魔女の宅急便 〈その6〉それぞれの旅立ち (福音館創作童話シリーズ)
- 福音館書店 (2009年10月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834024661
作品紹介・あらすじ
魔女の少女キキは、黒猫のジジといっしょに、ひとり立ちの旅に出ました。やっと見つけたコリコの町で、はじめた仕事は、空飛ぶ『宅急便屋さん』。人々の思いや願いをのせたさまざまな荷物を届けながら、キキは、よろこび、なやみ、そして成長していきます。「魔女の宅急便」シリーズ最終巻。
感想・レビュー・書評
-
キキが双子を育てるなんて。。でも、やはり魔女になるかならないかてを焼く娘の方に意識がいっている。自分に似ているから得になんだろうけど。でも、番外編でちゃんと書いてくれるのかも。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
キキ母さん頑張ってる。トンボ父さん、良いお父さんだなぁ…。子供達がもっと小さい時のキキ&トンボの話も読みたかったけれど、今作でも、何となく想像できる。
-
キキは、空に飛ぶのが上手な魔女です。物語のなかでも空を気持ちよさそうに飛んでいる絵が、たくさんあったのでキキは空を飛べていいなー、といつも思いました。
-
全巻読んで良かった。感動した。
-
時は流れ、母になったキキは双子の子供たちについて頭を悩ませる。母と同じ魔女の道を歩むべきか決めかねているニニ、男の子なので魔女にはなれないトト。どちらもキキと同じように悩み、挫折もして、それでもどうにかそれぞれの生き方を選び取っていく。トトの相談相手となる人物が意外でびっくり。魔女や魔法という「不思議」が登場する物語だけど、人生のもどかしさと思い通りにならなさ、それでもそんな一人一人の人生の物語が緩やかに結びついている温かさをじわりじわりと味わわせてくれるシリーズだった。
-
キキが、お母さんになって、がんばっているなと思った。コキリさんみたいだったけど、よくプリプリするのは、前のままだった。ぼくは、キキお母さんより、優しいとんぼさんお父さんが好き。
トトは、男の子ってだけでまじょになれないというのは、かわいそうだと思った。ケケに会いに行ったり、ニニと同じ日に旅立ったり、自分で自分のことを考えて行動したのは、すごい。トトには、飛べるようになってほしい。
ニニとトトが、どこの街でどんなふうに過ごすのか、続きが読みたい。(小5) -
大人になったキキに、魔女になることを期待されるニニに、期待されないトトに。
前作からずいぶん時が流れて、キキの子供たちが主人公。今まで登場した人たちやコリコの街もニニとトトの目線から見るとまた違うもの。
あんなにキキがイライラさせられたケケに、トトが憧れるなんてね。
キキの子供たちを心配しちゃう気持ちもよくわかる。子供たちの冒険もわくわくする。出番は多くないけど、優しいとんぼさんもいい感じ。
集大成だけあって、心に残るフレーズが多かった。
キキのドレスを着たニニはジブリのキキにそっくりだと思った。