- Amazon.co.jp ・マンガ (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784796616690
感想・レビュー・書評
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きっと誰もがさみしいだけなんだ
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10年以上前にかかれた漫画ですが…主人公達はむしろ今の高校生ではないかしら?「あほな日常と退屈な毎日」を送っている主人公とその周辺。でもその退屈な毎日は、最後の最後で、風船がはじけるように破綻します。「惨劇が突然起きる訳ではない そんなことがある訳がない」その言葉は当時のKanaには衝撃的すぎました。でも作者が描きたかったのはそこではないのでしょう。この物語を支配する臭いや空気感。「平坦な戦場で僕らが生き延びること。」若者にとっての時代の空虚感や、見出せない生の意味などを感じさせられます。軽いタッチなのに計算し尽くされた構成も圧倒的です。
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死にたくなったら読めば死ねるんじゃない?現代に嗚咽する感じ。
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岡崎京子作品は全部好きなにおいがするんだけど、どうも出来すぎ・狙いすぎな印象が否めないのが多い…. これも言いたいことは痛烈によくわかる、よくぞ言ってくれたと思う. でもどこかしらやりすぎで、冷める瞬間があるのが残念…
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名作です。岡崎京子さんの作品は大好きでけっこう読み漁っているのですが、これはまた格別です。なんか、グランジの匂いがする。
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いつの間にか感情のスイッチが切れたままになってる自分に気づかされる。
閉塞した話だけど、とても希望のある話だと僕は思う。
願わくば十代の頃に読みたかった。 -
そうだった、わたしは、昔、たしかに、こんな場所にいたんだった。 そして、いまでも、心の半分は、汚い虚しい切ない厳しい、こんな河の岸辺に立っているのだと、思う。
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空虚感が漂う。
間が良い。 -
説明不要
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名著