辞書みたいに分厚い7つの習慣を読むのが嫌で、でも読みたくてと思い漫画の本書を読みました!
とても良かったです。各習慣の導入部分として、漫画でふんわりと内容を理解させてから、解説のページ(約5ページ程度)で詳細を教えてくれるものでした。
正直詳細の内容のページは、全体の1/4くらい?でほとんど漫画ページなのですが、この漫画があるとこですんなりと詳細の文字だらけのページに移ることが出しました。
漫画でもちょこちょこ、7つの習慣原書に出てくるワードを載せたり、分かりやすかったです。
原書を読んだことはないですが、要点がしっかり抑えて合って、図などもあり分かりやすいと思います。
7つの習慣の導入として、本書はとてもオススメだと思います。
------------------------------------------------
下記は、読んだ備忘録として、本の要点を纏めたものです。
■7つの習慣の前に意識すること
・問題の見方をインサイドアウトに変える!
・真の成功は、人格を育てることから
・いつも自分に問題があると意識して物事を考える(他人、環境のせいにしない)
■1.主体的である
・自分の選択(自分で選択したとこ)を意識して行動する
・自分の行動が影響する範囲(影響の輪)の事だけ考える、範囲外の事で悩んでも無駄
この影響の輪を大きくしていくことを目指す!
■2.終わりを思い描くことから始める
・生産的な前進のために終わりを設定する
・終わり(目標)を意識して行動することで、行動がブレなくてなる!
・目標がハッキリしてないと、選択に迷う
・仕事の目標→
それぞれの業務で決めていく
周りから頼られる存在になりたい
・プライベートの目標→
自分の周りの大切な人(家族、恋人、仲のいい友達数人)と何気ない生活を送る。
平凡がいい。安定していたら満足。
あまり忙しい生活はしたくない(たまには遊びに行ったり旅行に行ったり)
・お金の目標→
日常生活の中では、贅沢はしなくて良い(自分1人の時は質素で良い)
遊びや旅行の時にケチケチしない
浮いたお金を投資資金にして将来に備える。
60歳には、将来に備えたお金が貯まるようにする(月9万円投資)
■3.最優先事項を優先する
・人間活動の4つの領域
大抵の人は、日々第一領域に追われている。しかし、人生を充実されるには第二領域により集中する。
第三第四を減らし、将来に備える為に第二領域を増やして行こう
〇第一領域…緊急で重要なこと
(締切のある仕事、大事な人との約束、病気災害等)
〇第二領域…緊急でないが重要なこと
(人間づくり、勉強、健康維持、自己啓発)
〇第三領域…緊急だが重要でないこと
(日々の電話・会議・報告書、重要でないメール返信、突然の来客)
〇第四領域…緊急でも重要でもないこと
(待ち時間、テレビやネットを見続ける、ダラダラとゲームやスマホ)
・スケジュールは「役割」と「目標」で決めていく。
自分の役割を決めてから、目標(第二領域のもの)決めていく。その目標を達成するための行動をスケジュールに落とし込んで行く。
なかなか難しいね。
■4.Win-Winを考える
・真の正解は、双方に利益があること(win-win)
「勝者がいれば、敗者が存在する」の考え方を変える。
双方が豊かになれる方法を意識して、取引を行う。
場合によっては、取引しないという選択肢もあり。
・豊かさマインドを抱いて生きよう!
欠乏マインド(誰かが損する、Win-Winなんて理想論、など)ではなく、豊かさマインド(全ての人が満足するのは可能だ)に切り替える。
・Win-Winを支える5つの柱
個人的には、①人格が1番大切だと思う。何をするにも人格は物事を進めるための基礎となる。
①人格→基礎となる自分の人格が充実している
②関係→お互い信頼関係が強く結ばれている
③合意→双方の合意がなされ、実行協定が成立する
④システム→関係を継続するためのシステムが円滑に機能している
⑤プロセス→結果に至る為の望ましい過程をたどっている
自分の仕事で例えるなら…
加工をお願いしに行く
①②低姿勢でいつも申し訳ない感じでお願いしに行く
③見積もりを取得して、しっかりお金を払う事を伝える
④見積もりを通す為のお金のルートを持っている
⑤お金のルートを素早く回す人脈を持っている
加工のお願いの時は、加工場の人にはあまり利益がない。そのため、困っている、大変、申し訳ない感じを全面に出ていって、超超低姿勢をお願いしに行く。加工場の人は、いい人が多いから、これでだいたいやってくれる。いつもありがとう!
