企業参謀―戦略的思考とはなにか

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  • プレジデント社
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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833416948

感想・レビュー・書評

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  • ポートフォリオを利用した企業戦略、事業戦略に触れられている。
    1975年に売られ、その時から低成長が問題に成っていたんだなって改めて思い知らされる。
    戦略というのはどうやって立てていくのかといったアプローチが記載されており、一読の価値はあるように思う。
    ・what if この場合どう考えるを徹底
    ・完全主義を捨てる
    ・kfsを徹底
    ・制約条件に制約されないこと
    ・記憶に頼らず分析すること

  • 昇格試験前に読んだ。昔書かれた本とは思えないくらい面白い!

  • 極論を承知で言わせていただければ、孫正義氏をはじめ日本ではIT業界から多くの戦略的経営者が出てくるのは、コンピューターのプログラミングという行為が身近に存在するからではないだろうか。
    プログラミングというのは「もし~ならば、~する」「もし~でなければ、~する」という条件分岐の連続だからである。たまに変数が予想外の地になることもある。バグの原因になりかねないから、そういう場合に備えて周到なセイフティネットも用意しなければならない。プログラミングとはあらゆる可能性に対して考え尽くす習慣が身に付く作業なのである。まさに戦略的思考力を養うためには格好の訓練なのだ。

    Key Factor for Success:
    「公共機関のサービスが悪いのは必然なのか?「なぜ製紙会社の収益性が伝統的に悪いのか?」といった設問を自らに課して、仮設を立て、立証または反証を繰り返すことで、KFSを必然的に引き出せるような思考のクセをつけるべきだ。
    拡散したまま思考を重ねても、決して他人の知りえなかった領域まで施策を深めることはできない。
    しかし、設問の仕方と仮説を立てて立証・反証を繰り返すことで、問題の核心に素早く掘り進むことができるのだ。

  • 学部生である自分にはちょっと難しかった。すらすら読みこなせるように精進したい。

  • いまから40年も前の本なのに古さがない。具体例に古さはあるが、企業が抱えている問題については不変。それもどうかという話だが。。。
    ひとまず自分にできる自分の部署についての戦略的思考を始めて実践してみようと思う。

  • この本がほぼ40年前にかかれていて、かつマッキンゼーへと転職して2年目前後で、かつ大前氏が31〜32歳の時に書かれたというのだから、その本質をつく視点と思考法は、まさに圧巻としか言いようがない。

    流行のビジネス書や自己啓発本を読むのも、そりゃおもしろいものだが、やはりこういった長く読み継がれているものは、きちんと手元に置いておいて間違いがない。
    http://d.zeromemory.info/2015/02/20/kigyo-sanbou.html

  • 大前研一30代にして、この企業分析、社会分析をしていたことに大変驚いた。世の中をよく観察し、問題点を見つけ、自分ならどうするのか?どう変革することが将来必要なのかを日々研鑽することで、大前研一にちょっとでも近づけるのかなと感じた。

  • 書いてあることの1割も理解できなかった。財務会計、経営の基本知識を前提とする上に色んな情報がジャングルのように飛び出してくるのでついていけなかった。ただ、考え方としてはこうした戦略思考が身につけば業界といったところは飛び越えて応用できると思えるので、もう少しレベルが上がったら戻ってこようと思った。これを30歳で書いたなら、やはり大前研一はすごい。

    ただ昔の本なので、例示が古く、少しイメージがしづらい。

  • 114ページでストップ。少し難しいかも。

  • 経営戦略の教科書。巷にあふれる戦略系のビジネス書に書かれていることは、40年前に上梓された本書に、既に全てが書かれている。

    とにかく、『現状分析から現在置かれているポジションと、進むべき方向性を導き出し、具体的な実施プランに落とし込んでいく』という戦略策定〜プランニングまでのベーシックな在り方が、これでもかという程細かく、具体的に記されている。その熱量に圧倒される。

    本書は『企業参謀』と『続・企業参謀』が一冊となった本でボリュームがあるため、最後の方はちょっとお腹いっぱいになってくる。が、ビジネスマンは読んでおくべきだ。

    本書とドラッガー『経営者の条件』、コヴィー博士の『7つの習慣』の3冊を読んでいれば、ビジネスマンとして基本的なマインドはセットされるように思う。

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著者プロフィール

1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。 以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。現在はビジネス・ブレークスルー大学学長を務めるとともに、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。

「2018年 『勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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