涙のチカラ ~涙は7マイクロリットルの海 (知りたい!サイエンス 28)

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  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774134413

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  • 涙のチカラ 〜 涙は7マイクロリットルの海  (知りたい!サイエンス 28)
            坪田一男/著 技術評論社 2008.4

    この本は、電脳会議で知りました。⇒ URLは http://gihyo.jp/book/pickup/2008/0037 『涙のチカラ』 : 
    おもしろそうだから、読んでみましょう。

    実は、数年前には 『ドライアイ』 にもなったし、『飛蚊症』 も完治していません。
    大事な目なのに、酷使しているので、時々 熱を持ったりします。

    この本では、涙もが いかに 目を守る働きをしているのか!
     そんなことが、書いてあります。 知らなかったことが多く びっくり〜〜
    たとえば、まばたきはしたほうが、目のためにはいいのですが、
     筆者はそれで落ち着きのない子供と思われていたそうです。
    筆者の人柄がにじみ出る 読みやすい本なので、オススメです。

    私が、特におもしろかったのは、コラム 『まばたきと運動する脳』 について
     人間の脳のすばらしさに 感動! です。

    キーワード: ドライアイ、まばたき、涙のクリアランス、ウェットタイプのドライアイ、
    セレノプロテイン、実用視力計、乾き防止マスクやメガネ、アクアポリン
     
    内容
    たった7マイクロリットルの涙の中には、とてつもなくたくさんの科学、緻密な生物のメカニズムが秘められている。
    涙という小さな環境にフォーカスし、その大きな力をさぐる。

    著者 :坪田一男
    1955年東京生まれ。慶應義塾大学医学部卒業。同大学医学部教授。
    日本眼科学会プログラム委員会初代委員長、ドライアイ研究会世話人代表、日本抗加齢医学会副理事など。

    参考サイト
    URLは http://www.tsubota.ne.jp/ 『坪田一男』 : 
    URLは http://www.keio-eye.net/ 『慶應義塾大学医学部 眼科学教室』 : 
    URLは http://www.dryeye.ne.jp/ 『ドライアイ研究会』 : 
    URLは http://www.anti-aging.gr.jp/ 『日本抗加齢医学会』 : 
    URLは http://www.anti-aging-eye.jp/ 『眼抗加齢医学研究会』 : 
    URLは http://www.cornea.gr.jp/ 『日本角膜学会』 : 
    URLは http://www.jsrm.jp/ 『日本再生医療学会』 : 
    URLは http://www.eyebank.or.jp/ 『角膜センター アイバンク』 : 
    URLは http://www.minamiaoyama.or.jp/ 『南青山アイクリニック』 : 

  • 先日、「カンブリア宮殿」に出演していて気になったので読んでみました。
    目の表面にあって眼球を外界から守っている涙の量は7マイクロリットル(1mlの千分の1)で、1日に分泌される涙の量は約1mlで、5年で牛乳瓶1本分だそうです。
    涙の量が少なくなれば、ドライアイや目の疲れそして視力にも影響してくるので要注意です。

    眼球を持った生物の中で、人間のまばたきの間隔は約3秒、ネコは18.5秒、犬は25秒、フクロウは40秒と極端に鳥のまばたきが少ないのは、目を開けて空を飛ぶので涙の組成が油分が多くなっているそうです。
    さらに、瞼を持たないヘビはもちろんまばたきはできませんが、乾いていないのは、まぶたの代わりに透明のウロコ(筆者は目に透明なゴーグルを常備と表現しています)で覆われているからで、古くなれば目のウロコも含めて脱皮して新品と入れ替える仕組みだそうです。
    また、塩素の多いプールでゴーグルを装着させない教育現場が多いことにも嘆いています。

    涙の効用はいろいろあるようで、結局は泣き上戸な人の方がいいのかも・・

  • 涙と目に関する本。
    ドライアイは血で治る。
    白目は目を動かせるようにするため。
    目を開いている面積が広いと目が疲れる。

  • [ 内容 ]
    涙は人の体のなかでとても小さな環境だ。
    太古の昔から大切に抱え持ってきた小さな海。
    たった7マイクロリットルの海だけどその中には、とてつもなくたくさんの科学、緻密な生物のメカニズムが秘められている。
    涙といえば、泣くときに流れるものを思い浮かべる人も多いだろうけれど、実は普段もしっかり仕事をしている。
    目の表面が必要とするビタミン類やタンパク質などを供給し、外からの進入物や、古くなってはがれ落ちた細胞を運び去る。
    体に血液が必要なように、目にとって涙は不可欠だ。
    涙という小さな環境にフォーカスすることでその大きなチカラが見えてくる。

    [ 目次 ]
    第1章 世界一小さな海―涙
    第2章 涙はなぜしょっぱいのか
    第3章 涙が乾く!?まばたきのメカニズム
    第4章 急増する現代病「ドライアイ」
    第5章 「涙」にフォーカスして見えてきたこと
    第6章 現代人は乾いている!

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 現代人は渇いている。涙がどんどん減りドライアイを患う人が増えていく。本当にアンチエイジングはその解決策となるのだろうか

  • ひさしぶりによかった 著者の思いや仮説がばんばんかかれているので

    ふとっぱらというか 自分に自身があるのだろうなとおもった

    ただ EBウイルスの抗原の話 やIL10の関連性など

    なかなか楽しい1冊だった

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著者プロフィール

慶應義塾大学医学部眼科学教授

「2019年 『診療で役立つ! 近視進行予防のサイエンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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