しろうさぎとりんごの木

著者 :
  • 文渓堂
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感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799900130

感想・レビュー・書評

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  • 図書館。2歳1ヶ月。ミッフィーとピーターラビットが好きな娘に、他のウサギの話も読んでみようと手に取る。じーっと見つめて最後まで聞いていた。優しいお母さん。こんなふうにありたいなぁ。2017/6/17

  • 2016.12 祖父母からクリスマスプレゼント 娘2才

  • りんごは実を食べるもの、ということを
    最初は知らなかったのだということを思い出させてくれる。

  • >お父さんとお母さんに愛情たっぷり注がれて育っているうさぎの子の小さな幸せを描いた絵本

    森で生まれたばかりのしろうさぎにとって,見るもの触れるものが何でも珍しく新鮮です。
    お母さんの作るリンゴジャムに感動したうさぎの子は,お母さんに内緒でリンゴをかじりに行くことにしました…。
    石井睦美の愛にあふれたさりげないうさぎの子の日常を,酒井駒子が情感たっぷりに絵にしました。
    読後には幸せな気持ちが満ちる一冊です。

    うさぎの子の無邪気な姿にメロメロ・・・癒しです(笑)
    特に「えらい?」と聞く様子がなんともいえないかわいさで大好き。
    愛情たっぷりだけど、ほどよい距離感のあるお母さんうさぎの子育ても素敵でした。
    りんごの木をかじってしまったのにはびっくりしたけれど、見たことないなら仕方ないかな。
    秋にはきっと美味しいりんごが食べられるはず!

    酒井駒子さんの絵が魅力的で幸せな気持ちになる絵本でした。

  • ◆つい先日、ストーリーテリングの勉強会で〈ひとり親家庭の子どもの前で語ってはならないおはなしはあるか〉という話題が出たばかりだったので…。読むタイミングがちょっと悪かったです。
    ◆冒頭の「ちいさないえでしたけれど、しろうさぎにとってひつようなものは、なんでもそろっていました」…それは、お父さんとお母さんと、お父さんが作ってくれたベッドにお母さんが作ってくれたぬいぐるみ。その「ひつようなもの」という言葉の強さに絶句しました。そしてラストも。「このいえには、しろうさぎにひつようなものはぜんぶそろっているからです。だいすきなおかあさんもおとうさんも、あかいクレヨンも」…。またしても「ひつよう」の念押し…。傷つく子どもがいるような気がして、この絵本を無条件に愛することができませんでした。「ひつよう」という強い言葉がなかったら、スルーできたかもしれません。ここに描かれた幸せは、平凡というよりも完璧で眩しすぎました。
    ◆そんなネガティブな気持ちを引きずっての読書でしたが、見開きに大きく描かれたりんごの実の赤ちゃんを見つける場面には心を洗われる思いがしました。しろうさぎの子の目になってその景色に出会ったように思いました(いつもわたしは、人間社会の小さな事情なんて消し飛ばしてしまう力が自然にあるのを感じています)。
    ◆残念ながらバイアスのかかった読書になってしまいました。そんな事情を推し量らない子どものうちに読んでみたかったです。

    ※ちなみに、そのストーリーテリングの勉強会では、おかあさん・おとうさん大好き、が主題のお話について、聞き手に親を失ったばかりの子(園児~小2)がいる場合には避けた方がよいだろう、中学年以上の年齢の子どもはお話として受け止められるのではないか…というところに落ち着きました。

  •  とっても気持ちの良い文章に、とっっってもかわいい絵! この主人公のうさぎより少し小さい娘がいるからか、うさぎの子が娘に見えてしかたありませんでした。笑 そうそう、こんなフォルムだよね! とうんうん頷きながら見ていました。

  • 駒子さんの絵が可愛いすぎる。
    ずっと眺めていたいー

    しろうさぎとおかあさんのやりとりが素敵。


    追記

    6歳11ヶ月の娘に読み聞かせ

    娘が小学校の図書室で借りてきた
    ナイスちょいす!
    ほんとこのお母さんすごい尊敬する
    受け答えがとか
    しろうさぎを全て包み込む包容力とか
    まさに理想の母親像だわ…

  • 「知らないことを知っていく」ということのおもしろさ。うまれてまもないしろうさぎのきもちを、考えぬれたことばと絵とで表現している。出かけるときに「ちょっとそこまで」とお母さんの様子をまねしはじめたり、りんごがなんであるかわからないけれどおいしそうだから「かじってみよう」とたくさんのことを知りたいやってみたいと思いはじめた子どもに読んであげたい。

  • しろうさぎにとって必要なものは、なんでも揃っていました。
    大好きなお父さんとお母さんとそれから… 。
    愛する愛される、幸せってこういうことなんだなって思い出させてくれる優しい絵本。
    しろうさぎの次々と溢れてくる好奇心、お母さんに内緒にしたくても隠しきれない冒険心が可愛い過ぎる。それを温かく見守るお母さんうさぎ。
    愛に満ちた酒井さんの絵が大好き。

  • しろうさぎは もりのなかの ちいさないえで うまれました
    ちいさないえでしたけれど、しろうさぎに ひつようなものは なんでもそろっていました
    だいすきなおとうさんと おかあさん そして……
    小さなうさぎの、小さな幸せをかいた絵本。
    (S.Y)

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著者プロフィール

作家、翻訳家。子どものための読み物に「すみれちゃん」シリーズ(偕成社)、創作絵本に『100年たったら』(アリス館)、翻訳絵本に『せかいでさいしょに ズボンをはいた 女の子』『おばけのキルト』(小社)など。

「2022年 『色とりどりの ぼくの つめ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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