本は10冊同時に読め! (知的生きかた文庫 な 36-1)

著者 :
  • 三笠書房
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本棚登録 : 3118
感想 : 569
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  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837976912

感想・レビュー・書評

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  • メルカリ売却

  • 日本マイクロソフトの元代表、個人的には書評サイトHONZの代表という肩書のほうが馴染みがある成毛氏の本。

    いろんなジャンルの本を同時並行に読み、その中身やアイデアを自由に組み合わせることでビジネスパーソンに必要な理解力、語彙力、発想力、コミュニケーション力が鍛えられますよ、というのが主旨。

    舌鋒鋭い成毛氏らしく、「本を読まない人はサル」「ベストセラー小説だけ読む人は救いようのない低俗な人」「投資本やビジネスノウハウ本ばかり読む人は庶民のまま終わる」などなど、ちょいちょい辛辣な表現も出てくる。成毛氏の社会人としての生い立ちも合わせて書かれているので、それもふまえてこうした主張を見ていくと、「ここまで極端に生きてる人だと、そりゃそういう感想を持つわな」という印象になる。

    こうまで極端に本を読むことはできないだろうし、何よりも氏の主張を真に受けるならば、自分はもうビジネスパーソンとしては「庶民」から抜け出せない、取り返しのつかない40代の仕事人間である。
    なので、「数冊を並行して隙間時間に読むことで、より集中して速く、深く読むことができる」という主張そのものは取り入れるとして、ビジネスパーソンとして比類なき存在になるための手段として読書を活用するのは放棄しようかと思う。その方が気が楽だしね。

    成毛氏は、文章に力があり過ぎてダメージを受けてしまうので、小説の類はほぼ読まないらしい。そうなると、西欧系のビジネスパーソンが教養として持っていると思われるシェイクスピアや、イギリスのジョークやウィットの下地とも言えるP.G.ウッドハウスなんかも読んでいないことになるのだろうが、それはそれで大丈夫なのか?と疑問を感じる。本人に質問できる機会は未来永劫来ないだろうが、聞いてみたいところ。


  • 私が、この本から受け取った筆者のメッセージ。

    『異なるジャンルの本を10冊並行して読むことが、豊富な知識と語彙力、理解力とコミュニーケーション力、そして集中力を高めることになる』
    ということ。

    著者の成毛さんは、ジャンルの異なる書籍を10冊ほど並行して読み進めている。
    成毛さん流の読書エピソードを知れば知るほど、いかに自分が今まで本に触れていなかったが分かる。ここ一年で本を読むようになったものの、そのジャンルは自己啓発本にかなり偏っていたことを知る。
    そもそも、どんなジャンルがあるのか…
    成毛さんの書評サイトHONZのサイトで見ると、
    「サイエンス、医学、心理、自然、生物、教養、雑学、アート、スポーツ、人物、社会、事件、事故、民族、歴史、ビジネス」こんなにある!!!
    自分の知っている領域なんて本当に小さいのだなと痛感する。
    自分の乏しい読書人生が恥ずかしく、惜しく思えてくる一方で、自分の知っている世界が狭すぎることを自覚できて、もっともっとたくさんの本に出会って知らない世界に出会いたいという欲が湧く。

    早速、成毛さんがお勧めする本を10冊オーダーしよう。

  • 『自分の価値は読書量で決まる』

    筆者も自覚しているが、まぁまぁな批判的思考をもっているのでたまにソウナノ?と感じる箇所もあったけれど、もっと幅広いジャンルの本を読もうと思うきっかけをくれた。

  • 他の人と違うことをしろ、そのためには人と違う本を読め、一生を働きアリで過ごすなという遊びのために生きる筆者の主張は面白く、取り上げる本にも気になるものが色々あった。しかし、こんな本を読んでも無駄、という否定的な紹介もあり、少しモヤモヤするものがあった。興味のある本はかなり増えたので、また探して読んでみたい。

  •  読書をして思考力や創造力を作り、仮説を立てることができるようになる。仮説を立てると全てのことが楽しくなると感じた。ただの働きアリのまま人生を終えるのか分岐点になる。最初は3冊から始めてジャンルの違う本を読み、脳を活性化させる。
    これから超並列多読術を使って人生を豊かにしたい。

  • 本を読むキッカケになった本。色んな本をたくさん読んで知識をつけよう。

  • タイトルについては、結局のところ「いつでもどこでも本を読む」ということ
    そのほかにも、
    ・ビジネス書を読んだり他の人と同じことをしていては「庶民」から脱することはできない
    ・他の人がしない自分だけの何かをしなければならない
    と書いてありますが、普通の凡人に過ぎない自分には難しい

    タイトルから期待した、いかに(著者のように)大量の本を読むのかなどは記載がなく、ちょっと期待外れ

  • 気持ちのいい位に、読書しない人をバッサリと切り捨てた物言いが、ある意味気持ち良いかも。
    40,50歳代では出遅れとも。書かれていたお勧め本は読んでみようと思います。

  • 読書するテンションあがるー。読むぜー

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著者プロフィール

HONZ代表

「2022年 『39歳からのシン教養』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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