あな (こどものとも傑作集)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 1078
感想 : 88
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834009217

感想・レビュー・書評

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  • おはなし会にて。幼児には難しいかなーと思いつつ、読みたいので読んでしまった。笑

    たてに送っていく体裁もおもしろいですが、やっぱり話に深みがあるので好きです。ヒロシはあなを掘って、「これはぼくのあなだ」と確認し、あなの中から青空を見上げ、「これはぼくのあなだ」と確認する。そして最後は、そのあなを埋めてしまう。ただそれだけなのですが…なんだかいろいろなメッセージがつまっている気がしてなりません。周りから見ると不思議な行為にも、本人の動かしがたい意思が付随していることがある、というような、象徴的なメッセージだとか。

  • <a href="http://pictbook.seesaa.net/article/3457978.html">男のロマンとは大いなる無駄である(続きを読む)</a>

  • 自分の力でほったから意味がなくても意味があるんだよね。

  • 何もすることがない日曜日、ひろしは‘あな’を掘り始めます。お母さん、妹、友達、お父さんが来ますが、ひろしは自分の‘あな’を掘り続けます。そして掘り終わった‘あな’に入り、「これはぼくのあなだ」と言います。

    「これはぼくのあなだ」の言葉に、たくさんの思いがあると思いました。掘っている間に訪ねてくるお父さんが、ひろしのしていることを理解している感じがまた意味深いです。人は‘あな’にどんな意味を感じるでしょう。‘あな’から見た空、上からのぞいた‘あな’、私は‘あな’から見る空がどんな空か見たいと思いました。

  •  何もすることがない日曜日、ひろしは‘あな’を掘り始めます。お母さん、妹、友達、お父さんが来ますが、ひろしは自分の‘あな’を掘り続けます。そして掘り終わった‘あな’に入り、「これはぼくのあなだ」と言います。

     「これはぼくのあなだ」の言葉に、たくさんの思いがあると思いました。掘っている間に訪ねてくるお父さんが、ひろしのしていることを理解している感じがまた意味深いです。人は‘あな’にどんな意味を感じるでしょう。‘あな’から見た空、上からのぞいた‘あな’、私は‘あな’から見る空がどんな空か見たいと思いました。

  • 5分くらい
    (08.2/12 4-1)(2011/2/22 1-1)

  • 友人からのいただきもの。
    面白い!!!

  • うーん、うまいなぁ。思わず唸らされてしまう1冊。

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著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。

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