エディアカラ紀・カンブリア紀の生物 (生物ミステリー (生物ミステリープロ))
- 技術評論社 (2013年11月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774160849
感想・レビュー・書評
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カンブリア紀に興味があったから読んだけどエディアカラ紀から説明する理由が深かったな〜!
こういう本は専門的になりやすいし、難しく書こうとすればいくらでも難しくできるので素人にもわかりやすく書いてくれて非常に読みやすかった!
ワンダフルライフや眼の誕生など読みたい本、学びたい内容が増えました。絵も多く化石から復元図へのイメージがつながりやすかった。専門書としての評価はわかりませんが、読み物としては面白かったです!
まだアノマロカリス・カナデンシスに恋焦がれていますがオルドビス、シルルにも興味を持っていきたいな詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エディアカラ紀の生き物と、それ以前の 生き物って言ふかが書いてあった。けっこう面白い。
さう言ふわけで、D・ウォルコットのアレは書いてある。
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グールド博士のワンダフルライフを読んでいるとより楽しめる。化石写真が豊富で最新の発見や論文が紹介されている。エディアカラ〜カンブリア紀はまだまだ謎が多く、動物がどのように分岐していったか想いを馳せるのはとてもワクワクする。
エディアカラ楽園の時代が最も平和だったのか、最初に別の動物を食べ始めた個体の存在は自然淘汰の必然だったのか・・
カンブリア紀の大陸配置も当時の地球像を理解するのに有効。ゴンドワナ超大陸の端に中国が、その対極に豪州があり、北米やシベリアなどは赤道付近に集結。大洋を挟みながらも同じ時代の層に似た種類の動物群が見られるのは、生き物の分布の力強さを思わせる
硬組織を形成するための材料が、潜る動物が誕生したことで地中の成分を拡散させるために得られたとするのは興味深い。眼の誕生について、光スイッチ説の紹介もあり、中枢神経系や脳の発達がこんなに古くまで遡るのというのは感心。
エピローグとして、アパンクラと命名された種が陸上進出していた可能性が紹介されているが、呼吸はどうしたのか… -
URLはこちら http://www.seimei-ten.jp/ 『『生命大躍進 −脊椎動物のたどった道−』』 :
国立科学博物館 7月7日(火)〜10月4日(日)
2015/9/29 行きました。 面白かったですよ!
⇒ URLはこちら https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/e/a3bdaa7177c692f4fe38606064155517
『「生命大躍進」展 その1〜4』 〜 Myブログ「パそぼのあれこれフリーク:Part2」
この夏(2015年)の科博のイベントに合わせて、講演会に行くことにしました。
⇒ URLはこちら https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/e/ae9d7f847ada17b796486e0456a51e48
『「生命大躍進」展へ行こう』 〜 Myブログ「パそぼのあれこれフリーク:Part2」
どうせなら、少し予習。
カンブリア紀の生物に関しては以前にも本を読んだことがあり、
興味があったので、数冊読んでいるところ。
もう夢中です〜。(*^_^*)♪
TVでもNHK子供向けアニメが、侮れない映像ですよ! → URLはこちら http://www.nhk.or.jp/seimei/pikaia.html 『ピカイア』 :
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〜 生命の進化を、「コダモン」で遊びながら学ぼう!
2015/07/05 予約 7/10 借りる。7/11 読み始める。 7/19 読み終わる。
内容と目次・著者は
エディアカラ紀・カンブリア紀の生物 (生物ミステリーPRO 1)
内容 :
魅惑的な古生物たちの世界を案内。
「カンブリア爆発」といわれ、生物の進化が大きく進んだ時代「カンブリア紀」を中心に、多数の写真とイラストを交え、最新研究を盛り込みながら解説する。
もっと詳しく知りたい読者のための参考資料:p184〜187
目次 :
第1部 原始生命の時代
◆ 原始生命の時代
最初の生命はどんな姿だったのか?
世界最古の動物は、「全球凍結時代」を生き抜いた
「胚の化石」が語る左右相称動物の起源
「世界最古の這い跡」のもつ意味
第2部 エディアカラ紀
◆ エディアカラ紀
オーストラリアの丘陵で発見された「先カンブリア時代」の生物
カナダの「葉状生物」
ナミビアの“ボート "
ロシアの軟体動物
その他、世界のエディアカラ生物群
「楽園」とよばれた時代
陸上生物なのか?
