない人生を、一緒に楽しまない?
    このプロポーズをしたとき、隣にいたのが年配の男性。人生一度くらいは女房に花を買ってあげないとと思ったと。
    敦史は次の物語の就活生。

    ラッキーボーイ
    就活の話。ラッキーボーイだと思っていた宮本は、そうなるべき行動を起こせる人だった。
    大学を好きになろうと思ったから掃除をした。自分が心から大切にしているものは、大好きになるんだと教わったという。
    考えられない偶然の出会いは、今この瞬間だって起きている。その時に相手にあげられる何かを持っている人でありたいといつも思っていて、いろんな本を読んでいる。
    敦史も掃除をはじめることにした。
    宮本は次の物語のアルバイト。

    夢の国
    適当な理由をつけてアルバイトを辞めようとしている宮本。中国からの留学生張にも挨拶をする。
    その時に日本の素晴らしさと自分の居場所を大切にする事を教わる。
    店長の中井からは、見えない心をみるには、その人の行動を見ればわかると教わる。
    逃げない生き方として、まずは大学のゴミ拾いを実行にうつすことになる。
    留学生の張さんが次の物語の主人公。

    「どうぞ」
    張さんは祖父の代から日本の文化や素晴らしさに感銘を受けていた。日本に来てみて、その常識、清潔感、色々な所で素晴らしさを感じた。
    電車に乗ると、隣の高校生が老人に席を譲っていた。覚えたての初めて使った言葉「どうぞ」を言った時、張さんは日本人の心だったと思う。
    隣の席の高校生は次の物語では主人公。

    恋の力
    安田は隣の席の娘が好きだ。話したい、付き合いたい。欲は深くなる。付き合えた時、テンションが上がっていて、電車で目の前にいる老女に席を譲った。近所の素敵な喫茶店は、友達の母親の店だった。
    この本は初めましてのはずが、この最後の喫茶店の物語を知っている気がした。不思議。

    この喫茶店の友達の母は黒木さん。ユニフォームに、その名前が出てくる。何度もループ読み出来そうで、パラパラと読み返した。

  • 誰もが人生の主人公でありながら、誰かにとっては主要な登場人物や脇役だったりする。
    ほんの些細なことでも誰かの人生に影響を与えていたり、与えられたりすることが日常に溢れている。
    ただ誠実に毎日を過ごすだけでも生きている意味があるように思えて、心が軽くなりました。
    一番印象に残ったのは留学生の張さんが感じた日本人のすごさ。
    接客態度のレベルの高さ、並んでいたけど電車で高齢者に席を譲る若者、高齢者が降りた後も周りの人が若者のために当然のように空いた席に座らない光景。日常的で気づかなかったけれど、言われてみれば確かにと思える日本人のすごさを張さんから教わり、誇らしいし嬉しいし、日本に生まれたことが幸せに思えた。

  • 誰もが誰かの人生に影響を与えている。
    この世界はそうして成り立っている。
    そんなテーマに基づいた、連作短編集です。

    それでいて、それぞれの短編にもばっちりテーマがあって、最初は喜多川さんが短編だなんて意外だなと思ったんですが、読んでみたら長編並みに大きな物語でした。

    いつ読むかによっても心に残る箇所が違うかと思いますが、特に今回心に残ったのは「失恋」がテーマの章。
    「つまりね、『苦悩』こそが、今の私を作り上げたと言ってもいい程なんですよ」という老人の言葉で始まる、苦悩がなければ内省もなかったし、今の自分にたどり着かなかった、という言葉がすごくすっと胸に響きました。
    思い返せば実際のところ失恋に限らず、苦悩を乗り越えたら更なる苦悩があって、なんてこともありましたが、その度に苦しみつつも自分に何ができるのか、何がいけなかったのか振り返りつつ今の道に繋げてきたような気がします。
    苦悩なんてないに越したことはない、と思うけど、何の苦悩もなければ今の自分にはなれなかったのは確実で、そう思うと少し今の自分を認めてあげたい気持ちになります。

    それから、「自分が心から大切にしているものは、大好きになるんだ」って言葉も心に残っています。
    好きだから大切にする、ではなく、大切にするから好きになる。
    確かにそのとおりだよなぁと。人でもモノでも環境でも、大切にできる人でありたいし、そうして周りのものを好きでいられる人でありたい。

