冥談 (幽BOOKS)

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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840132350

感想・レビュー・書評

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  • 資料ID:W0156155
    請求記号:913.6||Ky 3
    配架場所:本館1F電動書架C

  • 「凮の橋」「先輩の話」あたりがおもしろかった。とくに怖くはなかったけれど。解釈を汲むのはすこしたのしい。......ちゃっちゃか読みすぎた。

  • 好:「凮の橋」「予感」

  • なんだかこわいことがあったようなきがするなあ。

    【評価】ふつう

    【3つのポイント】
    1.あんまり怖くない怪談集。
    2.軽く書いている。
    3.ふだんの中の小さな恐怖感を増大させたような話が多い。夜、鏡を見るとき、自分の後ろに他の人の顔が映ってたら怖いだろうなあと思う、そんな怖さ。

    【よかったとこ】適当な感じのところがいい。

    【いけないとこ】適当感を好めない人にはつらいかも。

    【読了日】2011年06月06日読了

  • 読みやすかった。
    怖くは無い。

  • 京極さんの怖い話、8つ。
    「庭のある家」「冬」「風の橋」「遠野物語より」「柿」「空き地の女」「予感」「先輩の話」
    なんだか聞いたことのあるような話なのに京極さんの語り口からぞわぞわする感じ。
    「冬」…目をあわせたくない
    「遠野物語より」…これ、坂口安吾も確か怖いって言ってたような気がする

    この本の書体がすてき。インクの色も淡紫。
    グロさはなく、ぞわっとくる感じです。

  • 独特の文章と雰囲気がやっぱり、「らしいなあ」と。京極氏の小説を読むのは久々でしたけど、作者ならではの薄気味悪さや怖さの出し方は健在でした。文章もだいぶ簡潔で読みやすかったです。
    けど、どうも前置きが長く感じてしまったのは…久しぶりだからかどうか?じわじわと怖さを攻めたててくる効果は確かにありましたが。

  • 人の頭の中に入ったみたいな気持ち悪さ。だんだんと見えてくる怖さがあると思いました。

  • 静かで仄暗く怪しい物語。怖がらせようとするホラーではない怪談。語りの物語。読み手の想像力の片隅を刺激します。ここでないどこか、いまでないいつか、はざまを行き交う声に導かれます。
    「庭のある家」がお気に入り。実に美しく怖い。この怖さはどこから来るのだろう。何とも言えぬ不安感をかき立てられます。そしてその不安感を煽る装丁も素晴らしい。手に取るだけで酩酊感を味わえます。

  • 図書館で見つけて読みました。装丁とか好きでしたが、内容はよくわからなかったなぁ。こういう話はどうもしっくりこないです。が、「風の橋」は好きでした。これくらい怖さを感じられるとわかるのだけど、後のはなかなか深く読み込めませんでした。

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著者プロフィール

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞、22年『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 破暁』『遠野物語Remix』『虚実妖怪百物語 序/破/急』 ほか多数。

「2023年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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