ソリューション・ゲーム 日常業務の謎 「このミス大賞」シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 120
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796663700

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  • ミステリーの賞を受賞した人の二作目らしい。

    大卒ぷーの主人公が、
    父親が執行役員を務める会社に縁故就職するも、
    早速出向させられ、
    企業探偵をする話。

    出向先の事業内容は、主に親会社のトラブルに関する調査。
    これが、しょぼい横領とか、些細な名簿流出とか
    ぱっと見地味な案件ばかり。

    しかし、こういった事案事態は現在の企業に散見され
    実に身近な内容と言えるかもしれない。

    些細でありながら、
    公になれば企業としてのコンプライアンスを厳しく問われる問題。

    そういったものを、どのように誤魔化していくか。
    そんな、ありそうな面白さが本書の魅力かと思います。

    ミステリとしては評価しませんが。
    だいぶ後で振り返ってみると、この本意外といい本だったと思う。

  • 『このミス』大賞受賞作だそうで。IT企業版「スパイ大作戦」と帯には書いてあります。社内の諸問題を解決する為の子会社みたいな感じかな。法に照らすっていうのとはちょっと違って、企業の利益を優先させる。著者はコンピュータ会社勤務だそうですが、小説の方はそんなにコンピュータばりばりな感じじゃありません。案外アナログよ。

  • 企業にありがちな日常業務の穴をミステリータッチで描いた作品。
    サブタイトルの「日常業務の謎」はちょっと大げさなくらい、実際には日常業務ではあり得ない内容なのが残念。
    文体はライトタッチなんだけど、初めて読むせいか、全然物語に引き込まれる感がなかった・・・

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