いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799320150

感想・レビュー・書評

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  • 書名通り、ビットコインの特性と、その安全性・信頼性を担保するための特殊技術であるブロックチェーンを、わかりやすく解説した書である。「ビットコインはクレジットカードとどう違うの?」「ブロックチェーンってどんな技術?」等々、基本的な悩みに答えてくれる。


    プロローグ 今日からはじめるビットコイン入門

    PART1 ビットコインって何なの?
    ・ビットコインは現金とどう違うの?
    ・ビットコインはクレジットカードとどう違うの?
    ・ビットコインは電子マネーとどう違うの?
    ・ビットコインはポイントやゲーム内通貨とどう違うの?
    ・ビットコインはどうやって手に入れるの?
    ・ビットコインを使うメリットは? 1 投資対象として
    ・ビットコイン価格はどうやって決まるの?
    ・ビットコインを使うメリットは? 2 送金手段として
    ・海外送金ってどんなときに必要なの?
    ・ビットコインで買い物ができるって本当なの?

    PART2 ビットコインの仕組みはどうなっているの?
    ・バーチャルなお金にどうして価値が生じるの?
    ・ビットコインは誰がつくっているの?
    ・ビットコインの最初の取引は?
    ・ブロックチェーンってどんな技術?
    ・マイニングって具体的に何をしているの?
    ・ビットコインには終わりがある?
    ・ビットコインに死角はないの?

    PART3 ビットコインの安全性や法整備はどうなっているの?
    ・ビットコインがコピーや改ざんされる心配はないの?
    ・ビットコインが盗まれる心配はないの?
    ・送金中に誰かに抜き取られる心配はないの?
    ・マネーロンダリングに利用される心配はないの?
    ・ビットコインの法整備、会計ルール、消費税の扱いは?

    PART4 仮想通貨とブロックチェーンはどこまで広がるの?
    ・仮想通貨にはどんな種類があるの?
    ・ナンバー2の仮想通貨「イーサリアム」の特徴は?
    ・イーサリアムの分裂騒動って何なの?
    ・オンライン賭け市場の専用チップ「オーガー」って?

    PART5 フィンテックが実現する未来とは?
    ・フィンテックっていったい何なの?
    ・次にどんなサービスが登場するかは予測できる?
    ・フィンテックにはどんな種類があるの?
    ・銀行間送金サービスの三つ巴の戦いとは?

  • 20180212

    コインチェックの人が描いてんのが一番面白い笑笑
    なるほどねーって感じなのと、まだまだビットコイン伸びそうだなとおもった。もっかい大学入るなら多分工学部だけど、こういう金融系の話のアレルギーがなくなったから少しは経済学部の意味もあったかもなぁ。

  • 意外とわかりやすい気がする

  • 最近注目がされている、「ビットコイン」と「ブロックチェーン」についてをとてもわかりやすくまとめた本。

    とはいうものの、著者があの大規模な問題を起こしたコインチェックのCOO(社長よりも記者会見では説明していた)を考えると、実際の安全性もやっていることは違うじゃん!と突っ込みたくなります。その意味では、少し評価を下げました。

    本書の内容は非常にまっとうに書いてあります。

    1章では、ビットコインとは、どのようなものであり(既存の物とどのような違いがあるのか)、どのような使い方ができるのか?

    2章では、仮想通貨の仕組み(ブロックチェーン、マイニング等)はどのようになっているのか?
    3章では、安全性や法整備はどのようになっているのか?

    4章では、ビットコイン以外の仮想通貨やブロックチェーンについて
    5章では、フィンテックの可能性について

    分かりやすく、ディスカバリー21らしい読みやすさです。ただし、逆に言えば一読すればそれで十分かな?

    167ページにあるように、「顧客のビットコインの大半は、オフラインで厳重に管理」と書いてあるのだから、やっぱりやらないと書籍の信用も落ちるような気もします?!

  • そもそもビットコインとは何か?ポイントカードやSuicaのような電子マネーとの違いから説明されています。

    また、技術的な内容も概要で示してあるので、理解しやすかったです。特に、ブロックチェーンについてしっかり書かれています。

    ・仮想通貨に興味はある。
    ・仮想通貨は、胡散臭いと思っている
    ・仮想通貨を始めたいけど、取っ掛かりがほしい人

    には、どんなものかが分かりやすく書かれているのでいいと思います。

    コインチェックの取締役社長の書かれた本ですので、
    基本的にはポジティブ面がかかれてると思います。
    ただ、個人的には投機のイメージしかなかった「仮想通貨」ですが、ポイントは「投機対象」というよりも国に依存しない金融システムだと理解しました。

    仮想通貨に興味を持つ第一歩として良本です。

    是非読んで見てください❗

  • ブロックチェーンの仕組みや仮想通貨について、概略がわかりました。ブロックチェーンはおそらくこの書籍に載っている以上に深いと思うので、もっと詳しくはブロックチェーンに特化した書籍を読もうと思いました。
    ビットコインなどを始めたいと考えている人には、すごくよい書籍だと思います。

