「原因」と「結果」の法則

  • サンマーク出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784763195098

感想・レビュー・書評

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  • 失敗、挫折、絶望を経験した時、その大小を問わず心の整理整頓に効く本です。

  • 本書を読み返した当時、勤め先のベンチャーが倒産。そのベンチャーを引き継いだ次の勤め先は3ヶ月も給与未払いで退職。フリーランスをしながら、再起を図るも苦戦中。そんな時に再び読み返したのが、「原因と結果の法則」でした。

    そんな私にとって「心の中の思いが私たちを創っている」という冒頭の言葉は、とうてい受け入れられないものでした。私は「自分の命を意味あることに使いたい」という思いで挑戦してきたのに、その結果がこれなのか?その思いが間違っているというなら、いったいどんな思いを持てと?

    「私たちの運命を決定する神は、私たちの中にいます。私たちの思いこそがそれなのです。」やりきれません。そんな私に著者はこうも畳み掛けます。

    「私たちは、良い結果に狙いを定めながらも、その結果と調和しない思いをめぐらすことによって、その達成をみずから妨害しつづける傾向にある」

    私の「良い結果と調和しない思い」とは?

    実は、私は「このベンチャーが成功する」という結果を見定めながら、心の底では「ビジネスモデルに無理がある」とわかっていました。

    本書を読み進めるとだんだん苦しくなります。それでも、アレンはさらに追い打ちをかけてきます。「苦悩は、つねに何らかの方面の誤った思いの結果です。苦悩は、それを体験している個人が、自分を存在させている法則との調和に失敗していることの、明確なサインです。」

    心の底では「このビジネスモデルに無理がある」とわかっていながらも、成功体験を重ねた経営者が成功すると見込んで始めたビジネスなんだから「このビジネスは成功する」という良い結果を信じ込もうとしていました。この不調和に素直に向き合わなかったことこそが問題でした。

    「私たちは、人生の目標を持たないとき、つまらないことで思い悩んで、よけいな苦悩を背負ってみたり、ちょっとした失敗ですぐに絶望してしまう傾向にあります。」

    自分の人生の目標を持たないときほど、他人の目標を無理やり信じ込もうとしてしまうという痛い教訓が残りました。

  • 私が生きる意味を見つけるために、自分がワクワクすること(価値観)強みを活かせるビジョンを持ち目標を決めて自分を律して生きて行きたいと思った
    目標を持たないとダメなのかと言われることもあるが、目標がないと、彷徨って余計な苦悩や失敗、不幸を味わうというのも納得した
    新訳や続きも読んでみたい

  • 人は誰しも内側で考えているとおりの人間。
    人は自分で望んでいるものではなく、自分と同種のものを引き寄せる。

    原因を改善する。
    心の中から悪いものを払い、良いもので満たす。

    目標を持たないことへの弊害は大きい。
    目標に向かわせるパワーは、自分はそれを達成できるという信念から生まれる。

    疑いや恐れが最大の敵。
    目標を持たないとちょっとした失敗で絶望したり、つまらないことで悩み苦悩する。

    理にかなった人生の目標を心に抱き、その達成をめざす。
    目標達成を第一の義務として毎日を生きる。
    憧れや妄想をやめ、目標に集中する。

    成功を目指すなら欲望は犠牲にする。
    欲望を放棄すれば、搾取する側にもされる側にもならない。

    成功に必要なのは決意、計画に心を固定すること。

    ワクワク、心に響く、心から愛することを胸に抱く。
    成功は努力の結果。

  • 人気があるようで、真理をかいていました。

  • 人格・人生は自分が作るもの、素晴らしい人になるには正しい思いを持て、という話。
    抽象的でふわっとした本だが、短いので心が弱った時に読み返すという使い方がいいのかもしれない。

  • 抽象的でスピリチュアルな内容が多く、読み手によっていかようにも取れるように感じた
    いいように解釈すれば、非常に腑に落ちるものだと思う
    「やっぱりそうだよね」と
    反面、具体性には欠け、現実的視点から見ると、疑問を抱かざるを得ないような内容が多い

  • 清く正しく美しく生きればぁー
    自ずとぉー
    うまくぅー
    いくぅー
    って信じて行動すればぁー
    決して、不幸にはぁー
    なり得ないぃー
    自身の行いがぁー
    全てぇのー
    環境となりぃー
    目に見えるぅー
    物質世界とぅー
    なりうる。

    みたいな、雰囲気で、どんなふうにも取れるようなふわりとした言い回しで、断言しそうでしないけど、伝えたい気持ちだけは熱く、でも、結局何が言いたいのかはわかるようでわからない。

    そんなよくある自己啓発本です。

    #フワッとして言い切らない
    #何が言いたいのはあなた次第です的な
    #見えてくるものがあるでしょ?的な
    #ほらご覧、あなたは信じるだけですよ的な
    #目に見える物質世界はあなた次第ですよ的な
    #で、いったいなんだ?ってとこはぼかす
    #軽めの宗教的な
    #間違ってはいないけど、逃げまくる断言
    #まぁそんなもんなのかなぁ

  • 言ってることはわかる!正しい!
    けど、ざっくりしてんな〜
    わかるよ!わかるけど…
    結局どの自己啓発本もこの本の詳細を書いているに過ぎないんだなぁ。でも、その方がわかりやすくて身近に感じて実践しやすいんだよな。
    オススメされて読んだけど、まあまあって感じかな。

  • 2023年 再読了。

    何事も、自分の心の在り方が現実に反映される。
    納得のいく人生を送りたければ、理想を思い描いて、しっかり余計な誘惑に対しての自制をする。

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著者プロフィール

1864年、イングランド中部レスターに生まれる。家業は靴下編み工場だったが、15歳のとき渡米した父親が亡くなり、学校を退学して自らも靴下編み工場で働く。17歳のときに父親の蔵書だったシェークスピアに没頭。その後、労働以外の時間をすべて読書にあて、エマーソンやトルストイを読みふける生活を続けた。25歳の頃、故郷のレスターからロンドンに移り、個人付き秘書として働きながら、執筆活動を始める。1902年、雑誌「The Light of Reason」を立ち上げ、その編集にあたるのを機に執筆に専念。29歳でリリーと結婚。ロンドンからイルフラクームに居を移し、生涯ここで暮らすことになる。1912年に48歳で亡くなるまで、本書をはじめ19冊の著書を刊行。後の世界に広範な読者をもつ。

「2019年 『人は考えたとおりの人間になる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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