ビジネスフレームワーク図鑑: すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70
- 翔泳社 (2018年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798156910
感想・レビュー・書評
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フレームワークは道具箱のようなもの。色付きのイラスト図鑑が見やすくて良い。
目の前に問題・課題があって、さて、どれを使おうか(組み合わせようか)?くらいのノリでパラパラめくれるくらいのとっつきやすさが良い。
本当に困った時というのは、思考力も辛抱強さも消耗した状態なのでこれくらいの軽さがありがたい。本気の戦いの前の準備体操のようなものだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
デザインもよく読みやすくて、内容も勉強になりました。
ビジネスフレームワーク
ーー 市場や業界分析 ーー
◼︎ファイブフォース
=収益化のハードル
●買い手への交渉力が高いかどうか
買い手のニーズが変化していないか、独占状態にあるかなど
●売り手の交渉力
仕入れ先の企業や業界が自社に及ぼす影響
●新規参入者の脅威
●代替品の脅威
●業界内の競争
◼︎VRIO分析
=競争優位性の分析
→競争優位性は企業の保有する経営資源と活用する能力にかかっているという考え方(リソースベーストビュー RBV)
●経済価値 value
●希少性 rarity
●模倣困難性 inimitability
●組織 organization
◼︎SWOT分析
◼︎パレート分析
少数の人が全体の大部分が占める現象をパレートの法則という
自社への貢献度が高い顧客を可視化して、今後の資源の割き方の方針を考える
◼︎RFM分析
自社にとっての優良顧客を抽出、分類する分析手法
●Recency 最新購買日
●frepuency 購買頻度
●monetary 累計購買額
◼︎共感マップ
ターゲットの感情や状況を理解する
◼︎ジャーニーマップ
タッチポイント、ニーズ
ーー 課題解決 ーー
◼︎ブレインライティング
テーマを決めてアイディアを加えて回していく複数人で行う
◼︎マンダラート
キーワードの連想でアイディアを中心から複数段階で広げていく
◼︎形態分析法
テーマに対して変数を設定して広げていって組み合わせる
◼︎シナリオグラフ
誰が、いつ、どこで、何をするなど
物語を考えてアイディアを広げる
◼︎オズボーンのチェックリスト
転用、応用、変更、拡大、縮小、代用、置き換え、置き換え、逆転、結合
◼︎ストーリーボード
顧客体験のプロセスを時系列で整理し、4コマ漫画でアイディアを具現化する
問題→問題解決のキッカケ→問題解決のために行動→解決
◼︎プロコン表/リスト
ある選択肢に対して、プロス(賛成意見やメリット)とコンス(反対意見やデメリット)の情報を整理して意思決定をする
◼︎SUCCSSs
6つの切り口でアイディアを磨き上げる
良いアイディアには共通項目がある
●simple 単純
●unexpected 意外性
●concrete 具体性
●credible 信頼性
●emotional 感情 ー ユーザーの心理、感情に訴えかける要素
●story 物語
→評価して改善の方向を定める
◼︎ペイオフマトリクス
投資対効果と実現性の二軸のマトリクス図
ーー戦略立案ーー
◼︎PPM/プロダクトポートフォリオマネジメント
市場成長率と相対的マーケットシェアを軸としたマトリクス図、自社事業の全体像を俯瞰して戦略を考える
市場成長率が高いほど変化が激しく資源が必要
◼︎アンゾフの成長マトリクス
自社事業の成長戦略を考える
自社の事業や製品&顧客や市場の二軸
+既存/新規の4象限で分析する
└水平型多角化
同じ分野で事業を拡大する
└垂直型多角化
バリューチェーンの上流や下流で拡大
└集中型多角化
既存の製品と近い製品を考えて新分野へ展開
└集成型多角化
新しい製品を新しい市場に展開
◼︎クロスSWOT
新たなマトリクスを構成して戦略を検討
◼︎STP
セグメント=同じ属性などを持つ集団
セグメンテーションで市場を細分化
