- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837972396
作品紹介・あらすじ
この本には、よくもこれだけの成功例を集めたものだ、というくらい有名無名の成功者たちの"生き方と成功パターン"が示されている。そして、そこに共通するのは、この小さな"プラスの習慣"が身につくかどうかで、すべてに天と地ほどの大差がついてしまう。あなたに成功を保証するこの本の10の習慣は、すべて「朝、顔を洗う」のと同じくらい簡単に身につくことばかりである。
感想・レビュー・書評
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古典でもあるので少し構えていたがとても読みやすくほぼ一日で読了。清々しさが残った。
印象に残ったところ
国民全体の質がその国の政治の質を決め、自助の精神の浸透具合がバロメーター
人が自らをどう支配するかが大事で外部からどう支配されているかは重要ではない
人間の価値を見るにはその人が目下の者にどう振る舞うかを見れば良い
気付き
民度=国民一人一人の質×人口
外圧を跳ね返す内圧が大事でその人の自分軸となる
弱者に対する態度が人間性を表す
自分の行動に、意識に取り入れたいこと
失敗しても落ち込み過ぎず、快活さを持って努力し自らモチベーションを上げる
簡単に手に入れた知識は身に付かず薄っぺらいものになりやすいため心に浮かんだ考えや見聞きした事実は書き留め血肉とする
他人に自説を押し付けず、求められて披露する謙虚な気持ちでグイグイ行かない冷静さを保つ
何でも手っ取り早く効率的には最近の流行りだが、時間をかけ試行錯誤した中から生み出されるものでないと薄っぺらく脆いものになる。
国民性や民度はそこに住む人々の精神の高潔さによるとのこと。政治の堕落も然り。何とも耳の痛い話。
誰かのサポートが必要なシーンは必ずあるが、それを得て生かすのも日々自ら内面を鍛えていなければ期待できない。
何事も自らの気持ちの持ちようが結果に大きく作用する。
正しい自分軸を身につけることが肝要。 -
最近若い人を指導する立場になって、もしかしたら自分の仕事に対する価値観や人生観が時代錯誤なのかな、と思っていたところこの良書に出会った。
人間なんて近道しがちな、謙虚であるべきことを忘れがちな、誘惑に負けがちな生き物なのだから本書は普遍的な重しとして貴重な存在だ。
若いうちに読んで欲しい。160年も読み継がれる理由がある。
ただし、戦争で勇敢に戦うことを称賛していたり、文学が人生に与える影響力を過小評価しているところは(?)。
スマイルズの主観、時代背景もあるのだろうが…
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人間としてどう生きていくか。成功している人、活躍している人。いわゆる天才と言われる人は、粘り強い努力家、着実な努力家である。
自分を助けるのは、偶然の力ではなく、確固とした目標に向かって粘り強く、勤勉に歩んで行くこうとする姿勢なのだ。
今の自分はできているだろか?現代においては苦しさを伴うこともあるかもしれない。誠実に、謙虚に生きる。どこかで我慢も必要だ。 -
正直、難しくてよく分かりませんでした笑
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「自分自身に対する無知やエゴイズムや悪徳のとりこになった人間のほうが、はるかに奴隷に近い。」
「外部からの援助は人間を弱くする。」
「一度に一つの仕事しかしない人間のほうが、むしろ誰よりも多くの仕事をする」
「着実な努力を嫌う人間が増え、精神力の低下と衰弱が進んでいる」
「休息なんて、あの世に行けば誰でもできるではないか」
「小説を読みふけり、まやかしの感情に支配されると、健全な心はゆがみ、精神が麻痺する危険性が大きくなる。」
「理想に現実を重ね合わせる努力をしているか」
「立派な習慣を身につけるよう気をくばるのが、いちばん賢明な習慣」
本の内容はありきたりな綺麗事を並べ立てているようだが、偉人たちはそのありきたりな事を専一にやってのけたからこそ夢を叶えることができたのだと考えると、自分でもできるのではないか?と思ってしまう。
今までは偉人の偉業をばかりを見て、その人自身の努力を知らなかったが、今回教科書に載っている偉人の苦労話を聞くと非常に人間味に溢れており、違う生き物だと思っていたニュートンらを身近に感じることができた。
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要は勤勉に努力し逆境に負けず頑張ることが人生の成功に繋がるということが何度も書かれていた。ありきたりであまり為にはならなかった。