マッキンゼーのエリートはノートに何を書いているのか トップコンサルタントの考える技術・書く技術

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797382013

感想・レビュー・書評

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  • 「このメソッドはコンサルタント特有で有効なのではなく、全ての仕事において大切である」というメッセージが要所要所で折り込まれ、自分の仕事ぶりを省みるよう意識づけられて良かった。日々漫然と「こなして」しまっていた仕事も問題解決に向けて意識的に行うことで、有効な思考訓練になるのだと思った。

    ただこの方、もうマッキンゼーを退社しているのに「マッキンゼーのメソッド」と強調しすぎじゃない?タイトルに社名を入れて話題を集めるのは良いとして、本文であまりにマッキンゼーを連呼するのでどうも「辞めた割に古巣にべったりだなー」という印象が残ってしまった。他にもシリーズで何冊か出てるようだし…。

    • ももさん
      2020/11/2 二度目の読了…途中までは読んだ覚えがあったが、後半はさっぱり。やはりいくらインプットしたところで実践しないと身に付かない...
      2020/11/2 二度目の読了…途中までは読んだ覚えがあったが、後半はさっぱり。やはりいくらインプットしたところで実践しないと身に付かない、と反省。
      2020/11/02
  • 具体的に見えていないものは改善が難しい。自分の行動も最低30分、できれば15分単位で細く見える化すると改善の打ち手が見えてくる

  • "ノート術=思考の流れ。
    ビジネスの現場で、切れる人はどんな思考の流れで物事をとらえて様々な課題を解決しているのかを知りたくて購入。
    私の要求に対しての満足度は低くない。
    フレームワークの活用
    パーキンソンの法則の活用
    ピラミッドストラクチャー
    問題解決の4ステップ。イシュー、仮説、仮説の検証、アウトプット
    など。"

  • 読み終わりました。

  • -

  • 以下で書評を紹介しています。
    <a href=\"http://blog.yhasegawa.biz/archives/2015/12/27132622.php\" target=\"_blank\">http://blog.yhasegawa.biz/archives/2015/12/27132622.php</a>

  • 私もコンサルタントなので、日々スキルアップに取り組むなかで出会った本。
    ノートの取り方というのは、あまり人から教えられるものではなく、
    みなそれぞれ自己流があるように思う。
    当社でもメソッドがあるものの、今回はマッキンゼー流を学んでみた。

    結論としては、当社の方法論とも共通項が多く、いろいろな裏付けがとれたことが収穫である。

    =====
    私はこの本から何を得たいのか:
    ①短い時間でも理解が深められるメソッドはあるか
    ②私はノートをうまく使えていない(仮説)という状態からの脱却
    ③「問題解決」とはそもそも何か

    ■私が留意すべきポイント
    ・アウトプットを前提としたノート構成を意識する。
    ・ヒアリング段階では余計なフィルタをかけずに、ありのままを書き留める。
    ・事実と意見を混在させない。意見をフィルタし、事実を理解する方法を身につける。
    ・本当にそれが正しいのか、正しいとしたらなぜか。私を納得させるように深掘る。
    ・余白の美:余白があることでかえって主張が協調される。
    ・時系列でトレンドを追う。変化のある部分に着目して原因を追う。

    問題の種類は2種類
    ・私たちの目につきやすい、すでに起こっている問題
    ・私たちの目につきにくく、隠れた問題
     →あるべき姿に照らし合わせて、顕在化させる

    3つの心構え
    1.仮説を考えながらノートをとる
     →問題のありか(Where)を特定する。あたりをつけて検証。
    2.アウトプット志向
     →最終成果物を意識して書く。
    3.ストーリーラインで考える
     →全体をみて、現状を理解し、このあとどう変化するのか、の流れを意識する。

    ■問題解決の4つのステップ
    Step1:本質的な問題は何か?何が真の問題(イシュー)なのか定義する
    ・自分の身の丈になるまで、報告書を読み込む。
    ・集めた情報をWhere(問題のありか)、Why(原因)、How(対策)に分類する。
    ※まずWhereから。そもそもの問題定義が違っていれば、WhyやHowをいくらだしても、真の問題解決にはならない。

    Step2:仮説は何か?仮の解決策を考える
    ・Whereをさらに事実(雲)、解釈(雨)、行動(傘)に分類する。次元の異なる話をごっちゃにしないこと。
    ・ラベル=仮説(見出し)を作ってみる。ワンメッセージの質問形式。
     ex)A商品の都市部での売上を伸ばすべきか?
    ・事実、解釈、行動でグルーピングするとイシューが見えてくる。
    ・仮説をもとにストーリーラインを書いてみる。
    ・問題解決全体の設計図を作る。