アヴァロンの爆発
第3部 カンブリア紀
◆ 1. 発見物語
聖地「バージェス」
チャールズ・ウォルコット
ケンブリッジ・プロジェクト
◆ 2. ワンダフル・ライフ!
カンブリア紀という時代
スティーヴン・ジェイ・グールド
美しきレースガニ
奇妙なエビ
五つ眼
幻惑するもの
人類の祖先?
他にもたくさんのワンダフル・ライフ
◆ 3. 新たなフィールド
中国、澄江で進む“化石戦争"
澄江のアノマロカリス
澄江のハルキゲニア
澄江のワンダフル・ライフ
最古の魚類
◆ 4. 世界のカンブリア爆発
シリウス・パセット
カンガルー島
ユタ
オルステン
◆ 5. 覇者アノマロカリス
世界各地でみつかる化石
硬い外骨格を噛み砕く?
実は“軟弱者"だったのか
「眼」が語るその生態
その進化の系譜
◆ 6. 新しいワンダフル・ライフ!
軟体動物だった「一反木綿」
貝殻一枚トゲ多数
巨大な頭部のアノマロカリス類
「イカ」だった「エビ?」
這い回る胃
歩くサボテン
チューリップ・クリーチャー
2枚の殻をもった“節足動物のオリジン"
ワンダーではない?
◆ 7. 「カンブリア爆発」の真実
カンブリア爆発とは何だったのか
楽園時代の“コップ生物"
プリンのような体と硬い針
カンブリア紀の農耕革命
“部品"だけの化石群
カンブリア爆発の本質
眼の誕生は進化を加速させた
確認された「中枢神経系」
カンブリア爆発を促した地球環境
◆ エピローグ
すでに始まっていた陸上進出
もっと詳しく知りたい読者のための参考資料
著者 : 土屋 健
埼玉県生まれ。金沢大学大学院自然科学研究科で修士号を取得(専門は地質学、古生物学)。
オフィスジオパレオント代表。サイエンスライター。
著書に「大人のための「恐竜学」」など。 -
34億年前の原核生物の化石に始まり、エディアカラ紀にカンブリア紀
分類とかの細分化の表はないかわりに、図が多い
ので、どうせ覚えきれない分類図ではなく、小気味よく好奇心を満たしてくれる図版と知識が楽しい
アノマロカリスの複眼の化石の写真とか、複眼の数が片目で30000個以上の集まりなら、現生動物で例外的に多いトンボの眼よりも多い、とか、ワクワクするよね
あとは、1ミリとかいうオーダーの化石とか見せられると、そっか、肉眼で見えるサイズは世界の僅かだよなーと思ったり
「最古」っていう、いつだって霞んでるのが、いつだって好きなんです
楔形文字とか、記紀とか、ニエプスとかね -
スティーヴン・J・グールドのワンダフル・ライフでバージェス頁岩で発見されたカンブリア紀の種の大爆発の話を読んでから、既に20年以上経ってしまった。TVで何度も取り上げられて、すっかり馴染みとなったアロマロカリスをはじめとするカンブリア紀、及びその前のエディアカラ紀の生物をフルカラーの化石写真と図版で紹介している。このクオリティーでこの値段(2680円+Tax)で大丈夫?と心配してしまう出来。カンブリア紀の化石がバージェス頁岩以外(特に中国)からも多数発見されていること、ワンダフルライフ当時は現在種と関係がないと思われていた種が実は現在につながっていること、等、この20年の知見が盛り込まれていて、それでもワンダフルライフへの敬意は失わない良書。
シリーズの第一巻ということで、次巻以降(刊行済み)も期待できる。 -
NHKスペシャルを見て、そういえば途中で読むのをやめていたこの本を思い出しました。先に「ワンダフルライフ」を読んでから本書に取り掛かろうと思ってたのに忘れてました…。
写真や再現図がカラーでたくさん載せられており、ど素人の私でも楽しめました。再現イラストを描いている、えるしまさくさんがちょっとお気に入りというのも手に取った理由であります。かわいらしいイラストだけでも楽しめます。
5億年も前の生物の化石が残っており、研究されていることは不思議な感動があります。また、最近の古生物の本を読むと、中国で発見された化石が新しい研究につながっているようです。今まであまり研究が進んでない国の今後に期待したいです。