珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 225
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800235527

感想・レビュー・書評

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  • 2018年19冊目。
    今回は今まで出てきた登場人物が色々出てきたりして、スピンオフ的な短編集。サクッと読めるけどこれまでのを読んでない人は順番に読むことをお勧めします。
    いちばん好きなのは「パリェッタの恋」。すっかり騙された。しかも気持ちよく。こういうのあんまりないので好きだなぁ・・。
    ぶっちゃけ殺人事件がおきないミステリーはあまり好きではないのだけど、美星とアオヤマの今後も気になるので、間違いなく次作も読んでしまうだろう。

  • いや〜色々ダマされました!
    面白かった!

    でももう少しアオヤマさんと美星バリスタの絡みが見たかったな〜。

  • 今回は短編集でしたが、いつもながらの繊細な描写やだんだんと見えてくる謎解きがジワジワと惹きつける作品でした。

  • 短編集。
    「純喫茶タレーランの庭で」が印象に残った。
    いわれない理由でストーカーに付きまとわれたあげく、すっかり精神的に疲れはててしまった美星。
    そんな彼女に、大叔母である藻川さんの奥さんはあるいたずらを仕掛ける。
    結果だけをみれば、それは別段スカッとするような出来事ではなく、むしろあっけに取られるくらい単純ないたずらだ。
    でも、単純ないたずらの裏には美星への優しい思いやりがたくさん隠されている。
    手間も時間もかけ、ひとつひとつに込められた思い。
    ただ、美星が少しでも気を紛らわせてくれたら・・・少しでも気分を変えてくれたら・・・そんな純粋な思いが詰まっている。

    あたたかさと優しさが詰まっている。
    そこが「珈琲店タレーランの事件簿」シリーズのいいところだ。
    アオヤマと知り合って、少しずつ変わり始めている美星の姿は、人はいつでも再び歩きだせることを教えてくれる。
    人に傷つけられ、人と関わることが怖くなってしまう。
    すっかり人が苦手になってしまう。
    そんなこともあるだろう。
    けれど、再び前に向かって歩きだす、その後押しをしてくれるのも見守ってくれるのも、やはり人なのだと。
    優しさが詰まった物語は、いつも優しい気持ちにさせてくれる。

  • 珈琲店タレーランの事件簿4

    久しぶりにタレーランでおいしい珈琲を....と思いましたら
    あら。タレーランから外に出ちゃった。。

    タレーランのお店を拠点にしたこれまでのお話とはちょっと違って
    これはスピンオフ的?サブタイトルにもあるように、ちょっと一息息抜きの
    ブレイクタイムなお話でした。

    「純喫茶タレーランでの庭」の檸檬のお話がよかったです。

  • 喫茶店タレーランのバリスタ・切間美星が、様々な謎を解明するシリーズ。
    今回は短編集。
    各編の主人公たちが抱える謎を、美星バリスタが解いていく。

    「パリェッタの恋」は、登場人物たちの設定を思い込みで読み進めてしまい、最後にその思い込みがひっくり返される展開に、「やられた!」という感じ。
    内容的にも一番読み応えがあった。

  • 短編集。美星さんが謎解きをしたりアオヤマ氏が謎解きしたりするが、タレーランが舞台ではなく、語り手もタレーランには関係ない人も。ただ、以前出てきた登場人物や亡くなった奥さんとのエピソードもあり。

  • 図書館で。
    短編集。話の本筋の謎解きというよりさあ私は誰でしょう?というような語り手は誰だ?みたいなミステリになっているような気がしないでもないですがまあそれは置いておいて。

    アオヤマさんは何で彼女にアタックしないんですかね?なんかものすごい中途半端な距離感に首を傾げます。店の常連というには厚かましすぎるし、恋人というには他人行儀すぎる。これが京都人の距離感なのだろうか?難しいなあ、人間関係が。

  • このシリーズのスピンオフのような話

    1巻2巻と比べて、面白さとしてはいまいち。

  • 本編とはちょっと別の、連作短編。
    美星とアオヤマさんの関係は進まずじまい。

    なんだか、シャーロックホームズ的な扱いで美星さんが
    謎解きのみ登場する感じのこの巻。
    ちょっと旨味は半減。

    パリェッタの恋、では、こんなところにミスリードいれるか?と
    ちょっと思いたくなる感じではあったけれど、
    楽しませていただきました。
    その次の、消えたプレゼント・ダーツ、は、
    アオヤマ氏が孤軍奮闘するところが微笑ましい。

    ストーリーを進めてもらえないだろうかとやきもきしました。。

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著者プロフィール

1986年福岡生まれ。京都大学法学部卒。2012年、第10回『このミステリーがすごい!』大賞隠し玉に選出された『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』でデビュー。翌年同作で第1回京都本大賞受賞、累計250万部を超える人気シリーズに。この他の著書に『夏を取り戻す』、『貴方のために綴る18の物語』、『Butterfly World 最後の六日間』など多数。

「2022年 『下北沢インディーズ ライブハウスの名探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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