珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 宝島社 (2015年2月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800235527
感想・レビュー・書評
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シリーズ4作目ですが、地の文が減って読み易くなっていますし、【パリェッタの恋】での連続反転などミステリーの技巧も向上していて大分小慣れて来た印象です。
しかし、美星とアオヤマの関係は相変わらず進展しないですし、コーヒーやバリスタがなくても成立する話になっているので不満が残ります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絶対に映像化不可能。というような見せ方が面白いが、書籍でしか楽しめないだろうというのはもったいないかも。
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シリーズ第四弾。タイトル通りブレイクタイム。短篇集なのでさっくり読める。ちょっと物足りないかも。アオヤマと美星は主役というより脇役。長編のほうが好きかなぁ。
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今作は、短編集でさっくりと読めて楽しめた。どの話もいい意味でのトリックが効いていたという感じだった。前作まで脇役だった人々にスポットが当てられていてアオヤマは主要キャストではなく脇役という感じだったが、所々でてきて改めて登場人物の人間模様や繋がりを発見というのも良かったと思う。前作までの二人の進展がどうなったのか気になるところだったのでそこが少し心残りがあるところだが。全体的にライトミステリーで美味しそうなコーヒーを淹れている描写とほっこり感があって読みやすい。特別書き下ろし作品が良かった。
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タレーランシリーズですが、全くタレーランっぽくないです。一応、どこかにタレーランor桐間美星が出てくるんですが、そこに至るまでは、全く無関係の話であるかのような書きっぷりです。
いままではタレーランor桐間美星を中心に回っていたのに、この作風の変化はどういう事なんですかね? -
2015.10.9.シリーズ4作目。今回は短編集に戻った。ここでは美星は謎を持ち込む人の傍にいるのではなく、ちょっと遠いところから、謎を解決するという形をとっている。作品によって質がバラバラかなと思った。全体的に軽い。でも、京都の細部にこだわりすぎる特徴が緩和され、文章もこなれて読みやすかった。一番良かったのはバリュッタの恋。専門学校に学ぶ生徒と教師の恋の話。アリバイ崩しの範疇の話だが意外な結末が良かった。
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お久しぶりの第4巻。確か前巻は長編に挑戦していてあんまりだったイメージなんだけど、短編に戻ってまた、気軽に読めた。何をどうしても叙述トリックを入れようとするのは、ポリシーなんかね。まあラノベだしそこが売りだから仕方ないのかなー。もはやコーヒー関係ない話もちらほら散見するのはご愛嬌だけど、その辺やっぱり古本屋の娘の方が上な気はする。あっちは常にがっつり本の話。
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今回はあんまりアオヤマさん出てこなかったなぁ〜
でも相変わらず聡明な美星さんだわ
あの後アオヤマさんは無事にダーツを見せる機会ができたのかな?
凛ちゃんは今後もしっかりと絵を描いて行くんだろうなぁ〜
村治と元サヤに戻るかもちょっと気になる