    本当に人は深く付き合いのある人に限らず、ちょっと話を聞いただけの人から強く影響を受けることもあるし、自分では大したことをしていないのにすごく感謝されたりすることもある。
    生きている限り誰にも影響を与えずにいられないなら、少しでもいい影響を与えられる人でありたいものですね。

    喜多川さんが書く本はいつも軸がしっかりとブレずにあるのに、毎回新しい発見があってはっとさせられます。
    また読み返したくなるし、誰かに贈りたくなるような1冊ですね。とてもいい本でした。

  • 1.ユニフォーム uniform
     安田佳純・吉井監督・有馬コーチ・日野コーチ・高須賀・山村昭憲・二川・高橋・安田結佳・桑原・佐伯・十亀・黒木・山根・市川・純平
    「相手の胸を狙って投げてるけど、うまくいかなかっただけだろ。だったら謝る必要ないよ。」
    「これはイップスにならないためにやるんだ。怒られたり、失敗したりして、萎縮してしまうと緊張したときに筋肉が普段どおり動かなくなってしまう。」
    「誰かが好きなことを一生懸命がんばる姿っていうのは、そいつが夢を実現したかどうか以上に、周りの人の心に影響を与えるんだ。」
    「だから一球一球、自分の憧れの選手だったらどう思うか、何をしたいと思うか、自分で考えてみよう。そして自分がそれをやってみようぜ」
    「みんなで、今日のヒーローになろうぜ。」
    2.ルームサービス room service
     染谷・有馬民夫・木村・安達康夫
    「自分の時間を誰かの喜びに変えることが、働くということだよ」
    「自分にできることで、誰かを幸せにする行為が、働くということさ。その報酬として返ってくるものの一部がお金である。ただそれだけのこと。だから、自分にできることを増やしたり深めたりすることで、誰かを幸せにする深みが変わってくる。その数を増やすことだって自分の努力でできる。」
    「自分にできることを増やしたり深めたりする努力を続けることだ。それこそがまさに仕事の醍醐味と言える」
    『どうせやるなら、同じ金額でもたくさんの人を喜ばせよう』と思える人間になる
    「たった一度そのチャンスが訪れるかどうかわからないが、そのときのために常に自分の武器を磨いておくことの大切さをずっと考えさせられた。」
    「誰よりも、働け」
    3.卒業アルバム classbook
     智子・安達顕一郎・康夫・和子・江川真由先生
    「迷ったときは、初心に戻れ」
    「来たときよりも美しく。そんな人生を……」
    「出先に行くと、使わせてもらったからには、帰りは来たときよりも美しくして帰ろう」
    「僕たちは自分がつくったわけではない世の中に生まれてきて、ほんの数十年生きて、この世を去っていく。だから、自分がこの世に来たときよりも美しい世界にして去りたい。それができれば、自分という人間がこの世に生まれてきてよかったって自分で思える。」
    「この子たちが生きる世の中をよりよくするのが、今の我々大人の役目なんだ」
    「人は、素晴らしい出会いによって、何度でも生まれ変わることができる」
    4.ホワイトバレンタイン white valentine
    真由・和正・老人・運転手
    「大切なのは、本当にそこに因果関係があるかどうかではありませんよ。どれほど他人から見ればバカげていることでも、その人が『これが悪かったのかもしれない』と自らを省みて、その部分を改めること、そのものに意味があるのですよ。おかげでその苦悩を経験する前よりも、あとの方が、自分が理想とする人間に少しだけ近づくことができているじゃないですか」
    「『苦悩』こそが、今の私を作り上げたと言ってもいいほどなんですよ」
    「『苦悩』に出会うたびに私は思ったんです。これがあったから今の幸せがあるって断言できる未来にしなければってね」
    「どんなときも笑っていればきっといいことがある。笑っていなされ。泣いてもいいから笑っていなされ。負けるなよ」
    5.超能力彼氏 extrasensory perception boy
     長谷川紗希・戸田敦史・久美子・神田翔・アシストくん・敦史の連れ・老人
    「同じものを見ていても、人が見えない世界をたくさん見える人間になった方が俺はいい」
    6.ラッキーボーイ lucky boy
     戸田敦史・杉本哲也・塚田部長・宮本裕樹
    「好きになろうと思ったから、掃除をしたんだ。自分が心から大切にしているものは、大好きになるんだってことをある人に教えてもらってね。」
    「考えられない偶然の出会いは、今この瞬間だって起きている。そのときに相手にあげられる何かを持っている人でありたいとはいつも思ってるんだ。だからほら、こうやっていつもいろんな本を読んでる」
    「一冊読めば世界が広がる。奇跡的に出会った人にあげられる何かが増える。」
    「どんな状況でも、ラッキーが起こって当然の人になれってことだな……」
    7.夢の国 utopia
     宮本裕樹・店長の中井・先輩の富永・張浩
    「もう、逃げるなよ」
    「家族好き、だから家族大事にするウソ。家族大事にする、だから家族好きホント。お店好き、だからお店大事にするウソ。お店大事にする、だからお店好きホント。」
    「大事にするから好きになるってことね」
    「自分の居場所を大切にしている人は、信頼されるね。やる気さえあればなんだってできる国じゃない。そんな国、世界中どこにもないね。」
    「人は、行動を見れば心で何を考えているかわかる」
    「口で偉そうなことは誰でも言えるが、それをどこまで本気で言ってるのかは、そいつの行動を見ればわかる。逆に何も言わなくても、そいつがやっていることを見れば、何を考えて生きているのかはっきりわかる」
    「行動はずっとウソをつき続けることはできないだろう。無理矢理やらされていることなら、すぐに手を抜くし、いろんな言い訳をしてやめようとする」
    「いい人だと思われたい、偽善的行為だって、やらない奴よりも何百倍もましなんだよ。ちょっとしたゴミ拾いだって、どうやったら街がきれいになるかを、研究して話し続けている偉そうな奴より、実際に一つのゴミを拾っている奴の方が何百倍も偉いよ。0と1には大きな違いがある。それに、やっているうちに本気になることだってあるからな」
    「大切なのは、自分の行動から自分の本心を読みとることだ」
    「かっこいい男になれよ」
    「自分の言葉に、自分が騙されるな」
    「行動で心がわかる」
    「もう、逃げるなよ」
    「大事にするから、好きになる」
    8.どうぞ "have a seat"
    張浩・若者
    9.恋の力 power of love
     安田純平・河原結佳・梶山・東・修一の母(黒木真由美)