ターゲティングで狙う市場を決める
ポジショ二ングで提供する価値を決める
◼︎ポジショニングマップ
◼︎ビジネスモデルキャンバス
アイディアをビジネスモデルに発展させる
◼︎スキーム図
ヒト、モノ、カネの流れを可視化する
ビジネスモデル2.0のような感じ
◼︎AIDMA
顧客の状態、ニーズ、コミュニケーション施策と掛け合わせる
◼︎ガントチャート
作業計画を可視化する
◼︎ロードマップ
未来の目標へ到達するためのステップを示した進行表
組織の体制作り&市場への仕掛け
◼︎KPIツリー
KGIをKPIに分解して定量的に測定して改善できるようにしたフレームワーク
KPIそれぞれに定量的な目標を設定
◼︎AARRR アー
顧客獲得から収益化までの段階を5つに分けて、各段階に応じたKPIを設定
●acquisition 顧客獲得
●activation 活性化
●retention 継続
●referral 紹介
●revenue 収益化
◼︎SMART
目標設定の質を高める
●Specific 具体的か
●Measurable 測定可能か
●Achievable 達成可能か
●Result based 成果に基づいているか
●Time bound 期限はあるか
◼︎バックキャスティング
未来起点に現在を逆算する思考法
◼︎フォアキャスティング
現在や過去のデータを起点に未来を考える思考法
◼︎KPT
keep 継続
problem 改善
try 新たに挑戦
振り返り
◼︎YWT
やったこと
わかったこと
次にやること
◼︎PERT図
program evaluation and retview technique
業務の流れと所要時間を図式化して計画を練る
クリティカルパス=最速開始時刻と再遅完了時刻が同じものを結ぶ線
◼︎RACI
4つの役割と責任を明確化して設定
Responsible 実行責任者
Accountable 説明責任者
consulted 相談先
informed 報告先
◼︎ダラリの法則
ムリ/ムダ/ムラを解消する
ムラ=タイミングや人によってバラバラ
◼︎ECRSの法則 イクルス
業務を効率化するための改善策
eliminate 除去
combine 結合
rearrange 代替
simplify 簡素化
◼︎OARR 会議実施 オール
outcome 目標
agenda
rule
role 役割分担 -
あらゆるビジネスにおいて有用な、
課題解決や発想のツール・フレームワークが
フェーズ別に計70種紹介されています。
順を追って読むというより、
ご自身の取り組みたいフェーズから適切だと思うものを
ピックアップして読んでいくという読み方が適していそうです。
一つのフレームワークが見開き2Pでコンパクトに、
だけど要所を得た形で解説されているので、
一冊手元に置いておき、必要なタイミングで勉強されてと
良いかなと思います。 -
書店でアピールされているのを見て、そう言えば職場の先輩が持っていたなと借りる。
仕事だけじゃなく、小学校おやじの会活動にも活かせると思い。
結びつけて使うには実践が必要だろうが、漏れがなく考えられたり、ブラッシュアップには有効かと思う。何か始める前に読んでから進めるようにしよう。 -
アイディアを出す手法、企画書を出す手法、効果測定方法など様々なビジネスに役立つフレームワークが簡潔にわかりやすくまとめられている。
企画業務に携わる自分としては目から鱗でした。 -
フレームワークの説明がひたすらある本。
気になったときに見返して見るのが良さそう -
フレームワークがわかりやすく簡潔に書いてありよいと思う。
じっくり読むというよりは、パラパラ何回か読んで、必要な時に見直すくらいの本。
最近何かと分析したり考えたり整理したり多かったので、引き出しを増やしたい人には役立つと思う。
ちゃんと知らないフレームワークについては、使う前に調べたり複数事例を見るのが必要な印象。 -
さらさらさら〜と斜め読み。
タイトル通りビジネスのフレームワークをわかりやすく載せている図鑑なので、漫然と眺めるのではなく、どう仕事を進めようか迷った時に参考資料として手元に置いておくのが良い。 -
これは便利。いろいろなフレームワークがひとつひとつ解説されている。ものによっては説明不足だが、フレームワーク百科辞典として重宝する。