カンボジア・僕の戦場日記

著者 :
  • めこん
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本棚登録 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839601287

作品紹介・あらすじ

岡村昭彦、沢田教一、一ノ瀬泰造に続く本格的な戦場カメラマンの登場です。97年〜98年のカンボジア内戦を最前線で2年間にわたって取材。無残に死んでいった兵士たちと市民の絶望と哀しみをリアルにとらえた59枚の写真と、死への恐怖を率直に綴った戦場日記は、読者を沈黙させます。

感想・レビュー・書評

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  • カンボジアはつい10年くらい前までは戦場だったのだ。
    同じカンボジア人同士で殺し合いをしていたのだ。
    たしかに学生時代はカンボジアには行けなかったからな。


  • 「マサ、しばらくプノンペンを離れない方がいいよ。そのうちきっと始まるから」

    1997年4月から1年間、カンボジアにおいて内戦を撮影・記録し続けてきた著者の集大成。内戦勃発から首都プノンペンやシェムリアップでの市街戦、ソム・ラオングやオスマイチなどタイ国境付近での局地戦、アンロン・ヴェンで投稿したポル・ポト兵や難民の話、そして1998年の総選挙実施までが日記形式で綴られており、写真ともども、尋常ではない臨場感を放つ一冊です。

    キャピトル・ゲストハウスをはじめ僕にとっても身近な場所がたくさん登場し、たった10年前のカンボジアで起きた悲劇を痛感します。

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著者プロフィール

1966年生まれ。名古屋市出身。高校中退後アメリカに渡る。中南米を放浪後、1992年から南米コロンビアの人権擁護団体と活動する。現在はバンコックを拠点にし、フォトジャーナリストとしてアジアの人権問題を追う。オンアジア・イメージス所属。
受賞歴
2004年 第5回上野彦馬賞(九州産業大学、毎日新聞社)
2004年 “ The River of Life” 国際写真コンペティション(世界保健機関)
2002年 “ The Photo fund 2002” International Fund for Documentary Photograph Fifty Crows Foundation

著書『カンボジア・僕の戦場日記』(めこん、1999年)
共著「ジャーナリズムの条件1」『職業としてのジャーナリスト』(筑紫哲也編、岩波書店、2005年)

「2005年 『絶望のなかのほほえみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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