あな (こどものとも傑作集)

著者 :
  • 福音館書店
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感想 : 88
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834009217

感想・レビュー・書評

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  • 甥っ子のために借りてきて、最初怖いと言って読みたがりませんでしたが、ちょっと読むと面白さに気づいたのか見入っていました。

    なんで、あなを掘るの?と何十回も聞かれて、何でだろうねと一緒に考えて、不思議だねと言い合いました。

  • 幼稚園本。理由なしに無性に穴が掘りたくなりました。表紙のような世界を体験したい。

  • 2019.5.31
    みんなが何を言ってきてもとにかく没頭。お父さんだけ経験者目線で応援側。目的も何もわからないけどそれしか見えなくなって、とにかく突き進む感じ、わかるなあ、そしてほんとに何気ないことでふっと息をはいて我にかえるあの感じも、わかるなあ。虫がその役目を果たしてくれてる。意味なんかないけどやったことで何だか満足するんだよね。見開きを横に使って穴がどんどん深くなっていく見せ方もおもしろい。大人になってもよくある、こういうこと。

  • 変態的絵本。
    すごくシンプルで、すっきりした構成。
    絵も、お話も。
    子どもだったら、あな に憧れるだろうか?
    すぐ真似できそうな身近なこと(穴を掘る)なんだけど、なんか、癒しの話…。
    大人の自分はちょっと、疲れたときに読みたい(思い出したい)。

  • 他人に左右されない心の芯のようなものを感じた。

  • 日曜日に、暇だったひろし君が、ひたすら穴を掘る話。

    なんだかよくわかんないけど、深い。
    谷川俊太郎さんの、この世界観がとても好きだ。
    日曜日に自分の息子が、黙々と穴を掘っていたら、心底不安になるけど。

    和田誠さんのシンプルな絵も良い。

  • 少年が穴をほるだけ、と言えばだけなんだけど、なんというかとても「自律的な穴掘り~穴埋め」で、同じ平らな地面でも前と後とは意味が違う感じが「絵本なればこそ」のところが好き。
    小学校4年生に読み聞かせしました。子どもたちが関心を持ってくれるかどうか自信がなかったけれど、結構気に入ってくれた様子でした。大人が心配するより、子どもには伝わり易いのかも、と思います。

  • 暇な日曜日、ひろしは穴を掘りはじめた。
    いろんな人が声をかけていくけれどお構い無しに掘り続け、今度はその穴に座り続ける。
    「これはぼくのあなだ」穴の中でひろしは何を思うのか?

    大好きな谷川俊太郎の文に大好きな和田誠の絵。娘にはよくわからない部分もあったようだけれど、私は読んでいて何だかじーんときた。

    穴の中から見る青い空。自分で掘った穴からだからこそ感じる青なんだろうなぁ。
    私も見てみたい。

    • norigami112さん
      nyancomaruさん、いろんな人に色んなことを言われても一心不乱に穴を掘り続けたりしている姿に何かしら感じてしまったようです。
      みんな...
      nyancomaruさん、いろんな人に色んなことを言われても一心不乱に穴を掘り続けたりしている姿に何かしら感じてしまったようです。
      みんな「なにやってるんだ?」みたいな反応なのにお父さんだけは見守ってる(応援してる)感じがするのも心擽られました。
      2012/07/20
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「お父さんだけは見守ってる(応援してる)感じがする」
      今は、父親もウルサイのかな?黙って遣らせるって、結構度胸が必要な気がする。
      街中で、親...
      「お父さんだけは見守ってる(応援してる)感じがする」
      今は、父親もウルサイのかな?黙って遣らせるって、結構度胸が必要な気がする。
      街中で、親と離れて歩いてる子を見るだけでオロオロしちゃいます(ひょっとしたら親になったら後ろにも目が出来るのかな)。
      2012/07/23
    • norigami112さん
      nyancomaruさん、さすが子ども好きですね(*^m^*)
      このお父さんは絶妙な距離感が素敵な感じがしましたよ。
      nyancomaruさん、さすが子ども好きですね(*^m^*)
      このお父さんは絶妙な距離感が素敵な感じがしましたよ。
      2012/07/24
  • 表紙と裏表紙が 物語の途中で見せたいような…
    なんて言うんだろう。
    ふつうに読んだだけではわからないけど、主人公視点 なのか。

  • 4歳3ヶ月。和田誠さんの絵が好きなので購入した絵本。

    穴を掘る少年と、その穴を見て声をかけるかぞくや友だち。すこし哲学的な話で4歳の頭の中はきっとぷーーーーーんってよくわからない音がなってるんじゃないだろうか。
    シンプルで答えの無い絵本。
    母ちゃんはわりとこんなのも好きよ。

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

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