  • 「偶然出会った人からのアドバイスや、何気ない人の言葉や行動が、他人の人生に大きな影響を与えている。そしてそれはめぐっていく。
    諦めずに頑張っている人の姿は、その結果に関係なく、周囲の人の光になる。
    いずれ出会う人にたくさん与える事ができるように、自分の持ち物を増やす。そのために、たくさんの本を読んでおく。」
    わかるわー(´∀`)
    ハッとさせられたのは、「来た時よりも美しく」の、人生バージョン。こんなふうに考えた事はなかったな。とても良い。自分の人生観に組込みたい。

  • ジーンとくる言葉が沢山でした。
    誰もが自分の人生の主人公で、そこに関わった人にも自分の物語があって、といった具合に短編がリンクしていく作品。最後まで読んでから再び最初に戻って読みたくなります。

  • 『ソバニイルヨ』で大好きになった喜多川泰さんの本を、久しぶりに読む機会に恵まれました。
     

     あとがきより…
     この作品は、短編集のように見えて、つながりを持った1つの長編であり、僕たちの人生そのものを表しています。それぞれの人生は、他者の人生と切り離すことができない縁でつながっていて、別々の物語のように見えて、実はそれが1つの長編の物語になっていることを感じてもらいたい。『One World 』というタイトルには、そんな思いが込められています。…

     物語の形を取った、啓蒙書という感じの喜多川泰さんの本。この作品も、自分のダメなところをしっかりとついてくれ、その上で気持ちを新たに何かを始めてみようとう気概を与えてくれ、清々しい気持ちになりました。

     9編ありましたが、特に印象に残ったのが「夢の国」です。中国から日本に出稼ぎに来ている張さんと、日本人大学生裕樹のお話。

    ☆張さんは初めて日本に来て、忙しくても笑顔で対応してくれるウェイトレスの姿、日本人全般の常識の高さなどを目の当たりにして感動し、日本が大好きになります。そして、何かから逃げる理由ばかり探して生きているバイト仲間の裕樹に、「日本は夢のような国。好きだから大切にするのではなく、大事にするから好きになる。自分の居場所を大切にする人は、信頼される」と発言します。

