魔女の宅急便 〈その6〉それぞれの旅立ち (福音館創作童話シリーズ)

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  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834024661

作品紹介・あらすじ

魔女の少女キキは、黒猫のジジといっしょに、ひとり立ちの旅に出ました。やっと見つけたコリコの町で、はじめた仕事は、空飛ぶ『宅急便屋さん』。人々の思いや願いをのせたさまざまな荷物を届けながら、キキは、よろこび、なやみ、そして成長していきます。「魔女の宅急便」シリーズ最終巻。

感想・レビュー・書評

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  • キキが双子を育てるなんて。。でも、やはり魔女になるかならないかてを焼く娘の方に意識がいっている。自分に似ているから得になんだろうけど。でも、番外編でちゃんと書いてくれるのかも。

  • 978-4-8340-2466-1

    C8093¥1600E

    魔女の宅急便 その6
    それぞれの旅立ち

    2009年10月15日 初版発行
    2014年1月20日 第8刷発行

    著者:角野栄子(かどの えいこ)
    画家:佐竹美穂(さたけ みほ)
    発行所:株式会社福音館書店

  • キキとトンボが結婚して、双子のこどもニニとトトが13歳の旅立ちを迎えるまでの話
    シリーズ全体を通して、魔女の魔法と市井の魔法が描かれていたように思うけど、トトの存在でそれが明確化

    魔法って何?という問いに明確な回答は明示しないし、なにか劇的な問題や解決があったわけではないけども、日々を失敗しながら生活していくなかで少しずつでも成長していくという展開は貫いてあった
    ケケとトトが互いに半分魔女でシンパシー感じているのが面白い
    ここの関係をもっと深掘りして読みたいな
    ヨモギさん再登場も嬉しい

    キキは母になっても相変わらず
    最後まであまり好きにはなれなかった
    察してちゃんは一緒にいると辛かろう

  • キキ母さん頑張ってる。トンボ父さん、良いお父さんだなぁ…。子供達がもっと小さい時のキキ&トンボの話も読みたかったけれど、今作でも、何となく想像できる。

  •  キキは、空に飛ぶのが上手な魔女です。物語のなかでも空を気持ちよさそうに飛んでいる絵が、たくさんあったのでキキは空を飛べていいなー、といつも思いました。

  • 全巻読んで良かった。感動した。

  • 時は流れ、母になったキキは双子の子供たちについて頭を悩ませる。母と同じ魔女の道を歩むべきか決めかねているニニ、男の子なので魔女にはなれないトト。どちらもキキと同じように悩み、挫折もして、それでもどうにかそれぞれの生き方を選び取っていく。トトの相談相手となる人物が意外でびっくり。魔女や魔法という「不思議」が登場する物語だけど、人生のもどかしさと思い通りにならなさ、それでもそんな一人一人の人生の物語が緩やかに結びついている温かさをじわりじわりと味わわせてくれるシリーズだった。

  • キキが、お母さんになって、がんばっているなと思った。コキリさんみたいだったけど、よくプリプリするのは、前のままだった。ぼくは、キキお母さんより、優しいとんぼさんお父さんが好き。
    トトは、男の子ってだけでまじょになれないというのは、かわいそうだと思った。ケケに会いに行ったり、ニニと同じ日に旅立ったり、自分で自分のことを考えて行動したのは、すごい。トトには、飛べるようになってほしい。
    ニニとトトが、どこの街でどんなふうに過ごすのか、続きが読みたい。(小5)

  • 面白かったです!
    いきなりキキの子どもの旅立ちのお話で、間のストーリーは気になる所ですが、そこはやはり児童文学なのであえてそうしたのだと思います。
    子供たちもキキの時代とは違っていて、時の流れを感じますね。親目線の部分もありますが、子供たち中心になっているところが、却って良い。私が子供だった頃と、私の子供がこの時期こんな心情だったのかな、というのを両方思い出し、しみじみしました。
    特別編も楽しみです!

  • 大人になったキキに、魔女になることを期待されるニニに、期待されないトトに。

    前作からずいぶん時が流れて、キキの子供たちが主人公。今まで登場した人たちやコリコの街もニニとトトの目線から見るとまた違うもの。
    あんなにキキがイライラさせられたケケに、トトが憧れるなんてね。
    キキの子供たちを心配しちゃう気持ちもよくわかる。子供たちの冒険もわくわくする。出番は多くないけど、優しいとんぼさんもいい感じ。
    集大成だけあって、心に残るフレーズが多かった。

    キキのドレスを着たニニはジブリのキキにそっくりだと思った。

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著者プロフィール

1935(昭和10)年、東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、出版社に勤務する。25歳の時からブラジルに2年間滞在し、その体験をもとにしたノンフィクション『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』で作家デビュー。著書に『ズボン船長さんの話』『小さなおばけ』シリーズ、『魔女の宅急便』『ぼくびょうきじゃないよ』『おだんごスープ』『ラストラン』など数多くの絵本・児童文学作品がある。産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞、旺文社児童文学賞、野間児童文学賞、小学館文学賞、IBBYオナーリスト文学賞など受賞作品多数。

「2017年 『いろはにほほほ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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