・信頼口座の残高をためよう
人からの信頼は、お金のように増減する。人から尊重されて、成功を勝ち取る人は、無礼な振る舞いや不誠実な態度など、散財はしない。
【重要】信頼口座を増やす6つの方法
個人的にこの6つはめっちゃ大切だと思う。
章末にちらっと書いてあるが、もっと深堀するべき。どれも、当たり前のような事だがなかなか出来ない。
これをデスクに貼って置きたい。(実際は恥ずかしくてやらないけど)
①相手の価値観や重視していることを本当に理解しようとするとこ
②小さな思いやりや礼儀を大切にするとこ
③約束を守ること
④お互いに期待することを明確にし、誤解を生まないようにするとこ
⑤誠実さを言動を示すこと
⑥あやまちは心から謝ること
■5.まずは理解に徹し、そして理解される
・「話す」より「聞く」ことから始めよう
理解してもらいたいなら、まずは聞くことに専念しよう。
小手先の交渉術や会話術は、会話を操ろうとしていると思われ逆効果
コミュニケーションには、読む、書く、話す、聞く、があるが聞くが1番大切
うんうんと適当なあいづちで聞いてる振りは良くない。(当たり前だけど)
・Win-Winの関係の為に聴く
話の聞き方の最高レベルのスキル「共感による傾聴」
相手が何を言ったかではなく、どう感じたかに耳を傾ける
人の話に耳を傾けるときは、話したい欲望を出来るだけ自制しよう
【重要】「自分の場合」に当てはめて聞くことをやめる(ついついやりがち)
自分の場合ならと自分語りでアドバイスする。
これだと、「相談に乗ってあげた」と自分が満足するだけで、相手は「分かって貰えた」なんて到底思わない。
・共感による傾聴の4つのステップ(写真参照)
なかなか難しいと思う。日々これを意識して話を聞く事を心がけよう。
第1段階:話の中身を繰り返す
第2段階:話の中身を自分の言葉に置き換える
第3段階:相手の感情を反映する(相手の言いたい感情を言葉にしてあげる)
第4段階:自分の言葉に置き換えつつ、感情を反映させる(3.4はほぼ一緒感じがする)
・日々の信頼の積み重ねが大切
真実の出来事、重要なことを言っても、日頃の行いが悪いと信じて貰えない。
普段から周囲の人と良い人間関係を築いておくことが大切
■6.シナジーを創り出す
・シナジーの本質は、「違い」を尊重すること
簡単に言うと、お互いの違い尊重し合い、相乗効果によって1+1=2以上にすると言ったものである。
違いとは、年齢、職業、育った環境、文化等、自分とは違う全て
・「違い」を尊重する事と、「妥協」は違う!
お互いが争わない、まーいいかの領域を答えとしてしまう事が多い
・コミュニケーションには3つのレベルがある(下図参照)
レベル3のシナジー的コミュニケーションが信頼度も協力度も高い状態
レベル1:防衛的コミュニケーション
→一方がwin、一方がlose
レベル2:尊重的コミュニケーション
→相手を立てる意思が強く、1+1=2以上にはならない
レベル3:シナジー的コミュニケーション
→Win-Winとなる。相乗効果で1+1=2以上となる(お互いの信頼度、協力度が高い)
【重要】結果のために過程を重視する「P/PCバランス」の考え方
P:performance(成果)
PC:performance capability(成果の能力)
能力(PC)以上の結果(P)は出ない。高すぎる結果を追い求め、結果を急ぎすぎて失敗する人が多い。
高い結果(PC)を出すためには、高い能力(PC)が必要。
目標達成の為のスキルや、それを可能にする資源を伸ばすこと!
■7.刃を研ぐ
・日々、自分の器を育てよう
刃を研ぐの刃とは、肉体、精神、知性、社会・情緒の4つの側面がある。
それぞれ第1〜6の習慣に当てはまる。相互に作用し合う(満遍なく研いでいく)事で、大きな成果を出せるようになる。
・第7の習慣は、上記4つの側面をリニューアルする事。シナジーを高めて、日々刃を研いでいく。
(こうして、この本を読んだ事も刃を研ぐ事になっていればいいけど…… それを判断するのは自分自身って事なのかな?)
■8.内面の声(ボイス)を発見する
人間を偉大にする第8の習慣として、巻末に紹介されている。
人を動かす存在感、魅力、カリスマ性を身に纏う為の習慣である。
第8の習慣を身に付けるには、「自分のボイス(心の声)に発見すること」らしい。
才能を活かし、情熱的に、満足しながら、良心にも適う(かなう)誇れる仕事ができるようになる。
・ボイスを発見の為に必要な3つの力
1.選択する自由と能力
→仕事で裁量権があるか?裁量権を与えて貰える能力はあるか?
2.原則(自然の法則)
→誠実さ、公平さ、敬意など普遍・不変的に価値のある人間関係のルール
3.生まれつき人が持っているインテリジェンス(4つ)
→知的、肉体、精神、社会・情緒(第7の習慣と一緒だね)