異端者の快楽

著者 :
  • 太田出版
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778311483

感想・レビュー・書評

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  • いつものパターンであるが興味深い点もちらほら。

  • フォトリーディング&高速を交えて読了。
    対談相手をあまりよく知らないならちょっと退屈かも。

    著者のたの本を読んで本書も興味を持つ。対談をまとめた本のよう。石原慎太郎は面白かったが、他はあまり知らなかったので星三つ。

    下記に付箋を貼った箇所の要約をのせる:

    25:作家に手紙を出す時の内容について。作家本人も気付かなかったことや、気付いていて著者に伝えたかった底をついて書く。作家のモチベーションを上げて喜ばした。

    62:圧倒的努力の一例。不可能を可能にするのは努力。何についてもおなじ。

    69:団塊の世代のつぎは「ニューファミリー」という世代が言われた。要するに核家族化の推進。

    85:表現は自己救済。自己との折り合いをつけたいがための表現。ゴッホなどは死ぬまで折り合いがつかなかった。

    87:物語性を人は求める。ゲームに物語性が出てきた反面、小説はそれを失っている。小説家が考えなくなっている。

    186:不利な状況の中で鮮やかに出て行くのには、マジックはなく、圧倒的な努力しかない。

    190:マルクスの資本論中、流通過程論に「ここがロドスだ、ここで飛べ」が出てくる。(マルクスが初引用のようなことを見城は述べている。)

  • おっさんが過去を振り返ると鼻持ちならない自慢話になりがちだが、ここまで壮絶だとそういうイヤミもない。対談など、他者とのやりとりの中で、より鮮明に見城イズムが浮かび上がる。

  • 6月21日 再読

    憂鬱 熱狂の原点やね。
    これでいったん離れる。

  • やはり、見城徹の言うことは刺激的。今回のタイトルにある異端者という言葉、まさしくその通りだと思う。
    見城氏の心揺さぶるエピソードを多く知る事ができます。でもさ、同じエピソードを何回も読む羽目になるから、ちょっと億劫なこともあるかも。

    実を言うと、最後のページにあった、吉本隆明の詩が一番グッときました。

  • 見城徹氏...

    やはり彼の素っ裸ぶりはこの本を読んでみても分かる。
    素っ裸が本心なのか?生きる上での(特に仕事)のポーズなのか?

  • この本だけを読むならもう少しマシな評価もできるけど、『異端者の快楽』を読んだ後では、あまりの内容の重複ぶりに辟易とした。尾崎豊の話など何度聞かされたのか。ここまで前作の焼き直しをしてこの本を出す必要があったのか。あとがきには、前作で収録できなかったパーツがあったようなことを書いてあったが、読者への敬意が足りないのではないかと感じた。

  • 幻冬舎、社長本。
    編集者として、見習わなければならないこともあり、マネできない、マネしたくないというところも。

    ハングリー精神旺盛、そこは見習わないといかんと、ふんどしをしめる。

  • カンブリア宮殿で幻冬社の社長「見城徹」を知り、興味深く作品を読む。
    一行のコピーでも、一つの歌詞でも、自身の胸に染み込んできたら、その人を突き止めて会いに行くハイテンション、トランス状態の行動力が凄い。
    クリエィティブ、狂気、極端でアベレージではダメ、成功するとは、人を押しのけ、傷つけ、出し抜くことをやり通す。
    幻冬社の社長なのに、他の出版社から発売?

  • 作家との対談がおもしろかったです。
    さだまさし、中上健次、石原慎太郎、藤田宜永、鈴木光司、内館牧子。この中で読んだことあるのは内館さんのエッセイくらいですが、他の方も読んでみたいと思いました。
    尾崎豊や銀色夏生の人柄がわかるエピソードもありおもしろかったです。

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著者プロフィール

幻冬舎代表取締役社長。1950年12月29日静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。 静岡県立清水南高等学校を卒業し、慶應義塾大学法学部に進学。大学卒業後、廣済堂出版に入社。初めて自身で企画した『公文式算数の秘密』が38万部のベストセラーに。75年、角川書店に入社。「野性時代」副編集長を経て、「月刊カドカワ」編集長に就任、部数を30 倍に伸ばす。5本の直木賞作品を始め数々のヒット作を生み出し、41歳にして取締役編集部長に。 93年、角川書店を退社し、幻冬舎を設立。五木寛之『大河の一滴』、石原慎太郎『弟』、唐沢寿明『ふたり』、郷ひろみ『ダディ』、天童荒太『永遠の仔』、村上龍『13歳のハローワーク』、劇団ひとり『陰日向に咲く』、長谷部誠『心を整える。』、渡辺和子『置かれた場所で咲きなさい』など26年間で25冊ものミリオンセラーを世に送り出す。著書に『編集者という病い』、『異端者の快楽』、『たった一人の熱狂』、藤田晋との共著に『憂鬱でなければ、仕事じゃない』『絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ』、松浦勝人との共著に『危険な二人』、林真理子との共著に『過剰な二人』などがある。

「2020年 『読書という荒野』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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