    バイトからも逃げ、やめていく裕樹に、バイト先の店長からは、「うちの店をやめた後に、お前がどう行動するかでお前の心がわかる。かっこいい男になれよ。」と言われます。

    この二人の言葉を契機に、裕樹は変わっていきます。☆

    因みに、次の「どうぞ」という短編では、その張さんが日本で経験したことが描かれており、また繋がっていきます。

    張さんは日本をとても褒めてくれていますが、日本も段々と変わってきて、張さんを失望させてしまいそうですね…

    やりたくない事に対して、理屈をつけて言い訳をして、結局は逃げているだけ…
    すみません、私もです…とグサッと心に刺さりました。

    他にも気に入った、老人の台詞がありました。
    「ホワイトバレンタイン」より…

    ☆「女房と2人で一生懸命仕事をして、家族を養って、子供たちにも何かを残してやろうと、いろいろ頑張ってきたんですがね、頑張って集めたものなんて何一つ残っていません。一生懸命貯めたお金も、頑張って買った家も、今やもう残っていないんです。ようやく気付いたんですな、残せるものは、集めたものじゃなくて、与えたものだって」☆

    素敵な言葉に溢れている一冊でした。

  • 「One World」 喜多川泰(著)

    2014 10/30 初版 (株)サンマーク出版
    2014 11/5 第2版

    2020 2/22 読了

    今さらぼく如きが言うまでもなく
    世界は「善」と「奇跡」で出来ている。

    一見なんの意味も無いように見える出来事も
    誰かの人生の最高の瞬間かもしれない。

    そんな最高の瞬間の連続が
    目の前で起きていると信じたくなる

    そんな物語でした。

    良く知る喜多川ワールドですが
    いちいち込み上げてくるモノがあって

    その都度立ち止まるため
    なかなかページが進まない。

    歳をとると涙脆くて困る。

  • 言い訳なんていくらでもできる。その人の行動を見ればすべてわかる。耳が痛い事をマイルドに伝えてくれました。言い訳するのカッコ悪いな。行動で示していきたい。

  • いつも喜多川泰さんの本は読み終わると心が暖かくなり、明日こんな工夫をしてみようかな?とヒントがいっぱいです。本を好きになるキッカケをくれて更に本が好きになる。

    今回のOne Worldは、全部違うお話し。なのに気づかないうちに、誰かはどこかで周りの人に良い影響を及ぼしている事もあるんだよと、優しい気持ちになるお話でそっと教えてくれました。

    喜多川泰さんの本を私にプレゼントしてくれた人に恩返しがしたくOne Worldを発売前に予約して贈りました。
    彼は今辛い立場にあると聞きました。
    どうか、堪えて明るい明日のために「来たときよりも美しく。そんな人生を……」

    私は喜多川泰さんの本に出会って、
    本が愛おしくなりました。
    本を読む事で感じる事は、自分自身と対話しているのだと気づきました。
    人を待てるようになりました。
    優しい気持ちで待てるようになりました。
    人が喜ぶプレゼントを贈った経験がなかったのですが、最近プレゼントした方々から嬉しいとの言葉を頂戴しました。

    きっと喜多川泰さんの本はポジティブに、気張らず、気負わず、人をみて厳しく優しくなるのは大切な事で行動にしてごらん?と教えてもらえた気がします。

    なにか自分の中で感じていることは言葉に表してしまうと、薄れる気がして怖くて躊躇っていましたが、One Worldを読んで、あえて言葉に表すことで自分自身にプレッシャーをかけて常に意識していけるようにしたいと感じました。

    喜多川泰さんの本を読む前後で明らかに自分が変わっているかもしれません。おかしなくらい心が軽くて、パワーアップ。

    どんな時でも誰でも読める最適な内容です。

    オススメです!

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著者プロフィール

1970年生まれ。愛媛県出身。東京学芸大学卒。2005年から作家としての活動を開始。『賢者の書』でデビューする。10年『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』が13万部のベストセラーとなり、映画化、舞台化された。「喜多川ワールド」と呼ばれるその独特の世界観は、小学生から80代まで幅広い年齢層から愛され、その影響力は国内にとどまらず、多数の作品が台湾・韓国・中国・ベトナムでも翻訳出版されている。執筆活動だけではなく、全国各地での講演やセミナーも開催している。主な著書に、『おいべっさんと不思議な母子』『One World』『秘密結社Ladybirdと僕の6日間』『[文庫]福に憑かれた男』『君と会えたから……』『手紙屋』『株式会社タイムカプセル社』『運転者』等がある。

喜多川泰の作品

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