半分の月がのぼる空〈8〉another side of the moon-last quarter (電撃文庫)
- アスキー・メディアワークス (2006年8月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840235198
感想・レビュー・書評
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前の7巻同様、番外編にあたる。ただ7巻とまたがっている話もあるので、純粋にこの本単体で番外編、というものでもないようだ。
この作品のファンのための読者サービス的な一冊だ。
ベタなラブコメ。
有川浩のラブコメは好きだけど、橋本紡のはダメだった。もう、完全に食傷気味。勘弁して欲しい。
青すぎて、自意識がべたべたにだだ漏れていて、20代も半ばをとっくに過ぎた汚れた自分にはキツい。(意地で最終巻まで読んだ自分をアホだと思う)
あとがきを読んでいて、『ひかりをすくう』など、成人向けの単行本と並行して出版していることがわかっておどろいた。あの作品らと同時進行なのかこれ!
勝手に、ライトノベルから単行本、とだいぶ期間をおいて移行しているのだと思っていた。だから、作風が少し違って、単行本の雰囲気は好みでもライトノベルは拒絶反応が出てしまうのかと考えていたけど、そうではないらしい。
単行本でもツメの甘さとかモチーフの安易さだとか現実認識の薄さみたいなのが覗くところのある著者だけど、ライトノベルとそうでないものの格差がここまで大きいってすごいな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
半分の月の最終巻です。
終わり方は中途半端なのですが、里香が憧れていた「結婚式」ができてよかったと思います。
表紙のウェディングドレスを着た里香がとても綺麗だと思います。
また、中にある真紅のドレスを着た里香も見物です。
これで最終なのが惜しいのですが、里香と裕一・・・
どうかお幸せに。です。 -
ついに最終巻です。
7巻の続き(後編?)もあり、
やっぱり面白いです。
ラストがハッピーエンドで良かった・・・! -
1・2巻の主人公の暗いところをループしているような心理描写から、ついにここまでっ!
私は6・7巻あたりが一番好きですねー。 -
当地がモデルになっていると聞いていたので図書館で予約しました。
ネットで調べたらこのような表紙。
てっきりコミックだと思って1巻〜8巻まで借りてしまいました。
早速読み始めました、4〜5ページまでコミックのイラスト、
その後・・・・・・・・・・・小説でした。
はい、確かに「ライトノベル」と表記がありました。
小説、いくら「ライト」とはいえ2週間で8冊は忙しかったです。
睡眠時間削りましたよ!
でも地元がモデルになっているのでとてもおもしろかったです。
地元民しかわからないような地名、駅、名所、食べ物、商店とかがでてくるのです。
ついつい高校生に戻ったつもりで(青春小説ですから)一気に読んでしまいました。
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ついに「半月」最終巻です…!!
裕一と里香の短編後半、裕一の短編、
若葉病院での短編、里香の短編収録です!
ラストもとっても良かったです!
これで終わりと思うと寂しいですが、この本に出会えて本当に良かったですv -
ハッピーエンドで良かったです。
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7巻と8巻は短編集です。(7巻と8巻の感想をまとめて書いてます)時系列的には本編の合間を埋めるものや、本編よりも以前の話です。7巻と8巻にまたがって載っている『雨 fandango(前編)(後編)』が唯一本編のラストとだいたい同じ時系列と言えるかな?そのほかに7巻は『気持ちの置き場所』『君は猫缶を食えるかい?』『金色の思い出』、8巻は『dragonfly』『市立若葉病院猥画騒動顛末記』『as the summer goes by』が収録されています。ばかばかしいような、『君は猫缶を食えるかい?』や、『市立若葉病院猥画騒動顛末記』なんかもあって、肩の力を抜いて読めます。本編は6冊できちんと終わってるので、これを読まなくても問題はないですが、もったいないのでここまで読んだ方がいいですよ〜。
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文化祭の2日目。体育館の舞台では、演劇部長に急遽スカウトされた秋庭里香が主役として舞台に立っていた。
里香の主治医・夏目吾郎や看護婦の谷崎亜希子が客席から見守っていると、謎の乱入者が現れ!?
番外編を含む4つの物語を収録した珠玉の短編集。
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シリーズ最終巻。本当にこの物語が終わり。
最後の最後まで本当に心温まる作品でした。
まぎれもなく、俺の中の電撃文庫の傑作に入る。
アニメは別としても、実写化はどうよと思う。この作品に対する思い入れはかなりあるので、汚されたくない。
何をともあれ、最終巻。橋本紡さんの新巻を、首を長くして待ちたいです。