ビジネスファッションルール 武器としての服装術

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799313152

感想・レビュー・書評

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  • 借りたもの。
    ビジネスで信用を得る服装を、信用を得る丁寧な言葉で書いてある。
    副題の通り、女性がビジネスシーンでの「武器として」服装をどう活かすかを説いている。
    自己表現としてのファッションではなく、礼法だった。
    王道の良さ、洗練される理由を丁寧に解説。
    特にエグゼクティブ(上級管理職)、一流を目指す人に求められる姿勢を突き付けられた。

    女性向けファッション誌にあるカジュアルなオフィススタイルが女性の社会進出に不利になる……
    相も変わらず会社というものが男性社会であることは変わらないし、そういう問題でもない。そこに反骨精神を持つことは意味がない。

    着こなしのイメージも、手書きのイラストで解説されているため、時代ごとに若干シルエットが変わったとしても、世代を超えて理解しやすいのではないか。
    一部、参考としての写真も掲載。ヒラリー夫人に、ブッシュ政権のライス国務長官、オバマ前大統領のミッシェル夫人、緒方貞子女史など。世界の第一線で活躍する女性たちの姿は皆さんきちっとしていた。
    毛利仁美『ファーストクラスに乗る人が大切にする51の習慣』( https://booklog.jp/item/1/4833450917 )にも通じるものがある。

    借りたものだけど、手元に置いておくべき一冊と判断。
    紙カバーの下の、赤い上製本仕様が上品で美しい。
    ちょっと買いに行く。

  • 中身を見て、身につまされるよりも感慨深い思いです。自分の指導&実践して来たことがほぼここで語られているそのものでした。
    若い世代ですとファッションに制約を受ける=アイデンティティを否定される、と感じるようですが、人の印象は9割が初見のイメージ=見た目であることからも、自らの見せ方には充分に気を遣って欲しいと思っています。
    身の回りのいい例ですと、初日からデニムにボーダーのカットソーという格好でいらした新卒さんです。ファッション業界でもなく、初日から制服が支給されるでもない、小さいながらもオフィス張り付きの事務員です。入社式にそぐわないばかりか、これから仕事をするぞ!という働く意識が全く感じられない格好で来たこともあり、社内での信用を初日にして失う(もともと無い所からのスタートなのにそれよりもさらに酷い)という、とても残念な結果になってしまいました。周囲の指導もあり服装はある程度気を遣うようになりましたが、どんなに仕事を頑張っていても、何か小さなことがある度に周囲では初日の悪評が取り沙汰され、未だにマイナスイメージを払拭出来ずにおります。
    一度持たれた印象を覆すのは大変なことです。TPOをわきまえた服装は、何よりも自らを守る武器となることでしょう。

  • 学校の先生として、どういう服を着るべきかとても悩み、手に取った本です。
    周りはスーツか、カジュアルなファッション、さすがに高校だから体育の先生以外はジャージな人もいない。
    生徒の目も手厳しく、先生いつも同じような服だね、なんて言われてしまうこともあります。

    服は大切だけど、どうすればいいの?
    なんて思い、ついついスーツを着込んでいましたが、この本には、相手への印象を考えたビジネスパーソンのための服装について幅広く書かれていてとても参考になりました。
    ファッション誌の服装はアウトな場合が多かったり、意外にも黒のスーツは硬すぎてよくないとか、地域の人たちと合うような仕事はスーツで固く決めるよりも、親近感を与える服がいいとか、具体的で、気になることについてコンパクトにまとまっていました。

    この本を片手にファッションを武器にできるよう励みたいです。

  • 信頼・知性・キャリアは、服装によって体現することが可能である。インプレッション・マネジメントを徹底することで、ビジネスの根幹となる、信用・自信を得るための服装術を身につけましょう、というのが本書のメッセージ。相手に与えたネガティブな印象は、ポジティブな印象で埋めあわせるためには数倍の努力を要するとも申します、それなら初めからネガティブな印象を与えないように尽力すべし。

    各業界や職種でファッションスタイルは異なれども、原則は同じ 「稼げる服装」 であること。親近感を得るほうが稼げるのか、憧れられるほうが稼げるのか。威圧するのかそれとも安心感を与えるのか。場合によっては (この女性は男性と競争するつもりはなさそうだと安心させる意味で) 見くびられた方が得、ということも考えられます。うむ、なるほど。ただし、以前のミーティングでちゃんとしたジャケットひとつ用意しておらず、居心地の悪い思いをした私にとって、ここはまず、得点の前に減点を防ぐ 「敗者のゲーム」 の精神で挑みたいと思います。

