ポケット版「のび太」という生きかた

著者 :
  • アスコム
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本棚登録 : 1196
感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776208501

感想・レビュー・書評

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  • ドラえもんはよく見てたけど、のび太が好きではなかった。
    ドラえもんにすぐ頼って、自分では何もしない。可哀想な自分を演じてドラえもんの気を引こうとしたり。
    映画になると仲間を引っ張ったり、敵に向かっていったり、優しさをすごく感じたりと良い所も分かるけど、気に入らないことの方が目立って悪い印象が勝っちゃう。

    この本は、エピソードを解釈しながらのび太の行動や言動を分析して、個人的に気にも止めていなかった部分がクローズアップされ、のび太メソッドとして教えてくれる。
    言われてみれば、切り替えはすごく速いし、行動と失敗を沢山している。
    そういう所は見習いたいと思った。
    それに人をもっとよく観察しようと思ったし、ドラえもんをもう一度観たくなった。

  • のび太っていい子だなぁ、と再確認。
    思春期に読むと。これから頑張ろうという気持ちになれたかな。

  • 長年ドラえもん学を研究している横山先生の書。
    ドラえもんのストーリーから学ぶのび太の素晴らしさを伝えている。

    のび太はジャイアンとスネ夫にいじめられても、テストで毎0点を取っても、運動ができなくても、なぜ最終的にはクラスのマドンナしずかちゃんと結婚ができたのか?
    不登校にならずに学校に通えているのか?
    それはのび太の心、意志にあった。

    ・のび太は人間にも自然にも動物にも優しい心を持っている
    ・上手くいかなくても決して諦めない
    ・悔しいことがあれば「僕だって」と何かしらの行動に出る
    ・夢を具体的に口にすることが出来る
    ・自分のやりたいことに向かって自分で考えて行動することが出来る
    ・行動することでたくさんの失敗をする、その事によって新たな気づきが生まれて前に進むことが出来る

    このように一見ドラえもんに頼って何も出来ないのび太に見られがちだが、のび太にはたくさんの魅力がある。

    ストーリーを見ていくとドラえもんも無闇矢鱈にのび太くんに秘密道具を与えているわけではなく、様子を見てどうしても道具が必要だと思った時に手を貸す。

    のび太が夢を叶えていくのは自分の行動のおかげだであり、秘密道具は夢を叶えるための手助けになっていたのだ。

  • のび太の性格の良さが憎めなくて、人を引き付ける、ということをしみじみと感じた。
    このダメさ加減も安心感や共感を生むのだろう。
    読みやすかった。

  • ドラえもんを1から読み直したくなりました。
    のび太ってすごい。

  • ○大人になってから見る「ドラえもん」

    子どもの頃、「のび太のすぐ泣きつき、ものに頼る姿勢がよろしくない」と聞かされてきたが、
    時代の変化なのか、多様な見方が増えたのか、
    のび太を評価する姿勢が増えてきたように思う。

    確かに言われてみれば挫けない姿や積極性は大人になってから見るとわかる気がする。
    子ども目線のドタバタや道具への憧れではなく、大人目線で見る「ドラえもん」の楽しさかも。
    案外大人になってから見ると見方が変わる作品は他にもあるかも。

  • 読書メモ
    のび太の優しい心。
    のび太の行動力。

  • ▼ドラえもんの世界観からの教え
    ■ひみつ道具は最初はうまく機能するものの、根本では解決してくれない(自分で動く重要性)
    ■達成感や爽快感を経験
    →苦手克服
    ■ひみつ道具はキッカケ。最後は自分の努力が必要

  • のび太と自己啓発の組み合わせは、難しいかな。
    あっさり読むことが出来た。

  • 評判が良い割には、自分はあんまり、素直に読めなかった。モノは言いようかなと。。。
    のび太もドラえもんも好きだけど、自己啓発本みたいになっていると興が覚めてしまうのは、自分だけかしらん。

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