ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 75
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840212502

感想・レビュー・書評

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  • これも発売当時に読んだからかなり前に読んだ作品です。
    アイスクリームが食べたくなるお話。
    自分の中ではわりかし恋愛要素が高い内容だと思っている。そこが好きなんだけどもー
    最後はちょっと寂しい、かな?

    ホントこの方の描く文章ってストレスフリーというのか、通常であればエロかったりグロかったりする表現もそんなに酷く感じずスルっと脳に入り込んでいくから好き。

  • ブギーポップシリーズの中で一番好きな話です。
    人の痛みを感じ取ることが出来て、それをアイスで消してしまう能力を持った男の人のお話。
    読むと、なぜか切なくなります。

  • この小説を読んで、初めてチョコミントアイスというのを試みました。人工的でグロテスクなイメージとは異なり、他のどのアイスよりずっと舌を涼しくしてくれました。この小説の中の、緑色で純朴な怪人のイメージにあまりにもぴったりで、上遠野氏のモチーフを選ぶセンスがまぶしかったです。

  • 読後感が独特で寂しい印象だったことを覚えている気がする本

  • 2012 7/27再読。自宅蔵書。
    ブギーポップシリーズの中でも一番読み返した回数が多いであろう作品。
    最近、読んでなかったな・・・と思いふと読み返した。

    「昔のブギーはやたら面白かったよなあ」という感想が、懐古厨的なものであって自分が老害になっているだけかなと思うこともあったのだけど、あらためて読んでもやっぱこの頃の上遠野浩平は半端無く面白い。
    能力者とか設定過多とか、厨二病的な部分は大きいのにその後のラノベと一線を画した感じがするのは、作者に何か伝えたいものとか「もっとこうだろう」みたいなものがあって、それを純文学的な表現でなく荒唐無稽な設定を使いながらやっている、って感じがあるからだろうか。
    この時代のブギーのポストポジションってラノベ界隈がでかくなっても全然ないよなあ・・・それとも自分が見えてないだけなんだろうか。

  • 他人の痛みがわかり、それを甘いアイスで忘れさせていた合成人間の話。

    喜んでもらうことを善意で行い、結果的にそれが世界の敵になる形。
    ブギーポップに世界の敵と認識されながら、世界の敵として葬られないラストがいいな

  • ブギーポップシリーズの中で二番目に好きな本です。
    事故後、十助が失踪した時点で終わることもできたかもしれない。でも、その後のストーリーがイイ!

  • ノトーリアスICE=ペパーミントの魔術師=軌川十助。彼が作ったアイスクリームを食べた人は、痛みを忘れる。統和機構が彼を監視するACT1 the tender。姿を消した彼を統和機構が捜索するACT2 the seeker。楠木玲の下へ十助が跳んでかけつけるACT3 the hopper。
    意外な人が実は・・・というパターンで、楽しく読めた。

  • ブギーポップで一番印象的な話。
    自分の真剣さと同じようなものを、消費する他人が同等に返してくれるわけではないし、それは消費の物事に関わらずなんだけども、それでもやっぱりまぁ、何か救いのようなものは期待するし欲しくなるよなぁ、と。

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著者プロフィール

第4回電撃ゲーム小説大賞〈大賞〉受賞。『ブギーポップは笑わない』ほかシリーズ著作多数。

「2019年 『ブギーポップ・オールマイティ ディジーがリジーを想うとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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