トレードオフ―上質をとるか、手軽をとるか

  • プレジデント社
3.54
  • (61)
  • (150)
  • (166)
  • (37)
  • (5)
本棚登録 : 1493
感想 : 187
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833419369

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 上質vs手軽

  • マーケティングの本。一連の流れが「フリー」に近い印象でした。

    ブログはこちら。
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/3131359.html

  • 株式投資のヒントになりそう。

  • 上質(Quality)か、手軽(Convenience)が、トレードオフの関係にあると。確かにそうだなと考えさせられる。過去の失敗事例も多く紹介されている。自分でも、どちらかに振り切れなかったりして、失敗している事例はいくつも見つけられそうだ。たとえば、佐藤可士和さんのお勧め(WBSで薦めていた)ということも考えると、ユニクロ。上質なヒートテックなどの商品と、お手軽なフリースなど、戦略にのっとっているのかも。

  • ジム・コリンズが著者かと思って手にとった本。

    「ジム・コリンズ」の隣に申し訳なさそうに「序文」とあり、
    その3分の1程度のフォントで、「ケビン・メイニー 著」とある。
    ちょ、本文書いたのはジム・コリンズじゃなくて、ケビンさんでしょ。。
    やりすぎっす。

    その割に期待ハズレではなかったので、ちょっと驚き。

    トレードオフ。
    何と何のトレードオフかというと、副題のとおり、
    「上質さ」と「手軽さ」。
    今まで意識的に使ったことのないフレームワークだけど、
    たしかに、その通りす。と思う節がよくあった。

    世の中の成功している商品は、
    上質さに特化しているか、
    手軽さに特化している。

    失敗に終わった商品は、
    どちらの軸に対しても中途半端な位置「不毛地帯」の中にある。
    なぜ不毛地帯に入ってしまうかというと、多くの商品が
    上質さと手軽さの両方を合わせ持つ、「幻影」領域を目指す
    ことにあるとしている。


    本文に「幻影」領域を目指し、手軽さも追求して失敗した例がある。
    誰もが憧れる商品に、簡単には買えない価格を設置し、「オーラ」を持った上質な商品を扱っていたティファニー。
    あるとき、売上拡大のために、手軽に購入できる価格帯の商品を発売したところ、今までとは異なる購買層(ティーネージャー)が現れたそうな。
    結果売上は格段に上がったのだが、オーラが失われ、最終的には株価が落ち込んだのだとか。

    たしかに。
    ブランド商品が、ブランド商品でいられるのは、手軽でないからだよね。
    ユニクロに10万円のジャケットが置いてあっても売れなさそうだけど、
    バーバリーのスーツが10万円するのは自然。
    バーバリーに2枚で1500円のTシャツがあったら、嬉しいけどなんか違う気がする。
    ユニクロに同じ値段で置いてあるのは自然。
    こんなところを上手いこと文章にしているので、納得感があった。

    名書ジム・コリンズのビジョナリー・カンパニーとは比べものにならないが、
    面白い本でした。

  • ・上質か手軽かp24
    ・上質=経験+オーラ+個性p44
    ・モバイルで大切なのは上質さではなく、つながりを生む力p82
    ・ATMのことp121
    ・スターバックスのことp164
    ・以前は「ティファニーで何か変えたら」という憧れがあったけれど、...p182
    ・愛されるか、必要とされるかp249
    ・本は物理的な媒体と言うよりも、書き手の精神世界への扉なのであるp253
    ・本を多くの読者に受け入れてもらうための戦略はただひとつ、あらゆる面で極上を目指すことだp254
    ・上質とは愛されることであり、手軽さとは必要とされることであるp273

  • 読書メモ

    ・上質とは愛される事であり、手軽とは必要とされる事である
    ・上質と手軽のハードルは常に上がり続ける
    ・留まり続けると、上質でも手軽でもない不毛地帯へ落ちる
    ・ユーザー目線では、上質かつ手軽なものは存在しえない
    ・いつでもどこでも手軽に飲めるようになったスタバで、並んでまで飲みたいとおもう客はもういない
    ・上質か手軽か、どちらかの頂点を極めろ

  • ■マーケティング
    ①ハリネズミの概念:1.情熱2.資質3.価値ある貢献。3つの円が重なる分野に進む道を切り開くこと。
    ②高い人気を誇る商品やサービスはたいてい、きわめて手軽だが極上とはいえないか、極上だが手軽とはいえないか、どちらかの傾向がある。上質さ、手軽さのどちらかをとっても月並みなようでは、行きつく先は不毛地帯しかない。
    ③上質=経験+オーラ+個性
    ④手軽さはオーラや個性を打ち消す役割を果たす。上質さと手軽さの両方を追い求めた結果、どちらも中途半端になり、不毛地帯へと転落した(COACH)。マス・ラグジュアリーは砂上の楼閣。
    ⑤上質と手軽の選択を見誤らないための5か条:1.テクノロージーの進歩を見落としてはいけない。 2.商品やサービスの成否は、目新しいかどうか、時流に乗っているかどうかよりも、上質と手軽のさじ加減できまる。 3.上質と手軽のどちらをどれだけ重視するかは顧客層ごとに異なる。 4.商品やサービスを小さく生むと、小回りが利くため、テクノロジーの進歩や競合他社の働きに対応しやすい。 5.新しいテクノロジーは必ずといってよいほど不毛地帯で産声をあげる。

  • 2010/11/1fin

  • テレビ東京のワールドビジネスサテライトで佐藤可士和がオススメとしていた本。時間もあるので、じっくり読んでみたいと思う。

全187件中 131 - 140件を表示

ケビン・メイニーの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ウォルター・アイ...
シーナ・アイエン...
平野 敦士 カー...
ウォルター・アイ...
小山 龍介
デールカーネギ...
内田 和成
スティーヴン・D...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×