  • 【価格破壊】
    ビットコインは送金手数料の破壊的な低さに良さがあります。

    世の中には理不尽に高い価格、高い手数料が存在しています。
    そこにただ同然のやり方を持ち込めば一気に破壊することができます。

    冠婚葬祭はかなり価格が下落しています。家具も下がっています。
    銀行の手数料、これも今後は下がります。

    最後の大物は理不尽に高い家ですね。

  • コインチェックショックで仮想通貨に興味を持って読んだ本。

    入門書としてとてもわかりやすくてオススメ。
    ITの基礎知識がない人にはそもそも理解しづらいかもしれませんが。

  • ビットコインについてふんわりと理解することができた

    著者(コインチェック関係者)が仮想通貨の安全性を主張しているのに、NEMの事件が起きてしまったのは皮肉なことだ。

  • ビットコインとブロックチェーンに関する基礎知識が学べる内容。
    何故、安全であるのか?仕組から理解できるが、
    コインチェックの問題を経て、今となってはその説得力もやや欠けるのが残念・・・

  • ビットコイン、そしてブロックチェーンの基本的な仕組みがわかりやすく書かれている。細かく説明しすぎると複雑化してしまう部分は例を用いたり省略したりしていて、ITに疎い人でもすんなり入ってくる内容だと思う。

    個人的に仮想通貨に対する興味は高くない。(投機対象として盛り上がってしまっていること、取引所に対して100%の信頼を置けない)ブロックチェーンについても、分散型管理の仕組みがあまりに非効率な気がしてならないので、やや懐疑的。
    ただFinTechにはめちゃくちゃ興味ががあるので仮想通貨は避けて通れない。時代の流れくらいは追わないといけないなぁ。

    以下、ハイライトとコメント


    ・一般の人がビットコインを使うメリットは、現状では大きく分けて二つあります。一つは投資対象として、もう一つは割安な海外送金の手段としての利用です。

    ・ビットコインの信用はどこから生まれるのでしょうか。大きく分けると、三つあります。

    ・一つは、「誰も偽造・改変できない(はず)」という信用です。中央集権的な組織を持たないビットコインの場合、みんなの「信用」を支えているのは、国や、その国の通貨を発行している中央銀行ではありません。「全員が過去の取引記録を相互認証する仕組み」があって、誰もそれを偽造したり、過去にさかのぼって改変したりすることはできないと信じているから、そこに信用が生まれるわけです。


    ・二つめは、「特定の国や企業の思惑に左右されない」という信用です。ビットコインは特定の国や企業によって発行されるものではありません。


    ・三つめはビットコインの総量があらかじめ決められている、つまり「有限であること」です。


    ・順風満帆に見えるビットコインにも、いくつか技術的な課題があります。一つは、取引が完了するまでの時間をもっと短縮できないかということ。二つめは、膨らみ続けるブロックのデータ量を圧縮できないかということ。三つめは、マイニングの難易度が上がり続けてペイできなくなるのではないか、という問題です。


    ・フィンテックの本質は、それまで人がやっていた作業をテクノロジーで置き換えることで、劇的にコストが下がる結果、いままで富裕層にしか提供できていなかったさまざまな金融サービスを、一般の人にも提供できるようになる、ということです。つまり、テクノロジーによって「金融サービスの民主化」が実現する。

    ・フィンテックの基本的な考え方は、これまで人間がしていた作業を、テクノロジーを使って自動化すれば、ごっそり中抜きできて、劇的に安いコストで同じ機能を実現できるということです。ですから、既存の金融機関がまとめて行っていた機能を細かく分けて、ITを駆使して一つひとつ実現していくわけです。

    ・フィンテックの背景には、人間の判断によって恣意的に運用されるよりも、アルゴリズムによって一定のルールで運用されるほうが信用できるという「テクノロジー至上主義」ともいうべき思想があるようです。

    →FinTechを理解する為には、FinTechに触れること。金融系のTechサービスは積極的に(但しCC破綻等のリスクを考慮しつつ慎重に)使っていこうと思う。

  • 急激に注目され始めたビットコインを入り口に、その周辺にある仮想通貨、ブロックチェーン、フィンテックについて、順を追って分かりやすく解説した本。
    前もって知識が無くても理解できました。
    著者が取締役を務めるコインチェックが大変な騒ぎを起こしていますが、それとは別にこの本は評価されるべきだと思います。
    ただし、仮想通貨を支えるブロックチェーンはまだ実験段階にあるのに、過熱気味に資金が投入されていることに戸惑いを感じている記載があるのは、今となっては皮肉です。

  •  詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=13528

  • 読了したまさにその日に例のニュース!反面教師ではないが、慎重な判断と行動が最優先と再認識。内容自体は
    ビットコインとブロックチェーンを丁寧に解説、いまさら聞けないか?というくらい専門的な内容まで言及。

  • 概念理解が深まったけど、一回読んだだけでは腑に落ちないところも多く、、、オープンな環境で運用していたり、仮想通貨を探しあてたり、世界観がサマーウォーズを想起させた。時間をおいてまた読む!