    心を入れ替え、先月、新規クライアントとのミーティングをきっかけに、オーダースーツに挑戦しました。まる1日銀座をほっつき歩いても自分のサイズに合うものが見つからないのは目に見えていましたから、1時間で採寸が終わるオーダーメイドの方がよっぽど経済的。「探すより作る」 というのも時間投資術ではないかと思う。あんなに気分良くお買い物から帰って来たことはないし、びしっとスーツ着たかっこいい店員さんに囲まれて注文聞いてもらえるなんて、メンタル面でも効果的♪などと、邪な考えが浮かぶほど楽しかった ^^

    その大切なスーツを着倒すためには?ということで「1+2+3=8の法則」が大変参考になりました。1着のスーツに対して、それに似合う2枚のインナーを選び、さらに3つの小物 (靴、ベルト、アクセサリー、スカーフなど) を揃えると、簡単に8パターンの組み合わせが出来る!という作戦です。こう言う具体的な数字があると、目標ができるので助かります。満足できる丈を探すのが大変だとは言え、インナーならなんとか揃えられそう。実践あるのみですね。

  • ジャケットを着ると肩書きぐあるように見える。黒、紺、グレーなど、男性が着ているような色を着ると出来そうに見える。流行より地味目。今までの服装か少し違うことに気づいた

  • 「稼げる服装」という視点は好き。男性がそのスタイルをするか?と考えるとナメられないスタイルになり、パンツをストレート膝丈スカートにすると男勝り感は減る。

  • ファッションに自信がなく、手に取ってみました。
    わかりやすく、2013年初版にも関わらず2021年現在も使える知識がたくさん載っています。

  • 普通のファッション雑誌は本当にファッションを
    楽しむだけで載っていることを改めて感じた。
    やはり立場・地位によって使い分けないといけない。
    服装は第一印象だから、もっときっちりしようと思った。

    《メモ》
    1+2+3=8の法則。
    1着のスーツ
    2枚のインナー

    3個のアイテム(ベルトやスカーフ等)
    最低でも8パターンできる。

  • この著者の言う通り、確かに日本の女性向けファッション雑誌で紹介しているオフィスルックは、エグゼクティブ(上級管理職)向けではない。ビジネススーツに対する尊敬や理解は、お洒落な女性には関係ないと思われているのかもしれない。この本を読み、私自身反省する点がいくつもあった。服装で第一印象が決まることは事実であり、簡単に取り入れられることなので、是非実践したい。

    【最初のビジネススーツ3万から5万台】
    ICB、アンタイトル、インディヴィ、23区、ニューヨーカー、ナチュラルビューティベーシック、バナナリパブリック
    【キャリアを感じさせる5.6万円】
    wb、MOGA、ブルックスブラザーズ、セオリー、カルバンクライン、トゥモローランド、ユナイテッドアローズ
    【上質な本格派7万から10万以上】
    ポールスチュアート、フィロディセタ、マックスマーラ、アルマーニコレツィオー二、ポロラルフローレン、バーバリー、エストネーションわバーニーズ
    【15万から20万台】
    ジョルジオアルマーニ、フェラガモ、ダナキャラン、ランバン

  • 表紙は異なりますが、おそらくこの本。
    ちゃんとした仕事の上でのファッションとはというのが載っております。
    アナウンサーのファッションはビジネスではないというのはボヤっとは分かっていたのですが、文章にされると力を持ちます。
    真似すべきキャスターの名前が記されていて、すごく安心したのと、ビジネスファッションと流行の違いが載っており、納得の一冊でした。
    読後感は、理論的にビジネスファッションについて説得されている感覚。
    ただ思うのは、「リクルートにはしたくない」です。ブラウスがあるから着たいけれど、リクルートになると年齢的にアウトだと思うので、ちょっと避けたいかなと。答えが載っていたような気もします。

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著者プロフィール

●大森 ひとみ(おおもり ひとみ)
外見力コーチ・国際イメージコンサルタント、株式会社大森メソッド代表取締役社長兼CEO。AICI国際イメージコンサルタント協会最高位CIMイメージマスター・本部元インターナショナル役員・東京チャプター元会長。通産省認定(社)JKDAカラーリスト1級。日本マナー・プロトコール協会評議員。社団法人日本経営協会講師・みずほ総合研究所講師・日経ビジネススクール講師。産業能率大学・産能マネジメントスクール講師。

「2020年 『目にやさしい大活字 [改訂新版]男が上がる!外見力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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