    Step3:仮説を検証する
    ・事前に質問リストを作っておく。
    ・フォローの質問をして、質問を進化させる。一問一答にならないよう、得られた回答を深堀りして検証する。
    ・なぜ?を5回繰り返す。

    Step4:アウトプットをまとめる(=プレゼン資料、報告資料)
    ※この段階では、アウトプットはほぼ組み立てられている。
    ※NGパターン:大量のデータを分析して解決策が見えてきたが、どうまとめようかこれから考える。
    ・サマリーを常に意識する。
     ピラミッドストラクチャーの親にあたるボックス
     単に要約ではなく、スピードとインパクトのあるフレーズを作る
     箇条書き的なサマリーシートを作るトレーニングをすべき。

    いちばん上に”主張”を持っていく。
    その主張を「それを導き出された理由」「根拠となる事実」で下から積み上げる。
    3の累乗を意識してまとめる。3、6、9、12、

    ノートをとる3つの目的
    ・思考のインデックス化
    ・情報や考え方の共有
    ・次のアウトプットのベースにする
     ※アクションの根拠が見えること。相手の視点で書き、相手が理解できること。

    思考を明確にする図解
    1.グルーピング:わかりやすい切り口
    2.マトリックス:わかりやすい軸(切り口)
    3.ビジネスシステム:流れにまとめたもの

    自分を高める、成功を目指すために
    ※成功者に聞く→定量データで分析。
    ・成功のために、いちばん大切にしていること。
    ・将来の夢は?
    ・なぜその夢を実現したいの?
    ・夢の実現のためにどんなことをしているのか。
    ・毎日どんなことを習慣化しているか。
    ・朝は早く起きているか。
    ・週末はどんなことをして過ごしているか。

    =====

  • 色々な資料を作るのにかなりいいと思った。
    自分がもともとやっていたやり方に近かったものは取り入れては実践しているし、資料づくりのスピードはあがると思う。
    もう少し簡単に書いてあるといいんだけど。

  • ノートを思考を深めるツールとして使う方法。

  • マッキンゼーのエリートはノートに何を書いているのか
    2015/2/27 著:大嶋 祥誉

    マッキンゼーでは何のためにノートをつくり、ノートを使うのか。答えは、シンプル。問題解決を行うために、ノートを「思考ツール」「問題解決ツール」として使う。

    真の問題を定義し、問題そのものを構造化し、事実と、そこから導き出せる解釈、そして解決策となる行動までをノート上で明らかにするために、自分の手を動かすのである。

    構成は以下の4章から成る。
    ①プロフェッショナル・ノートの流儀
    ②「問題解決ノート」の使い方
    ③ノートで結果を出す
    ④ノートで自分を磨く

    本書はノートをきれいにまとめるようなノート術ではない。
    真因をとらえ、構造化し、それを乗り越える課題を見つけ、行動していくための解決策を導き出すためのプロセス上でノートをツールとして活用する手法が説明されている。ノートを使って手を動かしながら思考整理することをノート思考と名付けわかりやすく体系的にそれが述べられている。

    日常生活上でもポンと出された解決策をよくわからず実行するのではなく、自分なりにその解決策が出されたプロセスについて考え自分で一度そこまで導き出すことがどこかのタイミングでは必要になる。

    最初はよくわからないかもしれないが、本書を片手に試行錯誤することによってその力は確実に身につく。それを可能にしてくれる一冊。

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著者プロフィール

エグゼクティブコーチ/作家/TM瞑想教師、センジュヒューマンデザインワークス代表取締役
米国デューク大学MBA取得。シカゴ大学大学院修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ワトソンワイアットなどの外資系コンサルティング会社を経て独立。現在、経営者やビジネスリーダーを対象にエグゼクティブコーチング、ビジネススキル研修のほか、人材開発コンサルティングを行う。また、TM瞑想や生産性を上げる効果的な休息法なども指導。
著書に『マッキンゼーで叩き込まれた 超速フレームワーク』(三笠書房)、『マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣』(三笠書房《知的生きかた文庫》)、『マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書』(SBクリエイティブ)など多数。自分らしい働き方を探究するオンラインコミュニティ『ギフト』主催。

「2023年 『マッキンゼーで叩き込まれた超速仕事術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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