  • ビットコインのCMが最近増えてるなと感じ、この本を読んでみた。

    ビットコインについて、出てきた経緯や、入手方法、どんな使い方で現金やクレジットカードよりも便利になるのかが書かれている。

    ビットコインというと、ネット上でやり取りするお金で、何かあっても、国など公の機関が保証してくれない危ういものという感覚だった。
    しかし、ビットコインを支えるブロックチェーンという技術によって、安全性が担保されていることがわかった。ブロックチェーンとは、 ビットコインの取引をみんなで承認し、そのデータを分散保存するという技術で、 誰かが一ヶ所でデータ管理するのではなく、世界中で同じデータを保管することで、改ざん等の不正が起こりにくいというものだ。

    また、ビットコインは有限で、上記のビットコイン取引の承認を1番早くした人に、賞金として新たなビットコインが発行されるというしくみも、面白いと思った。

    最近は、現金不可という店も出できているようで、ますます非接触型決済や仮想通貨での決済が増えてくるかもしれない。この本では、そんな仮想通貨の基本の基本を知ることができる。

    図書館スタッフ(東生駒):あおむし

    ----------
    帝塚山大学図書館OPAC
    https://lib.tezukayama-u.ac.jp/opac/volume/861649

  • ビットコインの良い入門書

    ・主な操作6つ
    入金する
    出金する
    コインを買う
    コインを売る
    コインを送る
    コインを受け取る

    ・センターマーケットがないナスダック方式


    ・ビットコインの価格形成要因
    各国の規制:マイナーはほぼ中国
    開発者コミュニティ:巨大取引所が取り扱い開始
    ハッキング:マウントゴックス事件
    どこかの国の通貨危機:暗号通貨は国際通貨
    半減期:4年に一度、採掘に伴う報酬が半減→想定通貨の価格が2倍になっている必要性あり。
    PCの処理速度は年々向上するため、もしマイニングの難度が一定であるならば、マイニングコストは年々低下

    ・コアデベロッパー→マイナー→取引所→事業者→エンドユーザー


    ・ブロックチェーン:未承認の取引記録のブロックを承認し、一本の鎖の形で共有する
    ハンコを押す部長の生き残り競争

    ・ビットコインの課題
    即時決済
    スケーリング問題
    クラウドマイニング

    ・送金技術
    公開鍵暗号:受け取り側が暗号化と復号両方とも用意
    電子署名:送る側が二つのカギを用意する

    ・GDP600兆円達成に向けて、行政サイドも乗り気:例)消費税非課税

    ・フィンテック:ファイナンシャルテクノロジー:金融サービスの民主化
    既存の金融機関が提供してきた機能を細分化し、テクノロジーで自動化して、低コストかつ迅速に実現する

  • 仮想通貨の知識のないひと向けのざっくりとした説明書として読んだ。社会的な意義は理解できたかなー、という感じ。実際に始めるかどうかは別として。

  • フィンテックのスタープレイヤーとしてのビットコイン、その技術基盤であるブロックチェーンを、タイトル通り初心者でも理解しやすい表現で、上手くまとめている。冒頭ビットコインの導入方法を具体的に紹介するなど実践的なのも良い。既存の金融機関を通したとき米国への1万円の送金手数料が8千円取られた話は驚きだった。それは極端な例としても、従来のシステムがどんどん陳腐化していく事は確かなので、このテーマについて知識を得ておく事は必須。新サービスの方が手数料も敷居も(安全性も多分)低いと知るだけでも新たな世界が開けそう。

  • この一文がささった

    "
    ビットコインは低バレッジのFXの投資
    ICOは一か八かの投機であると。"

    それとイーサリウムの騒動はわかってよかった。

    総合的に見て、ビットコインとは?ブロックチェーン技術とは何かが理解できて良かったです。

  • 概要が何となく分かったような気がする。
    何とか自分の武器として使いこなせないだろうか。

  • 入門書としては過不足なく非常に理解しやすい内容でした。タイトル通り、いまさら聞けない!と言う方にはおすすめの一冊です。

  • 仮想通貨の仕組みをざっくり知るにはちょうど良い内容。
    逆に技術的な仕組みを知るためには物足りないので、他の書籍やインターネットで調べる必要がある。

  • ネットで集めらる情報だけどわかりやすくまとまっている

  • VALUを使う上でビットコインが必要であり、その基本的な知識をつけるために本書を読んだ。勉強になった。

  • いまさら知りたくて読みました。とてもよくまとまっており、ビットコインって何なんだろう?っていう方にはオススメです。ここから他の難しめの本に行けばいいのかな、と思います。

  • どんどんどんどんデジタル化するわ

  • 頭の良いヤツがいるもんだ。

  • ビットコイン入門にはうってつけ。Coincheckの登録方法から始まる点とウォレットに関する説明が薄いので、各自気になったところについては付箋など貼って自分で調べるのが良い。ただ、ビットコインの概要を理解するのには十分。悪いイメージは取り払われるだろう。

  • ビットコインの概略がわかる。ブロックチェーンのしくみについて、もう少し技術的な面から詳しい説明があると良かった。
    ビットコインを取り巻く現状をおおおそ把握するには十分。

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