ぼくがラ-メンたべてるとき

著者 :
  • 教育画劇
3.90
  • (118)
  • (121)
  • (98)
  • (19)
  • (6)
本棚登録 : 1515
感想 : 187
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774610573

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この本は第13回(2007年 ) 日本絵本賞受賞で、小学校低学年の課題図書にも選ばれている本です。
    タイトルと表紙を見ると、「ラーメンをテーマにした楽しげなお話なのかな?」という印象を持つと思います。僕も最初はそう思っていましたが……。

    ページを開くと、一定のリズムに乗ってストーリーは進み、小気味良いテンポで楽しく読めることと思います。

    しかしそのまま読み進めていくと、ある部分で思わぬ展開に。この絵本を読み終えた時、最初に抱いていたこの本へのイメージとは全く異なるものが見えてきます。

    子どもの年齢や発達段階によっては、まだテーマが理解しきれないかもしれませんが、大人が読むも良し、親子で読んで語り合うのも良しの絵本だと思います。

  • ラーメンを食べている時にこんなことがおきているなんて始めてしりましたね

  • 読み終わって、真心ブラザーズの「突風」という曲と、エレファントカシマシの「普通の日々」という曲が思い浮かんだ。

    私がラーメンを食べたり、寝転がってテレビを見たりしている時にも
    どこかで誰かが、私のように悠長に過ごす人間がいるなんて考えも付かずに暮らしているのだろう。

    こうやって絵本を読んだり、やるせないニュースを見る。
    かわいそうに、恐ろしいものだ、と思う。
    どうにかなら無いものかと思ったりもする。

    それでもやっぱり私は本当に悲しいわけもなく、
    普通の日々を過ごしているだけなのだ。

  • ぼくがラーメンたべてるとき・・・
    となりの○○ちゃんは・・・という感じで
    お話が続く。
    平和に暮らしているその瞬間も
    同じ年の友だちが亡くなったり。
    深く考えさせられるお話です。

  • いつも6年生のクラスに読み聞かせ。
    平和学習してるから、理解できる。

  • 深い。ちょっと6歳児にはわからない深さかな。

  • 地球の裏側では何が起こっているのだろう。
    子どもに一人で読んでもらいたい本。

  • 諸行無常の響有り。

  • いろんな人がいろんな人生を生きている.
    テーマは難しいのだが、子どもはこの本が好き.
    そこまで理解してるかどうかはわからないけど、真剣な顔して聴いてます.

  • 自分が〜してるとき、どこかの誰かは〜してる。私には今の目の前のことしか見えないけれど、確実に同じ時を生きている人たちがいる…。
    普段忘れてしまっているようなことを思い出す。
    娘に読み聞かせていて、思わず涙声になってしまった。
    まだ彼女はわからないみたいだけれど、何度も読んであげたい。

全187件中 111 - 120件を表示

著者プロフィール

1961年、大阪府生まれ。『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』(BL出版) で絵本デビュー。ユーモアあふれる作品を多数発表。2003年『おたまさんのおかいさん』(解放出版社)で講談社出版文化賞絵本賞、2005年『いろはにほへと』(BL出版)で日本絵本賞を受賞。2008年『ぼくがラーメンたべてるとき』(教育画劇)で日本絵本賞、小学館児童出版文化賞を受賞。2019年『あめだま』(ブロンズ新社)で日本絵本賞翻訳絵本賞、読者賞受賞。2020年『マンマルさん』(クレヨンハウス)で産経児童出版文化賞翻訳作品賞、など多数受賞。

「2021年 『グーチョキパーのうた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

長谷川義史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×