- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838717422
感想・レビュー・書評
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日経新聞に連載されていたものをまとめた物.
連載当時は,最先端だった内容.書斎術や資料の整理術,デジタルツールの使い方など,目新しいものがたくさんあった.
久々に,読み返してみたら今でも通用するものが多く見られる.今の山根さんのデジタルのあり方に興味がある.こういった連載を再開してもらえないかなぁと感じた.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まだiPhoneが出る前のデジタルについて。
なんだかすごい遠い昔のような内容だ。 -
11027
03/14
『こんな時こそ落ち着いて読書・・・』
このたびの震災、幸いこちらはこれまでのところ無事であります。
電力が不足し、さかんに節電が言われています。こんなときはやっぱり、電気を使わない読書が一番ですね。
たまたまマガジンハウス刊『賢者のデジタル』(山根一眞著)という本を読んでました。
1997年から10年にわたり著者が新聞に連載したパソコンやネットについてのコラム集で、この間のデジタルをめぐる動向がリアルタイムで記録されています。
パソコンやその付属機器の性能がわずか数年で飛躍的にアップ、逆に価格は大幅ダウンしていく様子を読んでいくと思わず懐古感にひたってしまいそうです。
本書の後半に「大震災でのデジタル ○と×」という章が登場します。
著者は1995年の阪神大震災をはじめ、さまざまな災害現場へ取材にとびこんでいきました。
それはやがて関東を直撃するであろう巨大地震に備えてのものだったようです。
著者によれば阪神大震災当時、携帯電話はわずか4百万台程度しか普及していなかったそうです。
その後携帯やインターネットは生活に不可欠なものとなり、「携帯電話に緊急避難命令の機能を」という著者の提言も現実のものとなりました。
こうしたデジタル化はネット犯罪を助長したり、プライバシーが脅かされるなどマイナス面もたしかに持ち合わせています。しかし今回のような災害時には情報収集や安否の確認などに大きく役立っているのも事実です。
デジタル機器は確実に進化を遂げ、それを受け入れる社会のインフラも整ってきています。今回の災害もきっと乗り越えられるだろうと信じつつ、今はとりあえず読書で心を落ち着けている次第です…。
(本のある時間)
http://www.timewithbooks.com/volunteer_blog/blog/member/004/000001713.html -
160.初、並、カバスレ、帯付。
2010.4/19、津BF。 -
20100307読了
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「なぜアマゾンに行ってまでメールをするのか?」
これに対する回答に納得。
内容は、素晴らしきデジタル機器の日々といった感じ。
さすがは本業。基本の装備が半端じゃありません。
僕も旅行や出張へ行く時は、普段と同じ生活ができる装備をして行きますが、足元にも及ばない。
本書は日経新聞で連載されている「デジタルスパイス」の10年分から選りすぐりを集め、さらにそれに2007年現在でのコメントを付加したもの。
一昔前のネット接続代の高さ。
ハードディスクの容量の爆発的なアップ。
劣化しないという陰にあるデジタルの脆さ。
ここ10年での早過ぎる技術革新の表と裏を笑いながら振り返れます。
何となく、ビックカメラをフラフラするのが好きなあなたにうってつけの一冊!
と、ここまでは本書の宣伝ですが、この山根一眞という方はデジタルだけでは語れません。
科学、工業、被災地訪問に環境保護と、とにかく多岐に渡って活動をされてます。
モバイル片手に…いやいやモバイル詰め込み世界を飛び回り、その経験をアウトプットする。
その徹底的なこだわりと生き方に尊敬と憧れの念を抱きました。 -
デジタル機器のクロニクルとして読むには最適。日経新聞に掲載されてきただけあって、文章も比較的読みやすい。
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97−07年に連載のデジタル文具ツールのエッセイをまとめた。改めて振り返ると、驚異の進歩と過去の振り捨てにしみじみしてしまう。耐久性のふりした使い捨てこそがデジタル文化の弊害かもしれない。これを10年後に読んだら、どんな読後感を得るだろう。
瞬発力のネタをあえて振り返り、批評性を持たせた。 -
日経連載のデジタルスパイス集大成。気軽に読めて面白かったです。はい。
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おっさん向けデジタル事情解説本