文庫 セレモニー黒真珠 (MF文庫 ダ・ヴィンチ み 3-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840142816

感想・レビュー・書評

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  • 葬儀屋さんの話。
    片平なぎささんのドラマのような事件は起きません。

  • 葬儀屋というなかなかない設定の本でしたが、さらっと読めて面白かったです。宮木さんの本は文章が読みやすくてすんなり入ってくる感じがします。
    好きな人の葬式と結婚式、出たくないのどっち?
    。。。思わず考えちゃいました。。。

    月刊おくやみの特集『全国美坊主図鑑』がものすごい見たいです。笑

  • 葬儀屋・セレモニー黒真珠を舞台にした短編。派遣社員・妹尾は元婚約者がもう長くないと知り、入院している病院と懇意の葬儀屋を調べ入社。幼少期から葬儀屋になるのが夢だった、変わり者メガネ男子・木崎。元ブライダルコーディネーターの経歴を持つベテラン社員・笹島。元恋人の結婚式を担当した後、転職。
    何も期待せずに読み始めたけど意外とよかった。1日で読み終わったし。
    カバーイラストがワカマツカオリさんなのもいい。内容に合っている雰囲気。

  • ラブコメちっくお仕事もの。
    宮木さんの官能描写がない本初めて読んだー。

    「風の塔」「官能と少女」を読んだ後だとちょっと軽くて物足りないかなあ…。
    もっと!もっとドロドロしたやつください!!って思う…。
    息がつまるほど濃厚な空気感が好きなのよねー。
    全然気がつかなかったけど、ちょっと中毒症状あるみたいだ。

    でも読み易くて面白かったです。
    妹尾さんかわゆい。
    木崎がナイス眼鏡すぎて恋に落ちそう。
    笹島さんが格好良すぎて惚れる。

    プロポーズから始まって盛り上がった直後に「このたびは本当にお悔やみ申し上げます」で始まる冒頭も好きだし、
    トランペットの練習曲に「笑点」を吹く女子高生にも笑った。
    夕方の河原で笑点かパズーのトランペットってすげーシュール(笑)

  • 面白くて一気に読んでしまいました。
    葬儀屋さんにスポットを当てていたので、葬儀屋の裏側とか知れたりして色々勉強になったりもしました。
    笹島さんがとにかく格好良い!

  • 笹島かっこえー!
    しかし葬儀屋さんを舞台にラブコメ書けるってすごいなー。しかも面白いんだもん。すごいなー。

  • 好きな人の葬式と結婚式、でたくないのはどっち?

    地域密着型の葬儀屋「セレモニー黒真珠」のお話。
    立ち振る舞い完璧なカッコイイ先輩笹田さん、
    葬式マニアでイケメン眼鏡の喪服が似合う木崎くん、
    全てをそつなくこなす新人派遣の美人妹尾さん、
    三人をメインに、葬儀屋の現場が描かれる。

    モノクロでどこか凛と静謐な舞台装置の中で
    それぞれのドラマが、業界の裏話的なエッセンスをちりばめながら描かれる。
    のだが、けっこうドロドロしていて、それが面白かった。
    みんなやさしくて、切なくて、ちょっとダメで、可愛い。

    できればシリーズ物にして最後の2話分みたいなお話をたくさん読んでみたい。

  • 自分の過去に因縁がある人との別れ、つまり葬式。その時自分は何を思うのだろうか。今はまだ想像がつかない。
    笹島も妹尾もいい女だし木崎も社長もイケメンだし何なのこの職場。お互いがお互いを叱りつつ支えつつのいい環境だなと思います。こんな職場で働いてみたい。格好良くて強い女性が見せるもろい部分には不謹慎ながらも愛おしいと思ってしまいました。今度は幸せな結婚ができますように。過去に別れを告げられますように。みんなに幸あれ。

  • おもしろい設定だなと思う。

    重いテーマで、どす黒い部分もあるのになぜか軽く読めてしまうなといった印象の小説。

    色々な人がいて、色々な在り方があって、生も死も有り様は色々なんだろう・・・。

  • ■悲しい過去、失った恋、弔うことのできない想い

    悲しいお別れを、やさしく見守ってくれるチーム葬儀屋。お葬式のご用命は、真心と信頼の旅立ち・セレモニー黒真珠まで――小さな町の葬儀屋「セレモニー黒真珠」を舞台に、シッカリしすぎなアラサー女子・笹島、喪服が異常に似合う銀縁メガネ男子・木崎、どこかワケあり気な新人ハケン女子・妹尾の3人が織り成す、ドラマティック+ハートウォーミングストーリー。連作短編全6作品を収録。解説は小説家の南綾子。『花宵道中』宮木あや子流ラブコメは、スッキリ笑えてじんわり泣ける!

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著者プロフィール

1976年神奈川県生まれ。2006年『花宵道中』で女による女のためのR-18文学賞の大賞と読者賞をW受賞しデビュー。『白蝶花』『雨の塔』『セレモニー黒真珠』『野良女』『校閲ガール』シリーズ等著書多数。

「2023年 『百合小説コレクション wiz』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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